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給与振込口座はどこがいい?手数料の違いなど選ぶポイントからおすすめ口座まで解説

給与振込口座の選び方

給与振込口座は普段の生活のなかでもっとも利用頻度が高いことから、どこで開設するか慎重に選びたいポイントです。とはいえ、「何を基準に選べばいいのか分からない」、「どこで開設しても変わらないのでは?」と疑問に感じている人もいるかもしれません。

この記事では、給与振込口座を選ぶときのおすすめの選び方や、ネット銀行とメガバンクの違い等について紹介します。

目次

給与振込口座を選ぶ4つのポイント

給与振込口座を選ぶ際は、以下4つのポイントが重要となります。

給与振込口座を選ぶ4つのポイント

振込、ATM利用の手数料

毎月の給与を受け取る給与振込口座では、日常的にATMで預金を下ろしたり、ほかの口座へ振込を行ったりすることが想定されます。このときにかかる振込手数料やATM利用手数料は、各金融機関によって異なります。

なかには、「毎月〇回まではATM利用手数料が無料になる」、「オンラインサービスから振込を行うと手数料が割引される」といった特典が受けられる金融機関もあります。

1回あたりの手数料はそれほど大きくなくても、取引回数が重なればその分コストの負担も大きくなりかねません。給与振込口座を選ぶ際は、なるべく安価な手数料で利用できるところを選ぶとよいでしょう。

利用できるATMの数

日常的に預金の出し入れを行う給与振込口座では、ATMの利便性も重要なポイントです。手続きの手間を軽減するためには、自宅や職場等生活圏内にATMがある金融機関を選ぶとよいでしょう。

また、コンビニや他行等、提携しているATMについてもチェックしておくことが大切です。たとえば、コンビニATMは全国どこでも預金の手続きができ、旅行先や出張先でも手軽に預金の出し入れを行うことができます。

金融機関によって提携しているATMが異なりますので、口座開設を行う前に必ず確認しておきましょう。

特典の有無

金融機関によっては、給与振込口座に指定したり、ほかのサービスを利用したりすると特典が受けられるケースがあります。

たとえば、三井住友銀行の「Olive」では、給与振込口座に指定し、毎月3万円以上を振込で受け取ると、Vポイントを200ポイント受け取ることができます(※)。普段のお買い物や支払に利用できるVポイントが年間2,400ポイントも貯められるのは、大きなメリットといえるでしょう。

給与振込口座はこれから長く使っていく口座だからこそ、特典の有無はチェックしておきたいポイントです。

毎月「選べる特典」で給与・年金受取特典200ptを選んだ場合。選べる特典についての留意事項はホームページをご確認ください。

金利が高い

金融機関では、預け入れた残高に対して半年に1回利息の支払が行われます。せっかく大切な資産を預けるのであれば、より高い金利が適用される銀行を選ぶことがおすすめです。

とはいえ、現状では普通預金金利は一般的に年利0.1%(税引前)程度の水準となっており、それほど重要度が高いとはいえません。したがって、給与振込口座を選ぶ際は、預金金利よりも利便性や特典の有無等を優先するとよいでしょう。

給与振込口座はネット銀行とメガバンクのどちらがおすすめ?

給与振込口座の開設先として多くの人が利用しているのが、ネット銀行とメガバンクです。どちらも利便性が高く、サービスが充実していることから、「どの金融機関を利用するか悩んでいる」という人も多いかもしれません。

ここからは、ネット銀行とメガバンクの違いや、ネット銀行のメリット・デメリットについて紹介します。

ネット銀行とメガバンクの違い

メガバンクとは、主に大都市に営業基盤を置いて全国的に金融サービスを展開する銀行です。三井住友銀行も代表的なメガバンクのひとつです。

一方、ネット銀行とは実店舗を持たずにインターネット上で金融サービスを提供する銀行です。ここで、ネット銀行とメガバンクの主な違いを確認してみましょう。

■ネット銀行とメガバンクの違い

下の表は横にスクロールできます。

ネット銀行 メガバンク
実店舗の有無 なし あり
普通預金金利の傾向 特典による優遇金利がある場合がある 平均水準
口座開設の方法 オンライン 店舗、オンライン

各比較ポイントを見ると、預金金利はネット銀行の方が特典等によって高いことがあるものの、メガバンクは店舗で口座開設ができるため、担当者に直接質問する機会がある等、それぞれに利便性の高い特徴があります。

