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投資信託の商品を選んでみよう!
2022.10.12ポイントを徹底解説! 投資信託やってみた
ファンドが決まったら、いよいよ購入の手続きです。今回は「三井住友・225オープン」という商品を例に購入手続きを紹介します。
▼スマートフォンアプリはこちら
三井住友銀行アプリ
まずはスマートフォンで三井住友銀行アプリにログインし、口座一覧から投資信託口座を選択します。「投信」メニューがひらいたら、「購入換金」をタップします。
「国内投信の購入」※をタップすると、ファンド検索の画面へ遷移します。ここで購入したいファンドを検索します。
ファンド名を入力して検索するほか、「詳細検索」をタップしてファンドの種類や運用会社、投資目的などからも検索できます。
正式なファンド名を忘れてしまったときも、キーワードを入力して検索できます。「三井住友・225オープン」なら、「225」と入力してみましょう。
検索で購入する商品が出てきたら、「すべて表示」をタップして基本情報をチェックしましょう。
「選択」をタップすると、次に進みます。
●ここをチェック!
表示されている基準価額が、購入する時の価格ではない!
ファンドの基準価額は、組み入れている株式や債券などの時価を基に、1日1回公表されます。基準価額が公表されるのは購入申込を締め切った後なので、購入時に確認できる基準価額は前営業日の価額。つまり、購入時に表示されている価額と実際に購入する価額が異なります。
購入後に価額を見て、表示されていた価額と違っていても、間違いではないことを知っておきましょう。
くわしくは『投資信託Q&A 投資信託の購入後に確認すべきこととは?』の記事をぜひ読んでみてください。
契約締結前交付書面となる交付目論見書をダウンロードし、購入するファンドの注意点を確認しましょう、その後、重要事項のご確認画面へ進み、ファンドの内容・手数料等を再確認します。
交付目論見書のチェックポイントは第2回の記事でおさらいしましょう。
「重要事項」を読み、内容の確認ができたら□にチェックをして次に進みます。
初めて購入する場合、投資目的やご自身の投資経験等、いくつかの設問に回答する工程があります。回答後、次へ進みます。
「お取引内容のご入力画面」で、購入金額や収益分配金の取扱を入力します。
「購入金額」は、購入時手数料(税込)を含めた支払い金額を10,000円以上で入力します。通常は購入金額から購入時手数料(税込)を差し引いた金額が約定金額になりますが、今回は購入時手数料がかからないので「購入金額=約定金額」になります。
「収益分配金の取扱」は、ファンドから分配金がでた場合、分配金を再投資するのか再投資せずに預金決済口座に入れてもらうのかを選択します。
さらに、「お持ちの金融資産について」を入力します。ここでは、今保有しているすべての金融資産と、リスク性商品(投資信託、外貨預金、株式など)の保有額を記載します。
(A)〜(C)を入力すると、自動的に総金融資産におけるリスク性商品の「投資比率」が算出されます。今回は、200万円に対して20万円を投資するので、投資比率は10%と算出されました。
投資比率が50%を超える場合は、そのことをお知らせするメッセージが表示されます。確認して、お考えに合った金額であれば□にチェックをします。
最後に電話番号を入力し、「次へ」をタップして確認画面にすすみます。
「お取引内容確認」画面で入力内容に間違いがないか確認します。決済用の預金口座残高が不足していれば、ここでエラーが出ます。
「取引実行」をタップして、これで購入手続きが完了です。
●ここをチェック!
15時30分以降の注文は、お手続日が「翌営業日」となる点も注意!
投資信託の売買が成立することを「約定」と言います。
たとえば、三井住友銀行で三井住友・225オープンのお申込を行う場合、7時〜15時30分までの注文なら約定日は注文当日、15時30分以降の注文なら約定日は翌営業日となります。基準価額も約定日のものが適用されることを覚えておきましょう。
投信残高が反映されるのは約定日の翌日。アプリでも取引内容の確認ができます
購入後、投信口座の残高に反映されるのは、基本的に約定日の翌営業日7:00以降となります。ただし、購入商品によって基準価額の反映方法は異なりますので注意しましょう。
残高反映を待っている間でも、取引内容は確認することができます。三井住友銀行アプリから、「投信」画面、「購入換金」へと進むと、「お手続き中の取引の確認」ができるので、ここからチェックしましょう。
次回は、購入後の確認・管理方法を紹介します。
【投資信託Q&A】「投資信託の商品の選び方」の記事はこちら
永井 志樹子(ながいしきこ)
編集プロダクション回遊舎にて、マネー誌の編集、執筆などを担当。現在はフリーライターとして金融メディアをメインに「難しいお金の話を身近に感じる記事作り」をモットーに執筆を行う。青山学院大学国際政治経済学部卒。2級ファイナンシャル・プランニング技能士。