事例紹介
三井住友銀行は、世界各国における多くの排出権プロジェクトの紹介を行っております。それらのプロジェクトによって温室効果ガスが削減され、地球温暖化防止に貢献していくものです。また、バガス発電、小規模水力発電など中・小規模ながら複数のプロジェクトを支援することで、京都議定書の精神でもある「開発途上国の持続的発展」に寄与すると考えています。
三井住友銀行がこれまでに扱っております以下にご紹介するプロジェクトは、国連からCDMプロジェクトとして承認され、既に排出権が発行されています。
1. ブラジル / バガス・コジェネレーション発電プロジェクト
ブラジル ビオエネルジア・コジェラドラプロジェクト
プロジェクト概要
再生可能な燃料であるバガス(サトウキビの搾りかす)を使った発電によりブラジルの南東地域へ電力を供給し、化石燃料を使った発電を代替することにより二酸化炭素の排出削減を行っている。
- (注)本プロジェクトのプロジェクト設計書(Project Design Document(PDD))より三井住友銀行が抄訳
2. ブラジル / 小規模水力発電プロジェクト
ブラジル BT ジェラドラ・デ・エネルジア・エレトリカ-フェハドゥーラ小規模水力発電所プロジェクト
プロジェクト概要
再生可能エネルギーである小規模水力発電によりブラジルの南部地域へ電力を供給し、化石燃料を使った発電を代替することにより二酸化炭素の排出削減を行っている。
- (注)本プロジェクトのプロジェクト設計書(Project Design Document(PDD))より三井住友銀行が抄訳
3.インド / 風力発電プロジェクト
インド タミルナドゥNewsprint and Paper社による6.75MW規模の風力発電プロジェクト
プロジェクト概要
風力という持続可能な方法による発電によりインドの南部地域へ電力を供給し、化石燃料を使った発電を代替することにより二酸化炭素の排出削減を行っている。
- (注)本プロジェクトのプロジェクト設計書(Project Design Document(PDD))より三井住友銀行が抄訳
4. 2007年度サステイナブル・バンキング賞受賞
ブラジル三井住友銀行は上記取引に関し、世界の排出権取引市場においてブラジルの中小プロジェクトによる排出権取引を可能にし温暖化ガスの削減に寄与することなどが評価され、英フィナンシャルタイムズ(FT)と国際金融公社(IFC)が実施する2007年度のサステイナブル・バンキング賞にノミネートされ、runner-upとして受賞をしています。