どちらにもよいところがあるため、自分が重視するポイントを比較して利用先を選ぶとよいでしょう。また、最近のメガバンクのなかには、インターネットで口座開設ができたり、アプリから口座情報を確認できたりする等、ネット銀行のようにオンラインのサービスが充実しているところもあります。口座開設前に特典内容も含めてチェックしましょう。

給与振込口座をネット銀行にするメリット

給与振込口座をネット銀行にするメリットとして、主に以下のような点が挙げられます。

  • ATM手数料や振込手数料が優遇される特典が豊富
  • 普通預金金利の上乗せが受けられる場合がある
  • 口座開設や各種手続きがオンラインで完結する

ネット銀行では自行ATMを設置していないところが多く、提携ATMを利用することが一般的です。コンビニATMの利用となると手数料がネックに感じるかもしれませんが、ネット銀行ではATM手数料や振込手数料が優遇される特典が豊富に揃えられています。
また、取引内容に応じて普通預金金利が上乗せされる場合では、より金利メリットを受けられるのも嬉しいポイントです。

さらに実店舗を持たないネット銀行では、口座開設や各種手続きをオンライン上で完結できます。「なかなか銀行に行く時間がない」という人にとって、自分の都合に合わせて手続きが行えるのは大きなメリットです。

給与振込口座をネット銀行にするデメリット

一方、給与振込口座をネット銀行にすることには、以下のようなデメリットもあります。

  • 窓口での対面取引ができない
  • 引き落としや振替口座に設定できない場合がある
  • ネットワーク障害時に利用できない

オンラインで手続きが完結する点は利便性もあるものの、「窓口で直接相談したい」という場合には不便を感じるかもしれません。

また、ネット銀行の預金口座は、公共料金や税金の引き落とし口座に設定できない場合があります。こうした口座振替は、収納機関が指定する金融機関しか指定できず、中には「実店舗を持つ銀行しか指定できない」というケースも少なくありません。

加えて、インターネット上での取引に限定されるネット銀行では、ネットワーク障害についても気になるポイントです。もしネットワーク障害が起きれば預金取引が停止されるため、「すぐに振込を行いたい」といったときに手続きが行えないリスクがあります。

給与振込口座には特典充実の三井住友銀行「Olive」が最適

給与振込口座には、三井住友銀行の「Olive」がおすすめです。Oliveとは、銀行口座に加えて決済や証券、保険等、複数の金融サービスを1つのアプリにまとめて管理できるサービスです。

給与振込口座には特典充実の三井住友銀行「Olive」が最適

年間2,400ポイントプレゼント

Oliveを給与振込口座として指定し、毎月3万円以上を振込で受け取ると、Vポイントが200ポイントプレゼントされ、年間で合計2,400ポイントを受け取ることができます(※)。他行の自分の口座や、ご家族からの振込も対象です。「ご自身やパートナーの口座から家計用の口座に振込を行う」といった場合にも、お得にご利用できるでしょう。

  • 毎月「選べる特典」で給与・年金受取特典200ptを選んだ場合。選べる特典についての留意事項はホームページをご確認ください。

また、貯まったVポイントは、VポイントPayアプリにチャージしてお買い物に利用する、振込手数料に充てる、景品・他社ポイントへ交換する、といった豊富な使い道があります。これにより、日常生活のさまざまな場面でポイントを活用でき、自分のライフスタイルに合わせて賢く利用できるメリットがあります。

振込手数料、ATM手数料が無料

Oliveは、ATM利用手数料や振込手数料で優遇が受けられることも大きな魅力です。
三井住友銀行の本支店ATMと三菱UFJ銀行の店舗外ATMがいつでも手数料無料で利用できます(※)。夜間や土日でも手数料がかからないため、「仕事終わりに給与を引き出したい」というときでも、手数料を気にする必要がありません。

