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「つみたてNISA」を始めた後、やっておくべきことは?
2022.6.29初めてでもかんたん! つみたてNISAデビュー
ひと足先に資産運用をスタートした沙希さんに続き、つみたてNISAを始めることにした裕太さん。まずはつみたてNISAについておさらいしていくようです。
裕太さん
えーと、つみたてNISAってそもそもどんな制度なんだっけ。なんとなく普通に投資するよりもお得ってことくらいしかわからないや……。
「つみたてNISA」とは
<ここが大事!>
<ここに注意!>
■つみたてNISAの仕組みやメリットについて、くわしくはこちら
裕太さん
そうか、長期間こつこつ積み立てていくのがポイントなんだな。1人1口座しか持てないとなると、どこで口座を開くかは大事だな。どこを選べばいいんだろう……。
<つまずきポイントを解決!>
いつも使っている金融機関なら、インターネットバンキングやアプリから手続きができて簡単!
沙希さん
給与振込口座に使っている口座だと、預金口座からつみたてNISA口座への入金の手続が不要だから、入金を忘れてしまうこともなくて管理もしやすいよ。
三井住友銀行なら、SMBCアプリやインターネットでいつでも口座開設の手続きができるから、仕事で遅くなってもいつでも手続きできて便利ね。
裕太さん
なるほど! たしかに、給与口座にしている銀行だったら、アプリをよく見ているから何かと便利そうだな。アプリから手続きができるのもいいな。よし、早速やってみよう。
あ、そういえば口座開設するってことは免許証とか本人確認の書類が必要なんだっけ。
<つまずきポイントを解決!>
口座開設するときには、本人確認書類を準備しておこう!
沙希さん
SMBCアプリやインターネットからの口座開設手続きでは、本人確認書類を写真に撮って提出する必要があるの。手続きを始める前に手元に下記の2つの書類を用意しておいてね。
マイナンバーカードを持っている場合は、マイナンバーカード1枚で手続きできるよ。
@ マイナンバー確認書類
(マイナンバーカード、通知カード)
A顔写真付きの本人確認書類
(運転免許証・住基カード・在留カード・特別永住者証明書、パスポート)
裕太さん
よし。僕はマイナンバーカードを持っているから、それだけあればOKだな。
スマホでSMBCアプリを立ち上げて、いよいよ口座開設の手続きに取りかかった裕太さん。ログインして画面を見てみますが……。
裕太さん
あれ、アプリのどこから口座開設すればいいんだろう。どこにも「つみたてNISA」のメニューが見あたらないぞ。
<つまずきポイントを解決!>
つみたてNISAを始めるには、投資信託口座を開設!
沙希さん
つみたてNISAで購入する商品は投資信託だから、「投資信託口座」が必要だよ。
SMBCアプリの画面の下にある「口座一覧」アイコンを選択したあと、「他の口座を開設・お取引」をタップすると手続きがスタートできるよ。
■投資信託口座のみを開設したい場合は、こちらをチェック
裕太さん
ふむふむ、あった。これだな。
裕太さん
口座の開設は、4つステップがあるのか。思ったよりシンプルだな。
裕太さん
まずは約款・規定等※を読んで、そのあとは自宅住所と電話番号を入力か。画面の指示に従って進めれば、迷うことはなさそうだ。
画面の指示を確認して進んでいくと、「非課税口座のご利用のご選択」の画面がでてきました。
裕太さん
ここで「つみたてNISAを利用する」を選択するわけか。
「eレポートサービス」を同時に申し込むことになるんだな。運用レポートをインターネットバンキングから見ることができるのか。
裕太さん
次は「特定口座ご利用のご選択」が出てきたけど、どれを選べばいいんだっけ?
<つまずきポイントを解決!>
投資信託口座は「特定口座」、「源泉徴収・配当等受入を行う」を選ぶと確定申告が不要に!
