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わかると差が出る「リスクとリターン」
2018.4.4 資産運用キホンのキ
定期預金とは、一定期間は引き出せない代わりに、金利が高く設定される預金のことです。定期預金を解約し、お金を引き出すには、大きく分けて「満期解約」「解約予約」「中途解約」の3つの手続きがあります。
満期解約は、定期預金が満期を迎えたときに解約となることです。定期預金を始める際、「自動解約型」で契約した場合は、定期預金の元本と利息分が指定された普通預金に入金されます。
入金される時間については、一般的に、満期日が銀行営業日なら0時頃になります。満期日が銀行休業日の場合は、翌日の0時頃になります。
定期預金が満期を迎えたときに、同じ条件で定期預金を継続するのが「自動継続型」です。
定期預金を始めるときに、自動継続型で契約している場合は、満期日を越えてそのまま放置しておくと、同じ条件で新たに定期預金がスタートすることになります。
自動継続型で解約を考えているなら、事前に満期日に解約するよう予約しておきます。なお、満期日が近づいたタイミングで銀行から事前に通知が届く、金融機関もあります。
満期日の前に手続きが完了すれば、「自動解約型」に変更が可能です。解約予約の手続きは、銀行の窓口やATM、インターネットで行うことができる金融機関もあります。
窓口での手続きは、通帳、銀行印、本人確認書類(運転免許証・パスポートなど)が必要となります。ATMでの手続きでは、通帳、キャッシュカードなどが必要です。また、インターネットバンキングを利用する場合は、各金融機関の手続方法にしたがって、手続きを進めてください。
中途解約の手続きは、銀行の窓口はもちろん、インターネットバンキングでも行うことができます。ただし、ATMは一部の金融機関のみになります。
窓口の手続きは、通帳、銀行印、本人確認書類(運転免許証・パスポートなど)が必要となります。インターネットバンキングを利用する場合は、各金融機関の手続方法にしたがって、手続きを進めてください。
定期預金は、満期まで継続することを約束する代わりに、普通預金よりも高い金利が得られる金融商品です。途中で解約することは可能ですが、受け取ることができる金利には、当初の金利よりも低い利率となる場合が多いのでご注意ください。
定期預金は、将来の資産管理として抑えておきたい選択肢になります。 定期預金をしている、または定期預金を検討している金融機関のホームページなどを参照のうえ、具体的な解約方法や、解約のデメリットを正しく把握し、定期預金を活用しましょう。