  • Oliveアカウントご契約口座での、三井住友銀行の本支店ATM、三菱UFJ銀行の店舗外ATMでの時間外手数料が無料です。

  • ATM利用時点でOliveアカウントの契約があることが条件です。

また、OliveではSMBCダイレクトでの他行あて振込が月3回まで手数料無料となります。たとえば、「ネットショッピングの代金を振込で対応したい」というときでも、手数料をかけずにオンラインですぐに振込が可能です。

定額自動入金、定額自動送金が無料

Oliveでは、振込手数料に加えて、定額自動入金の手数料も無料です。定額自動入金では、他行から1万円以上100万円以下の範囲で毎月自動的に入金できます。「ほかの口座から自動で給与振込口座に入金したい」というときにも便利です。

また、定額自動送金《きちんと振込》の振込手数料・取扱手数料も無料です。給与振込口座では、生活費の支払に利用することも多いでしょう。定額自動送金のサービスは、「毎月の家賃を自動振込にしたい」というとき等に便利なサービスです。手数料を気にせずに送金できるので、口座振替以外で支払う生活費の支払に活用できます。

Oliveなら、入出金の頻度が多くなりやすい給与振込口座でも、コストを抑えて利用することができるでしょう。

アプリ1つで簡単管理

Oliveでは、銀行口座の取引を1つのアプリ内で完結することが可能です。入出金や振込、送金といった基本的な取引だけでなく、Web通帳機能によって、取引明細をいつでも確認できます。
加えて、Oliveには家計管理の機能も搭載されており、日々の支出を細かく把握しやすくなっています。これにより、複数のアプリを使い分ける手間が省け、手軽に資金の管理を行えるメリットがあります。

また、Oliveで利用できるのは銀行口座だけではありません。決済や証券、保険等の金融サービスもまとめて1つのアプリで利用することができ、お金まわりを一括管理できる利便性があります。

クレジット・デビット・キャッシュカードが1枚にまとまる

スマートな支払にはOliveフレキシブルペイが便利です。Oliveフレキシブルペイとは、キャッシュカードに加えてクレジットカード、デビットカード、ポイント払いの機能が1枚にまとまったオールインワンカードです。

支払モードの切り替えはアプリで簡単に行うことができ、利用シーンや金額に応じて自由に支払方法を選ぶことができます。
複数のカードを持ち歩く必要がないため、「財布の中身をスッキリさせたい」という人にも便利なサービスです。

サービス・特典をしっかり確認し、給与振込口座を選ぼう

給与振込口座を指定するときは、各金融機関の特徴やサービス、特典を理解した上で利用先を選ぶことが大切です。特に、給与振込口座は利用頻度が高くなりやすいことから、ATMの利便性や手数料、特典の有無等を中心に比較することがおすすめです。自分のニーズやライフスタイルに合った金融機関を選び、適切な収支の管理に取り組みましょう。

よくある質問

Q1.給与振込口座はどのように選ぶべき?

給与振込口座は、日常的にATMで預金を下ろしたり、ほかの口座へ振込を行ったりすることから、事前に各種手数料を比較しておくことが大切です。また、利用できるATMの数や特典の有無、預金金利の水準についても比較して決めるとよいでしょう。

Q2.給与振込口座はネット銀行とメガバンクのどちらがよい?

特典等によってネット銀行の方が預金金利の優遇を受けられる場合がある一方、メガバンクは店舗で口座開設ができるため、担当者に直接質問する機会がある等、それぞれに利便性の高い特徴があります。
また、メガバンクのなかには、ネット銀行のようにオンラインのサービスが充実しているところもあるので、口座開設前に特典内容も含めてチェックするとよいでしょう。

Q3.給与振込口座をネット銀行にするデメリットは?

ネット銀行は、オンラインで手続きが完結する点は利便性もあるものの、「窓口で直接相談したい」という場合には不便を感じるかもしれません。また、紙の通帳が発行されないことや、ネットワーク障害時に利用できない点にも注意が必要です。

2025年3月時点の情報のため、最新の情報ではない可能性があります。