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三井住友銀行は、銀行業の高い公共性を認識し、本業での活動を通じて社会の発展へ貢献することが重要と考えます。
一方で、日常業務を通じた社会への貢献に加え、豊かな社会を実現するための『良き企業市民』としての活動も欠かせないと考えています。
そこで我々は、『良き企業市民』としての役割を認識し、豊かで持続可能な社会の実現を目指し、福祉活動、地域・国際社会支援、文化・芸術・教育支援、そして環境活動を積極的に行うため、銀行自ら活動を企画・実施するとともに、社員のボランティア活動も支援しています。
作家、倉本聰氏が主宰する富良野自然塾は、閉鎖されたゴルフ場に2006年春から植樹をして元の森に還す「自然返還事業」と、そのフィールドを使った「環境教育プログラム」を行っています。一連のプログラムでは、北海道富良野の大自然のフィールドの中で五感を鍛えることを通じて、地球環境について考えることを目的とします。
プログラムの大きな柱として「植樹」があり、参加者には、地球環境問題の原点を五感を通じて体感し、木を植えることの重要性を理解していただいた上で、植樹を行っています。
これまでに約18,000名が体験し、植樹本数は4万本に及んでおり、その数は年々増え続けています。
人間にとっての必需品とは何なのでしょうか。
食もそうですし、衣も住もそうでしょう。
でも、それ以前にもっと最重要なものは、空気と水です。
この二つの重要性を、あまりにも身近で当り前すぎる為、僕らは普段忘れてしまっています。
では、その空気と水を供給してくれているものは何か?
それは森です。それも森の葉っぱです。
しかし人類は、森を見るとき、木材になる幹ばかりを見て葉を見ることを
忘れていました。
平成17年、富良野プリンスホテルゴルフコースが閉鎖されると聞き、そこを昔の森に還してはどうかと提案し快諾を得ることが出来ました。
およそ35ヘクタールを森に還すのは大変な作業ですし遠大な時間がかかります。
しかし、僕らが森を作るのは、決して木材が欲しいからではありません。
木材ではなく、木の葉っぱを多く作りたいから森を作りたいわけです。
葉っぱは、空気の清浄化・・つまり、酸素を沢山出してくれます。
我々が吸ってる酸素は、この木の葉っぱが作ってくれているんです。
それから、水を貯水し調整してくれてるのも全部葉っぱの役目だからです。
多分このコースが森に還った姿を、僕らは生きて見ることは出来ないでしょう。
しかし、だからこそこの事業を未来につなげていかなければならないと思っています。
三井住友銀行(SMBC)のご協力によって、僕らはこのプロジェクトを進行させています。
三井住友銀行と倉本聰氏とは、これまで主に「環境」をテーマにした様々な活動を通じて協力関係を築いてきました。
そして、2006年からは『SMBC 環境教育プログラム NPO法人C・C・C富良野自然塾』として、三井住友銀行は当塾の活動を本格的に支援しています。
その支援の一環として毎年、三井住友フィナンシャルグループの社員有志による『富良野自然塾体験』を通じた『植樹』を行ったり、教員を目指す若者に向けた『大学環境プログラム』へ協賛したりと支援活動を積極的に行っています。