あとちょっとで30歳かと思うと何となく不安でさ
じゃあまずは給与明細をチェックしてみるのはどう?
お金の不安を解決するには今の収支を知るところから!
国民年金は日本に住んでいる20歳以上60歳未満のすべての人が加入する制度、厚生年金は会社などに勤務している人が加入する制度だよ
社会保障の観点から国が行うのが公的年金なのに対して、公的年金の給付を上乗せの給付を保障するのが私的年金

給料日に振込額をチェックしても、給与明細はじっくり見たことがない……。そんな方も案外いらっしゃるのではないでしょうか? 将来も含めて、お金について考えるならばまず現状の収入を把握することが大切です。特に会社員の方は税金や社会保険料は天引き、給料は銀行振込ということで、実際の額を正確に知らないという人も多いかもしれません。

今回は給与明細の支給額の考え方と、そこから控除される税金や年金について説明しました。税金や年金の仕組みは、今後の働き方やマネープランを考える上で知っておきたいポイントです。
iDeCo(個人型確定拠出年金)や生命保険料の所得控除など、引かれる税金の負担を減らすことができる制度もあります。自分の支給額や控除額をチェックし、これらの減税制度の活用も検討してみてはいかがでしょうか。

▼税軽減シミュレーションをやってみよう!

メリットを確認!税軽減シミュレーション:三井住友銀行

▼年金の種類についてもっとくわしく知りたい方へ

年金の種類〜図解で早わかり! 年金の種類はどのようなものがある?〜

▼iDeCo(個人型確定拠出年金)の所得控除とは?

iDeCo(イデコ)は年末調整が必要? 所得控除を受けるといくら戻るのかを解説

▼将来のマネープランを5分で診断!

ミライのお金が、「みえる」「わかる」オーダーメードのマネープランニング

次回は、「貯蓄はどのくらい必要? 20代の今、資産運用を始めるべき理由」についてお届けします。

20代は預貯金だけで大丈夫? 〜将来を見すえ、資産運用について考えよう〜

作画監督:深森あき

  • 2023年1月現在の情報です。今後、変更されることもありますのでご留意ください。
深野 康彦(ふかの やすひこ)

深野 康彦(ふかの やすひこ)

大学卒業後、クレジット会社を経て独立系FP会社に入社。FP業界歴34年(2022年4月現在)を誇る。金融資産運用設計を研鑽して1996年に独立。現在の有限会社ファイナンシャルリサーチは2006年に設立(起業2社目)。さまざまなメディアやセミナーを通じて、資産運用のほか、住宅ローンや生命保険、あるいは税金や年金などのお金周り全般についての相談業務や啓蒙を幅広く行っている。日本経済新聞夕刊「投信番付」のほか連載多数。新聞・マネー雑誌、経済誌などへの執筆・取材協力および金融商品などのデータ提供を行いながら、テレビ、ラジオにも多数出演している。

シリーズの記事一覧を見る

関連記事

iDeCo,つみたてNISA,会社員,家計,年金,結婚