クレジットカードのポイント還元率って?

クレジットカードのポイント還元率とは、クレジットカードの利用額に応じて還元されるポイントの割合のことです。一般的にクレジットカードを利用すると決済額に応じてポイントが還元されますが、クレジットカードの種類ごとに「○円の利用で1ポイント付与」というように、1ポイント獲得するために必要な利用額が決められています。いくつかポイント還元例を見てみましょう。

ポイント還元率の計算方法

同じ利用金額でも、還元率の高いカードを使うほうがより多くのポイントを得られます。つまり、ポイント還元率の高いクレジットカードを賢く使えば無理して出費を増やさなくても、普段の利用で多くのポイントを貯められるのです。

ポイントの還元率が高いクレジットカードでお買い物をお得に!

ポイントの利用方法はクレジットカード会社によっても異なります。なかには、ポイントを現金のように買い物に利用できるカードもあります。

Oliveフレキシブルペイの4つの機能

三井住友銀行から提供しているデジタル口座のOliveフレキシブルペイは、キャッシュカード、デビットカード、クレジットカード、ポイント払いの機能が一体化したオールインワンカードです。Oliveフレキシブルペイなら、利用に応じてVポイントが貯まり、貯まったポイントを1ポイント=1円としてVisa加盟店での支払いに利用できます。昨今、物価上昇により収支バランスが崩れやすくなったり、将来に向けた資産形成の必要性が増したりしてきています。このような状況では、できるだけ現金の代わりにポイントで買い物ができるようになれば、家計の助けになるでしょう。ポイント還元率の高いクレジットカードを利用することで、効率的にポイントが貯まります。

クレジットカードのポイントを賢く貯める方法

ポイント還元率の高いクレジットカードを選んだら、さまざまな工夫でポイントを効率よく貯めていきましょう。例えば以下のような方法もおすすめです。

日常生活の支払いをクレジットカード払いにする

日常生活のなかで発生するスーパーやコンビニでの買い物は、現金ではなくクレジットカードで決済しましょう。仮に、スーパーなどでの食料品や日用品の買い物で月々8万円程度の支出があるとします。還元率が0.5%のクレジットカードで支払えば、1ヵ月当たり400ポイントが貯まる計算です。毎月継続することでポイントがどんどん増えていきます。日常的な支出をなるべくクレジットカードで決済すれば、ポイントを着実に貯められるでしょう。

固定費や大きなお買い物をクレジットカード払いにする

最近では、家賃や水道光熱費、スマートフォンの料金などの固定費もクレジットカード決済できるものが増えています。毎月発生する支出をクレジットカード払いにすれば、ポイントも貯まりやすくなります。

毎月一定額の投資信託を購入し、クレジットカードで決済するクレカ積立を利用するのもおすすめです。資産形成をしながら効率的にポイント還元が受けられます。また、家電など高額な買い物の際にもクレジットカードで決済すれば、得られるポイントも大きくなります。ただし、固定費や日常的な買い物、臨時の大きな買い物などで月々の決済額が大きくなることも考えられます。クレジットカードの利用限度枠を超過しないよう、利用額の管理にも注意が必要です。

キャンペーン情報をチェックする

クレジットカード会社によっては、期間限定のポイントアップキャンペーンを実施している場合があります。このようなキャンペーン期間中は、普段よりもポイント還元率が上がったり、一定数のポイントを追加で付与されたりすることがあるため上手に活用しましょう。また、新しくポイント対象店舗が追加されることもあります。クレジットカード会社の最新情報をこまめにチェックするようにしましょう。お得なキャンペーンを上手に活用すれば、ポイントをより効率的に貯められます。

キャッシュレス決済と組み合わせる

バーコード決済や電子マネーなど、クレジットカード以外の決済を利用する際にもクレジットカードの登録をおすすめします。これにより、キャッシュレス決済を使った際にも、クレジットカードで決済がされて、その分のポイントが貯まります。

