Q1 ご自身が受け取った退職金の額は
十分だったと思いますか。
退職金について「十分ではない」「足りない」という人が約8割でした。退職金がいくらもらえるか、正確に把握できている現役世代は少ないのではないでしょうか? 会社の人事制度などを確認し、およその目安を調べておくことと同時に、想定より少なくても対応できるマネープランを立てておくことが重要です。
Q2 退職後の生活資金は
ご自身の退職金・貯蓄・年金でまかなえていますか。
資産運用をしている人は約8割が「まかなえている」と回答していますが、資産運用をしていない人は半数以上が「まかなえていない」と回答しました。資産を運用することが絶対に良いというわけではありませんが、資産運用をされている人のほうが、普段からマネーについて考える機会が多く、結果としてお金に対する意識が高いことが、この差の要因かもしれません。
Q3 老後の生活に向けて
何歳から金銭面での準備を進めるべきだと思いますか。
老後生活に向けて「何歳から金銭面での準備を進めるべきか」について、「30代から」「40代から」という声が多いようです。早くから準備しておくことが、退職後世代からのアドバイスのようです。一般に、ゆとりあるセカンドライフを過ごすには、夫婦2人で月35万円、60歳からの平均余命で考えると約3,700万円が必要といわれています。退職金に加え、公的年金や企業年金についても現役のうちから確認し、ゆとりあるマネープランを立てましょう。
ここがポイント
現役世代は、老後に備えて、できることから始めてみましょう。年収や生活費、家族構成やもらえる退職金、年金など、人生は人それぞれです。まずは、会社の人事制度など調べられることについて調べたうえで、なるべく早いタイミングから、自分に合ったマネープランを立て、それを定期的に見直していくことが重要でしょう。
また、すでに退職された方は、現状の資産状況を把握し、お金の寿命を延ばすことを考える必要があります。生活費を節約することや余裕資産を運用して増やしながら使うことを考えてみても良いでしょう。
- 出典:インターネット調査を基に三井住友アセットマネジメント作成【調査対象】全国の退職金を受け取った60代男女各200名 合計400名【調査方法】インターネット調査(調査会社の登録モニター活用)【調査期間】2016年3月11日〜3月13日