三井住友ファイナンス&リース株式会社
プロジェクト概要
当社は、株式会社三井住友フィナンシャルグループと住友商事株式会社が50%ずつ出資する両社の持分法適用関連会社で、「幅広い金融機能を持つ事業会社」の強みを追求し、金融サービスをはじめとした付加価値の高いサービスを提供しています。
当社は経営理念・経営方針を示す「SMFL Way」のOur Vision(私たちの目指す姿)の一つに「SDGs経営で未来に選ばれる企業」を掲げ、「環境」「次世代」「コミュニティ」「働きがい」の4つを重点課題(マテリアリティ)に設定し、SDGsの17の目標のうち8つを注力項目としています。
SDGs推進の一環として取り組む以下のプロジェクトを対象に、サステナビリティシンジケートローンによる資金調達を実施しました。
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- 1再生可能エネルギー
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- SMFLみらいパートナーズ株式会社(当社の戦略子会社、以下「SMFLみらいパートナーズ」)が茨城県・岩手県・熊本県に所有または投資する太陽光発電事業
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- 2グリーンビルディング
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- SMFLみらいパートナーズが展開するグリーンビルディング「NEWNO自由が丘」「NEWNO名古屋駅西」に関わる事業
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- 3サテライトオフィスサービス
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- SMFLみらいパートナーズが株式会社ザイマックスとの協働により推進するサテライトオフィスサービス「ZXY(ジザイ)」事業
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プロジェクトの社会的意義
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- 1再生可能エネルギー
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- 太陽光発電事業の推進により、温室効果ガス排出削減に寄与します。
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- 2グリーンビルディング
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- SMFLみらいパートナーズは、不動産ブランド「NEWNO」による賃貸不動産事業を通じて、環境と働く人の健康に配慮し快適性に優れた不動産開発を行っています。「NEWNO自由が丘」では災害発生時における保存食などの提供、「NEWNO名古屋駅西」では消火器・トイレ・AEDなどの提供により、地域防災への協力活動に取り組んでいます。
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- 3サテライトオフィスサービス
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- 「ZXY」は、法人向けの会員制サテライトオフィスサービスとして、現在首都圏の都心部・郊外を中心に301拠点(2023年12月1日現在)を展開しています。セキュリティに配慮したファシリティが設けられており、個人ワークに適したワークプレイスとして、座席の多くが個室であることが特徴です。仕事の種類や働く人の事情に合わせた多様な働き方が可能な社会の実現に貢献しています。
評価結果
当社は、2023年3月に策定したサステナブルファイナンスフレームワークに基づき、サステナビリティシンジケートローンによる資金調達を行いました。
同フレームワーク策定に際し、株式会社日本格付研究所より最上位評価である「SU1(F)」を取得しています。
https://www.smfl.co.jp/future/environment/sustainable-finance/
今後の取り組み方について
当社は、社長を委員長とする「SDGs推進委員会」を設置し、全部門から委員が参加しています。持続可能な社会の実現に向けて、SDGs経営の取組方針の策定、必要な諸施策の協議および推進を行っています。
「環境」「次世代」「コミュニティ」「働きがい」の各分野で施策を実施してきましたが、今後も一層推進していきます。
「環境」においては、中長期環境目標に掲げる当社グループの脱炭素化、およびサステナブル関連ビジネスを通じたお客さまの脱炭素化支援をはじめとする社会課題解決に取り組んでいきます。
サーキュラーエコノミーに関する取り組みも、中期経営計画の柱の一つです。リース会社としてのモノへの知見・ノウハウを活用し、パートナーとの協働により、サーキュラーエコノミーの実現に積極的に貢献していきます。
「次世代」「コミュニティ」「働きがい」の各分野における取り組み、更には、「貧困・教育問題への支援」「金融経済教育」など、事業を離れた社会課題の解決にも取り組んでいきます。
これらに加えて、昨今、ますます重要となっている人権の尊重についても、対応を強化していきます。当社は、2023年5月に「SMFLグループ人権方針」を制定しました。今後、同方針のもとで、人権デューデリジェンスを行っていきます。
多岐にわたるサステナビリティの取り組みによりSDGs経営を推進し、社会課題の解決を通じて、当社自身の成長も目指していきます。