沙希さん
投資信託口座は、つみたてNISA以外の通常の購入もできる口座なの。
でも、通常購入した投資信託は、売却して利益が出るとその利益に税金がかかるから、その税金の扱いをどうするか、最初に選んでおく必要があるってわけ。
「特定口座」「源泉徴収・配当等受入を行う」を選んだ口座であれば、分配金・譲渡益にかかる税金(20.315%)を金融機関が引いて、代わりに納税してくれるので、確定申告も不要で便利ね。
■口座の種類選びについては『投資信託Q&A 投資信託の始め方』の記事をチェック
裕太さん
なるほど。確定申告を自分でしなくていいのは便利だな。ここは「おすすめ」を選んでおこう。
開設する口座の種類を選んだら、次は積立プランや積立金額を選んでいきます。
裕太さん
「つみたてNISA専用投信自動積立」を選択するんだね。
年間40万円の非課税枠をフルに投資する「フル活用プラン」と、積立金額を自分で選べる「自由に設定プラン」か。
裕太さん
積立金額は多い方がいいんだろうけど、初めての投資だから少し不安だな……。あとから変えられるだろうし、まずは毎月2万円くらいずつで始めてみるか。
<つまずきポイントを解決!>
積立金額に迷ったら、まずは少額からスタート
沙希さん
金額で迷ったら、まずは少額から始めて、余裕が出てきたら途中から増やしてみるといいかもね。
積立プランと金額を選択したら、続いて積立をするファンドを選択します。
裕太さん
4つのファンドから選ぶのか。シンプルだけど、それでもどれを選ぶか迷うなぁ。
<つまずきポイントを解決!>
商品選びは、商品の投資対象や地域を参考にしよう!
沙希さん
三井住友銀行のつみたてNISAは、運用初心者にも選びやすい4つのファンドから選ぶの! それぞれの商品で投資対象や地域が違うから、で、各ファンドの概要や投資信託説明書(交付目論見書)を確認して選んでね。
■三井住友銀行のつみたてNISAの対象ファンドについてはこちらをチェック
裕太さん
今回は全世界株のファンドとバランス型のファンドで1万円ずつ積み立てることにしようかな!
金額とファンドが決まったら、投資信託説明書(交付目論見書)と重要事項を確認して次へ進みます。
裕太さん
申し込みにあたっての重要事項も読んでおいたほうがいいのかな。(文字ばっかりでこういう読むのは苦手だけど……、最初が肝心だしな。)引き落とし日は毎月10日、取引内容はeレポートサービスで確認できるのか。そして、「投資信託説明書(交付目論見書)」をダウンロードして確認する、と。
次に進んだら、重要事項確認画面が出てきたな。ここで投資信託説明書(交付目論見書)で確認したリスクや手数料とかの最終確認をするっていうわけか。しっかり確認しておこう。
続いて、「今回の取引に対する意向等」の画面で投資の目的や経験などを回答していきます。
裕太さん
リスクがあるのは不安だけど、「元本の安全性重視」ではないかな。投資信託は、預金と違って元本割れすることもあるんだろう。「利回り、値上がり益を重視」を選ぼう。
投資の目的や経験などを入力したら、取引内容の確認画面をチェック。最後に、本人確認書類をアップロードして手続き完了です。
裕太さん
やった〜! 申込完了の通知も届いたし、これで手続き完了だ。
妻・沙希さんのアドバイスもあり、スマホでの口座開設から商品の設定まで、10分程度で簡単に手続きを完了させた裕太さん。手続完了後は数営業日ほどでつみたてNISA口座が開設されます。
つみたてNISA口座開設完了後、最短で3営業日後の毎月10日からいよいよ積立がスタート。次の記事では、つみたてNISA状況の確認方法について紹介します。
▼SMBCのつみたてNISAの特徴は?
積立商品を知る つみたてNISA
留意事項
歌代 将也(うたしろ まさなり)
ファイナンシャルプランナー(CFP®)、社会保険労務士。妻と子ども2人、住宅ローンありという普通のサラリーマンから、「うたしろFP社労士事務所」代表に。社会保険、マネー関連記事の執筆・監修やセミナー講師などを行い、お金のことで必要以上に不安を感じることなく、楽しく働き続けたい人と会社をサポートしている。
うたしろFP社労士事務所:https://uta-fpsr.com