<プランA>月1回ペースで、近場のご当地グルメを食べ歩き

月1回ペースで、近場のご当地グルメを食べ歩き

夢の金額

約3.6万円〜/年(1人あたり)

  • 近場のご当地グルメを月1回食べた場合。(交通費は東京駅発着でシミュレーション)

全国のシニア1,000名に行ったアンケート調査※によると、おおよそ3割の人が、老後の楽しみに「グルメ」を挙げていました。

退職後は、会社に勤めていたときよりも外食の機会が減るかもしれません。そのぶん、おいしいものを食べに出かけると、生活にメリハリが生まれるでしょう。

そこで、プランAでは、月1回、近場のグルメを食べ歩きする場合をシミュレーションしました。

【シミュレーション】
月1回ペースで、近場のご当地グルメを食べ歩いた場合(1年間、1人あたり)

下の表は横にスクロールできます

食べ歩き例 金額 交通費
横須賀海軍カレー 約1,400円 約1,640円(東京駅・横須賀中央駅 往復)
月島もんじゃ 約2,500円 約680円(東京駅・月島駅 往復)
江の島しらす丼 約1,500円 約2,300円(東京駅・片瀬江ノ島駅 往復)
川越太麺やきそば 約500円 約1,340円(東京駅・川越駅 往復)
1回の平均 約2,965円
1年間の合計 約35,580円(2,965円×12ヵ月)
  • 交通費は東京駅発着を想定。

近場に月1回出かける程度であれば、年間の出費は30,000〜40,000円と、それほど多くはないでしょう。これが、月2回の頻度になれば年間60,000〜80,000円、月3回の頻度になれば年間90,000〜120,000円と出費は増えます。

1回の支出はそれ程多くなくても、頻度が増えれば、年間での出費は大きな金額になります。外食費は家計簿につけるなどして、使い過ぎないようにしましょう。
塩分や糖分、カロリーの摂取過多にならいないよう、健康面にも気を配りたいところです。

<プランB> 年に2回、国内の美食ツアーを堪能

年に2回、国内の美食ツアーを堪能

夢の金額

約32万円〜/年(1人あたり)

  • 長崎県壱岐島(2泊3日)へ、絶景宿に連泊!「壱岐牛」「壱岐鮑」に舌鼓をうつツアー/北海道(2泊3日)へ、毛ガニ1杯付き!絶品海の幸めぐりのツアーに行った場合。

近年は、日本にいながらさまざまな国や地方の料理を食べることができます。でも、実際に足を運び、現地で食べるグルメのおいしさは格別。代えがたい体験になるでしょう。

仕事に縛られない定年後は、自由に旅程を組みやすくなります。休日と比べて価格が低い平日やオフシーズンのグルメツアーを選べば、お特な価格で楽しむことができるでしょう。定年後の特権ですね。

「今まで行ったことのない場所へ行く」、「その時々の旬の食材を食べに行く」など、テーマを決めて出かけるのもおすすめです。

プランBでは、国内のグルメツアーに年2回行った場合をシミュレーションしました。

【シミュレーション】
年に2回、国内外の美食ツアーに行った場合 (1年間、1人あたり)

下の表は横にスクロールできます

グルメツアー 金額
長崎県壱岐島(2泊3日)
絶景宿に連泊!「壱岐牛」「壱岐鮑」に舌鼓
約250,000〜290,000円
北海道(2泊3日)
毛ガニ1杯付き!絶品海の幸めぐり
約69,900〜139,900円
1年間の合計 約319,900〜429,000円
  • 大手旅行サイトのグルメツアー(関東発着)の価格を参考。

グルメツアーでは、グルメをきっかけにその土地の文化や歴史に触れるのも魅力の1つ。新しい経験や知識を得ることは、人生をより豊かで、奥深いものにしてくれるでしょう。もしかしたら、第二の人生で没頭するような、新しい趣味に出合えるかもしれません。

お金と健康を管理して、好きなものを好きなときに食べられる定年後を

定年後、好きなものを好きなときに食べられるように、お金はもちろん、健康面にも気をつけたいところです。適度な運動を心がけたり、定期的に健康診断を受けたり、日頃から健康管理をしておきましょう。

そして、先述しましたが、外食費は1回の支出はそれほど多くなくても、月・年単位でみると意外に大きな出費になる場合もあります。

心おきなくグルメを楽しみたいという方は、現役世代からコツコツと資金を積み立てておくのも良いでしょう。

そんなグルメ好きな方におすすめしたいのが「ふるさと納税」の活用です。ふるさと納税は、自分が応援したい自治体に寄付をする制度で、寄付先の自治体から地元の特産品やグルメなどの返礼品が贈られる場合が多くあります。寄付した金額については、所得税や住民税が控除されます。

ふるさと納税の税金控除の申請は、ワンストップ特例制度を利用する場合は、通常翌年の1月10日頃が締め切り。確定申告をする場合は、通常2月中旬〜3月中旬までに行います。

よく「年末にあわてて寄付を申し込む」という話を聞きますが、ギリギリに申し込むと税金控除の手続きも慌ただしくなります。年始にあらかじめ寄付できる上限額や返礼品をチェックしておき、計画的に寄付をするのがおすすめです。

控除額は年収などによって異なりますが、例えば、控除額上限60,000円の人が60,000円を寄付すると、所得税や住民税が58,000円控除され、実質2,000円の負担で、60,000円寄付した分の返礼品を受け取ることができます。

返礼品でトクをした分、家計からお金を積み立てて、運用してみるのも定年後の準備に良いでしょう。運用する際は、「つみたてNISA」や「NISA」を利用すれば、運用益が非課税となります。

「ふるさと納税」や「NISA」など、メリットの多い制度を上手に利用して、今も将来もグルメをとことん楽しみましょう。

▼「つみたてNISA」を始めるメリット3つ

つみたてNISAとは?

▼ふるさと納税についてはこちら

「ふるさと納税」実際みんなやってるの?そのメリットと控除額の確認方法

  • 本記事は2020年1月20日に公開した内容を、2022年11月2日に更新して掲載しています。今後、変更されることもありますのでご留意ください。

ファイナンシャルライター 瀧 健

『PRESIDENT Online』などの経済系Webメディアでも多数の執筆協力経験をもつ。ライフプランや資産運用の提案が得意。自らも株式・債券・投資信託などの運用を行っている。社会保障にも詳しい。

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