グリーン/ソーシャル/サステナビリティローンプロジェクト紹介

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KDX不動産投資法人

7:エネルギーをみんなにそしてクリーンに 11:住み続けられるまちづくりを 13:気候変動に具体的な対策を

プロジェクト概要

本投資法人は、2023年11月に、ケネディクス・オフィス投資法人を存続投資法人として、ケネディクス・レジデンシャル・ネクスト投資法人及びケネディクス商業リート投資法人を吸収合併し、投資対象セクターを拡大し、様々なアセットタイプを投資対象とする総合型リートとなり、投資法人名を「KDX不動産投資法人」へ変更しています。本投資法人は上場来、ESG(Environment:環境、Social:社会、Governance:ガバナンス)に対して積極的に取り組んでおり、企業の社会的責任としてサステナビリティの向上に取り組むことを重要な経営課題と位置付けています。また、環境負荷の低減やステークホルダーとの連携・協働等、持続可能な社会の実現を目指したサステナビリティの向上に努めています。
今般、本投資法人のサステナビリティへの取組みを一層強化するため、環境認証取得済み物件を取得した際に調達した資金のリファイナンスを目的としてグリーンローンを調達しました。

プロジェクトの社会的意義

本投資法人が制定しているグリーンファイナンス・フレームワークでは、グリーンローンで調達された資金は、以下の適格クライテリアを満たすグリーン適格資産の取得資金、もしくは同取得資金のリファイナンスに充当するものと定め、適格クライテリアを@DBJ Green Building認証における3つ星以上、ACASBEE不動産評価認証におけるB+ランク以上、BBELS評価における3つ星以上のいずれかを取得済もしくは今後取得予定の物件と定めています。今回ファイナンスの対象となる資金は、上述の適格クライテリアを満たす「リバーシティ21 イーストタワーズU」を取得した際の資金です。本物件では、コジェネレーション設備(東京ガスヒーツシステム)により、共用部への電力供給と住戸への熱エネルギー(温水)供給を行っている点、また建築基準法の1.5倍以上の耐震性能を有する点、並びにゴミ圧縮機械を建物内に設置し、ゴミの減容化を行っている点等が優れた取組みとして評価され、CASBEE不動産評価において最上位のSランクを取得しています。本投資法人においては、グリーンファイナンスにより調達した資金を活用し、環境改善効果の高いと考えられる一定の適格クライテリアを満たす資産を取得し、積極的に活用することで、地域コミュニティの活性化や社会インフラの整備への貢献を目指しています。

評価結果

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株式会社日本格付研究所(JCR)より、「JCRグリーンファイナンス・フレームワーク評価」の最上位評価である「Green 1 (F)」を取得しています。

今後の取り組み方について

本投資法人は、総合型リートとして、350物件を超える安定したポートフォリオを構築し、上述の適格クライテリアを満たす物件も約6割(延床面積ベース)保有しています。今後とも、保有物件の環境・省エネ対応やエネルギー利用の効率化とサステナビリティへの取組みの推進に加え、環境に配慮した良質な物件を継続的に取得していく方針です。

お客さまの声

本投資法人及び本投資法人が資産の運用を委託するケネディクス不動産投資顧問株式会社は、不動産の投資運用における環境、社会、ガバナンス(ESG)配慮の重要性を認識し、企業の社会的責任として持続可能な社会の実現を目指したサステナビリティの向上を重要な経営課題の一つと位置付けており、「サステナビリティ方針」や「環境方針」を定め、環境負荷の低減やステークホルダーとの連携・協働などに努めています。
特に環境配慮への取組みの一環として、GRESB (Global Real Estate Sustainability Benchmark) リアルエステイト評価にはJ-REITの中でもいち早く参加をし、2023年度評価において12年連続で「Green Star」の評価を取得する等、外部評価機関による環境認証・評価を複数取得することで、グリーンビル化の推進に積極的に取り組んでいます。
また、本投資法人及びケネディクス不動産投資顧問株式会社を取り巻くステークホルダーの一つである、保有物件のテナントや入居者に対して、引続き顧客満足度調の定期実施を行い、満足度重視の資産運用・物件管理に取り組みながら、投資主の皆様の中長期的な収益の向上に寄与するよう効果的な運用を進めてまいります。
本投資法人は、今後も国内最大級の投資法人としての社会的責任を強く意識し、サステナビリティへの取組みにおけるリーディングカンパニーを目指してまいります。

KDX不動産投資法人
執行役員 桃井 洋聡 様