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ロスジェネ世代パパの堅実なマネー観
2020.1.22ロスジェネ世代のマネー事情
42歳。会社員で経理を担当。年収600万円。
42歳。通販小売業の事務。ひとり暮らし。年収450万円。
46歳。医療サービス勤務。年収730万円。
私は大学で薬学部でしたが、薬剤師の仕事に興味が持てず、会社員を目指して就活。自力で一般企業を30社くらい受けまくり、苦戦しつつもなんとか内定をもらいました。
短大卒で数十社を受け、内定の出たところにとりあえず就職。やりたい仕事ではありませんでしたが、選んでいる余地なんてなかったですね。結局4年ほどで転職しました。
私の頃は特に厳しく、女子は資料請求すら返ってこないということがザラでしたね。私もなかなか決まらなかったので、短大を卒業後、別の短大の専攻科や大学の聴講生を経て、結局6年後にようやく就職。100社近く受けましたが、内定をもらったのは1社だけでした。
結婚願望はすごくあります。今は婚活アプリを使って積極的に結婚相手を探している最中。結婚したらライフスタイルが変わる可能性もあるので、そのときには転職も視野に入れています。
30代前半までは婚活をしていましたが、今はマイペースでの暮らしが快適なので、結婚したい気持ちと「このままでいいや」という気持ちが半々かな。良いご縁があれば……という感じですね。
私も今の仕事にやりがいと生きがいを感じているので、わざわざライフスタイルを変えてまで結婚する気はあまりないですね。お金も時間も自分のために使えるし、何をしても自己責任なのが独身のメリット。今後もし結婚するなら、お互い対等な立場で話ができる人がいいなあ。
自分のペースで生きられるのは独身の特権ですよね。反面、世間の目が気になることもあります。特に今は、社会のなかで働くママにスポットが当たりがちなので、モヤモヤしたり、居心地の悪さを感じたりすることも……。この先ひとりで生きていくなら、やはりお金は大事だと思うので、やりがいと収入アップを求めて、転職を考えているところです。
手取りは40万円くらい。実家暮らしなので生活にはゆとりがあり、きちんと把握していませんが、半分くらいは貯蓄に回せていると思います。舞台やミュージカルの観劇に月1〜2万くらい使う程度で、特に浪費はしませんね。お昼もお弁当を作って持っていきますし。
手取り30万円のうち、7〜8万円を貯蓄に回します。iDeCoと外貨預金に1万円ずつ、投資信託に5万円、残りが預金です。すべて自動で引き落としにしているので、お金のことを忘れて過ごせるのが良いところ。趣味は、大好きなアーティストのライブ観戦。チケットやグッズ代などで月1〜2万円くらい使いますね。
うちの会社は、今どき珍しく現金支給なので、給料が出たら先にお金を振り分けます。財形分などが差し引かれた手取り30万円のうち、半分の15万円を定期預金や国債、投資信託などに先取り貯蓄し、残りは生活費ですね。一番使うのが飲み代で、月3万円かそれ以上。その分、ランチはお弁当と水筒を持参し、自炊で食費を節約しています。昔は、年3回ほど海外旅行に行くのが趣味だったけれど、今は仕事が忙しく、なかなか行けないのが悩みですね。
海外旅行で余ったドルを銀行に持って行ったときに、外貨預金をすすめられたのがきっかけです。それ以来、資産形成はすべて銀行に相談し、アドバイスをもらっています。お金のことは苦手なので、“手間がかからない”“比較的低リスクでほったらかしにできるもの”を選び、iDeCoと投資信託で積み立て中。年1回記帳するときに、貯まっているのを確認し、ニンマリするのがひそかな楽しみです(笑)。
私の場合は、会社に出入りしている銀行の方にすすめられ、投資信託と国債に1万円ずつ積み立てています。ほかにも、NISAや預金などで貯蓄をしていますね。
金融商品を選ぶ基準はいろいろありますが、おすすめする人が信頼できるかどうかも私にとっては大事なポイントです。
親がもともと株をやっていたため、投資には興味があり、最近、株と投資信託をはじめたところです。自分が愛用している洋服ブランドの銘柄を買い、株主優待も楽しんでいます。分散投資をしてリスクを抑えるように気をつけていますね。
やはり“お金”と“友達”ではないでしょうか。周りに独身の友達が何人かいるので、今のつながりを大事にしていくつもりです。
信頼できるおひとりさまの仲間は重要ですよね。私も老後に向けて“おひとりさまネットワーク”を作り、つながりを深めているところ。今は3人のメンバーと食事や遊びに出かけたりしています。独身同士なので気兼ねなく話ができて楽しいし、価値観も合うからラクですね。
できれば55歳くらいでアーリーリタイアをして、地元で社会貢献につながるような活動をしたいと考えているところ。まだぼんやりとした目標ですが、ヘルパーなどの資格を取ってお年寄りをサポートする仕事も良いですね。今はその準備段階として、地元に帰ったときに地域の集まりに積極的に顔を出し、交流を持つようにしています。
将来に備え、資産運用についてきちんと勉強したいと思っているところです。いつもネットで情報収集しているけれど、専門家の意見やアドバイスがほしいと思うことも。Bさんが銀行で資産運用の相談に乗ってもらっていると聞き、興味がわきました。私も一度行ってみようかな。
お金のことってなかなか人に相談できないですもんね。私の場合、誰かに説明してもらうほうが理解しやすいし、老後までのシミュレーションをしながら自分に合ったものをアドバイスしてもらえるので安心感があります。お金は、人生のピンチを助けてくれるものだと思うので、未来の自分のためにもしっかり貯めていきたいですよね。
私たちが老後を迎える頃は、年金の受給開始が70歳くらいになりそう。宝くじでも当たればいいけど(笑)、コツコツとしっかり貯めていくしかないですね。
独身ならではの自由なライフスタイルを満喫しているロスジェネ世代のおひとりさま女性たち。“お金のことは苦手”と言いつつ、親や知人、銀行の窓口など、さまざまな人からノウハウを得ながら、着実に貯まる仕組みをつくることで、無理なくマイペースに資産を形成中。
老後に向け、資産運用に関する知識を深めつつ、「おひとり様同士のネットワーク(人脈)」を作ることで、ひとりでもハッピーに生きていけるような人生を構築している前向きな姿に、人生100年時代を楽しく生きるヒントが隠されていました。