預金口座を活用して、上手に家計管理を
家計管理を効率的に行うには、普段よく使う預金口座は1つにしておく、つまりメインバンクを決めておくと良いでしょう。
たとえば、給与受取の口座、公共料金やクレジットカードの引き落とし口座が同じであれば、利用明細や通帳を見るだけで、大まかな収入と支出が把握できます。
また、給与の受取口座に指定することで、前述したように、ATMの各種手数料の優遇も受けられるでしょう。
家計管理には、スマホの家計簿アプリを利用するのもおすすめです。口座を登録しておけば、自動的に毎月の収支を分類してくれるアプリもあります。できるだけ手間を減らし、簡単に管理できる環境を作っておきたいものです。
貯蓄をしたい人は、貯蓄専用の口座を作りましょう。ここでは自動積立口座を紹介します。自動積立口座は、毎月指定日に指定の金額を、普通預金口座から定期預金の口座に自動入金してくれるサービス。一度設定しておけば、貯蓄ができる仕組みです。
ポイントは、給料が振り込まれる翌日に、定期預金の入金日を設定しておくこと。お金を使ってしまう前に半ば強制的に貯蓄できるようにしましょう。
貯蓄が増えれば、余裕資金で資産運用するのも1つの手です。定期預金の金利は低く、銀行口座に預けていてもほとんどお金は増えないからです。
資産運用で得た利益には通常20.315%の税金がかかりますが、その運用益が非課税となる「つみたてNISA」という制度があります。資産運用をはじめる際は、こうした税制優遇されている制度を利用してみましょう。
▼「つみたてNISA」を始めるメリット3つ
つみたてNISAとは?