ポイント還元率の高いクレジットカードを選ぶ際のポイント

ポイント還元率の高いクレジットカードを選ぶ際は、以下の点も意識しましょう。

還元率の高いクレジットカードを選ぶ3つのポイント

年会費とポイント還元率

ポイント還元率が高くても、クレジットカードの年会費が高額であれば、実質的な還元率が低下する可能性があります。場合によっては、年会費のほうが高くつき、差し引きでマイナスになることも考えられます。年会費を考慮したうえで、ポイント還元率を確認することが大切です。

ポイントを使用・交換できる対象

せっかくポイントを貯めても、自分に適した使い道がなければ有効活用できません。そのため、ポイントをどのように使えるのか、あらかじめ確認しておくことが大切です。

SMBCグループ各社の利用で貯まるVポイントの場合、以下のような使い道があります。

  • SMBCダイレクトの振込手数料割引
  • SBI証券の投資信託の買付
  • ネットショップや店舗での買い物
  • クレジットカードの支払い金額に充当
  • 景品交換
  • 他社ポイントへの移行

三井住友銀行の提供しているOliveフレキシブルペイを使えば、ポイント払いモードでVisa加盟店での買い物の支払いにVポイントを利用できます。

ポイントの有効期限

ポイントには有効期限が設定されている場合があります。有効期限を過ぎてしまうと、せっかく貯めたポイントが失効してしまうので、ポイントに有効期限があるかどうかを確認しておきましょう。有効期限がある場合は、いつまでにポイントを使えばよいのかをしっかりと把握し、期限内に計画的にポイントを活用することが大切です。

OliveのVポイントアッププログラム

最後に、三井住友銀行の提供しているOliveのVポイントアッププログラムを紹介します。Vポイントアッププログラムとは、SMBCグループの各社サービスの利用状況に応じて、ポイント還元率が最大20%になるサービスです。例えば、Oliveフレキシブルペイのクレジットカードモードで、対象のコンビニや飲食店でスマートフォンのタッチ決済をすると、通常の還元率0.5%に6.5%がプラスされ、還元率が7.0%に上がります。他にも、家族の登録やOliveアカウントの契約・アプリログインなども還元率アップの対象となり、さまざまな条件を満たすことで、どんどん還元率が上がる仕組みになっています。Vポイントアッププログラムを利用するには、対象となる三井住友カードに申し込み、SMBC IDを登録する必要があります。

まとめ

クレジットカードのポイント還元率は、クレジットカードの利用額に応じて還元されるポイントの割合です。ポイント還元率が高いほど、より多くのポイントが貯まります。貯まったポイントを日常の買い物、資産運用などに使えると家計負担が軽減されます。ポイント還元率が高く、使い道が充実したクレジットカードを賢く活用し、効率的にポイントを貯めて活用しましょう。

三井住友銀行が提供しているデジタル口座のOliveフレキシブルペイは、キャッシュカード機能とデビットカード、クレジットカード、ポイント払いが一体化したオールインワンカードです。ポイントを貯めやすく、使いやすいのが大きな特徴です。Vポイントアッププログラムによって、ポイント還元率を最大20%まで引き上げられます。ポイントを賢く貯めたい方におすすめのカードです。ぜひOliveアカウントのお申し込みから始めてください。

  • 2024年7月現在の情報です。今後、変更されることもありますのでご留意ください。

續恵美子

ファイナンシャルプランナー(CFP®、ファイナンシャル・プランニング技能士)
生命保険会社にて15年勤務したあと、ファイナンシャルプランナーとしての独立を目指して退職。その後、縁があり南フランスに移住。夢と仕事とお金の良好な関係を保つことの厳しさを自ら体験。
渡仏後は2年間の自己投資期間を取り、地元の大学で経営学修士号を取得。地元企業で約7年半の会社員生活を送ったあと、フリーランスとして念願のファイナンシャルプランナーに。生きるうえで大切な夢とお金について伝えることをミッションとして、マネー記事の執筆や家計相談などで活動中。

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