ストラクチャード・ファイナンス
コンセプト
法人のお客さまの、主としてバランスシート戦略に対し、数多くの実績と定評ある商品開発力を駆使して、幅広いソリューション手法をご提供してまいります。
最近の傾向
大企業・上場企業の事業法人のバランスシート戦略では、「選択と集中」、「有利子負債の圧縮」、「株主価値の最大化」といった新しいミッションのもと、
- (1)資産や戦略事業の切り離し
- (2)保有から使用への資産運営の転換
- (3)資産や事業の価値変動に左右されにくいバランスシート作り
といった観点から様々な具体的取組が行われています。三井住友銀行は、お客さまの個別ニーズに応じた「テーラーメイド」のプロダクツをご提案いたしてまいります。
代表的なスキーム
従来はご自分のバランスシートで保有・運営されていた資産や事業、またこれから取得される資産や事業について、自らのバランスシートで全て抱えるのではなく、種類の異なる金融商品として分化させ、それぞれのリスク・リターンに応じて金融機関や投資家に資金提供を繋ぐ、新しい金融仲介機能です(下図)。
- *SPC:特定の資産を保有し、特定の事業だけを行う会社を指します。 特別目的会社と訳されます。(Special Purpose Company)
- *C/F:キャッシュフロー(Cash Flow)
上記コンセプトに基づいた事例のご紹介
不動産の流動化ファイナンス
企業(お客さま)保有の不動産(事業用不動産・賃貸用不動産等)をSPC(資産の受皿会社)に譲渡し、売却と同等の経済効果を得る手法。企業が売却資産を借り受けて引き続き使用(賃借)されるケースも見られます。
MBO/LBO/DIPファイナンス
- LBO
- :企業(お客さま)が他企業又は他企業の一部事業を買収なさる際の買収資金をご融資する方法です。( Leveraged Buyout )
- MBO
- :上記のLBO手法を使って子会社の経営陣の方々が親会社から独立なさる際の所要資金をご融資する手法です。( Management Buyout )
- DIPファイナンス
- :会社更生法・民事再生手続下の企業(お客様)に所要資金をご融資する方法です。(Debtor In Possession)
債権流動化
売掛債権流動化(ABCPスキーム)のしくみについて、くわしくはこちらをご覧ください。
- *ABCP:Asset-Backed Commercial Paper
くわしくはお取引店にご相談ください。