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高校生も勉強中? クレジットカードの上手な使い方とは
2022.11.22 あなたは理解できてる? 高校で始まった「金融教育」
「貯蓄から投資へ」というスローガンが掲げられるようになってから、すでに20年近くになりますが、日本においては現金・預金でお金を貯めることが主であることに変わりはないようです。半世紀ほど前であれば、定期預金等の金利が高く、元本割れのリスクなしにお金を増やすことができました。しかし、ここ20年ほどはいわゆるゼロ金利という状況が続いており、口座に預けているだけでは、なかなかお金は増えていきません。
また、世界経済状況の変化などによって物価が上がり、実質的に資産が目減りすることもあります。所得も右肩上がりに増えていく保証がない今、どのように資産を増やしていけばよいのか考えた際、やはり資産運用が選択肢の一つになるのではないでしょうか。
もちろん、何の知識もなくまとまったお金を投資商品につぎ込んでしまうと、失敗するリスクも大きくなります。近い将来で必ず必要になるお金は投資に回すべきではありませんし、日々の生活が圧迫されるほど投資することも本末転倒です。今、資産運用に回せるお金がどれくらいあるのかはしっかり確認しておきたいですね。
資産運用において、時間は大きな味方となります。投資商品の種類や期間、リスク・リターンについて等、基礎的な知識を身につけ、自分のマネープランをしっかり考えた上で、ぜひ一歩を踏み出してみてはいかがでしょうか。
高校の金融教育は、基礎的な知識を得るきっかけとして親世代にも参考になる内容です。金融庁が指導内容を公表していますので、興味があればご覧になってみてください。
金融庁「高校向け 金融経済教育指導教材の公表」