クレジットカードの暗証番号を忘れた！暗証番号の確認・変更方法を紹介

クレジットカードの暗証番号ってなに？

クレジットカードの暗証番号は通常、4桁の数字で構成され、カード申し込み時に設定します。

暗証番号は、ショッピングやキャッシングなどのカード利用時にカードの所有者であることを証明する役割を果たす、つまりセキュリティ対策の1つです。

ICチップ搭載カードの登場により、従来の署名に代わって暗証番号入力が一般的になりました。不正利用を防ぎ、クレジットカード所有者の財産を保護する役割を持つ暗証番号は、本人確認の鍵です。そのため、慎重に管理することが大切です。

暗証番号の設定が必要な理由

クレジットカードは、カード情報のスキミングや偽造、署名の偽造により、不正利用されてしまう可能性があります。このような不正利用を防止し、本人認証の手段とするために、暗証番号の設定が必要となったのです。

暗証番号は、クレジットカードの券面を見てもわかりません。また、間違った暗証番号を何度も入力した場合、カードがロックされて使えなくなります。これらの仕組みにより、カードの盗難被害に遭った際も、不正利用のリスクが軽減されます。

入力を求められる場面

クレジットカードの暗証番号入力が必要となる場面は、主に以下の3つです。

• ATMでキャッシング機能を利用するとき
• 高額な商品を購入するときや海外で買い物をするとき
• ICチップ搭載の決済端末で支払うとき

それぞれの場面で確実にカードを利用するためには、暗証番号をしっかりと記憶しておくことが大切です。

入力不要の場面

クレジットカードの暗証番号入力が不要な場面は、主に次のとおりです。

• 少額決済のとき（コンビニやスーパーなどでの少額購入）
• サインで決済するとき（クレジットカード裏面のサインと同じ署名で取引可能）
• インターネットショッピングを利用するとき（通常はセキュリティコードを使用）
• 一定金額以下のサインレス決済やタッチ決済を利用するとき

これらの場面では、取引の迅速化や利便性向上のため、暗証番号の代わりに他の方法で本人確認や決済が行われます。ただし、セキュリティの観点から、状況に応じて暗証番号の入力が求められる場合もあるため、注意が必要です。

クレジットカードの暗証番号はどこで確認できる？

クレジットカードの暗証番号を忘れてしまった場合、カード会社に問い合わせることができます。しかし、カード会社によって対応方法はさまざまです。

例えば、コールセンターや自動音声応答サービスで問い合わせたり、会員専用ポータルサイトなどのWEBサービスやアプリで確認したりする方法があります。

ただし、これらの方法で問い合わせたとしても、暗証番号はその場では開示されません。問い合わせ後は専用の通知書が郵送され、書面で暗証番号を確認する仕組みです。

通知書が到着するまでには、1週間ほどかかることがあるため、早めの確認をおすすめします。

三井住友銀行が提供しているOliveフレキシブルペイの場合、安全性を重視する観点から、暗証番号の照会はできません。万が一、暗証番号を忘れてしまった場合は、暗証番号の変更手続きが必要です。

暗証番号の入力は何回まで試せる？

クレジットカードの暗証番号入力回数には制限があります。制限回数は一般的には3回程度とされているものの、各カード会社の具体的な回数は、セキュリティ上の理由により名言されていません。

制限回数を超えると、カードにロックがかかり、暗証番号による決済が不可能になってしまいます。暗証番号を忘れた場合は、早めにカード会社に確認することをおすすめします。

クレジットカードの暗証番号を間違えてロックされたときの対処法は？

クレジットカードの暗証番号がわからずカードがロックされると、利用者自身では解除できません。ロックされてしまったら、まずはカード会社に連絡しましょう。

多くの場合、電話での対応となりますが、最近ではオンライン上での手続きが可能なカード会社も増えています。具体的な対応方法については、カード会社の公式WEBサイトなどで確認しましょう。

なおクレジットカードがロックされると、セキュリティ保護のため、多くの場合、カードの再発行が必要となります。新しいカードが届くまでには、1〜2週間ほどかかるのが一般的です。なるべく早くクレジットカードの利用を再開するためにも、速やかにカード会社へ連絡することをおすすめします。

また、暗証番号が曖昧なときはむやみに入力するのは避け、カード会社に確認することも大切です。

クレジットカードの暗証番号を変更するには？

ここでは、クレジットカードの暗証番号の変更方法や、暗証番号を決める際の注意点について解説します。

暗証番号の変更方法

クレジットカードの暗証番号変更は、カード会社ごとに手続きが異なります。一般的には、WEB上から、もしくはカード会社に直接連絡して、新しい暗証番号の設定を依頼しましょう。

Oliveフレキシブルペイの場合は、三井住友カード公式アプリVpassにログインし、暗証番号変更届を請求します。届いた変更届に必要事項を記入し、返送することで、暗証番号を変更できます。

なお、ICチップ付きのクレジットカードの暗証番号を変更する場合、一般的にクレジットカードの再発行が必要です。また、カード会社によっては、ICチップ付きのクレジットカードの再発行時に手数料が発生することがあるため、注意しましょう。

暗証番号を決める際の注意点

暗証番号には、誕生日や電話番号、連続した番号など、第三者が容易に推測できる番号を使用しないようにしましょう。興味や経験に関連する数字など、「他人にはわからない、個人的な意味を持つ番号」の設定をおすすめします。

また、同じ暗証番号を複数のクレジットカードやサービスで使用しないようにしましょう。1つの番号が漏えいした場合、同時に複数のアカウントが危険にさらされるおそれがあります。必要に応じて別の暗証番号を設定し、厳重に保管することが大切です。

なお三井住友カードでは、以下のような番号は暗証番号として登録できません。

• 生年月日や電話番号、またはそれらを組み合わせた番号
• 「0000」〜「9999」の4桁の同一番号

暗証番号もサインも不要のタッチ決済がおすすめ

三井住友銀行のOliveフレキシブルペイは、タッチ決済に対応しているため、支払いの際に暗証番号の入力やサインの手間がかかりません。

Oliveフレキシブルペイをスマートフォンに設定しておけば、コンビニやスーパーをはじめ、Visaのタッチ決済/iDが使える全国の店舗でタッチ決済を利用できて便利です。また、対象のコンビニや飲食店でタッチ決済を利用すると、利用金額に応じたポイントが付与されます。

• ※2024年9月現在の情報です。今後、変更されることもありますのでご留意ください。