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高校生も銀行口座を開設できる!作り方の流れや必要なものを分かりやすく解説

高校生も銀行口座を開設できる!作り方の流れや必要なものを分かりやすく解説

高校生になると行動範囲も広がり、自分の銀行口座を持ちたい方も多いのではないでしょうか。ほとんどの銀行では、高校生であれば自分で口座開設の手続ができます。

この記事では、高校生の銀行口座開設について必要なものや手続の流れ、おすすめの活用方法を解説します。

目次

高校生も銀行口座の開設は可能

高校生でもアルバイトの給料を受け取ったり、お小遣いを貯めたりするために銀行口座を開設できます。一般的に、銀行口座の開設に年齢制限はありません。

多くの銀行では、高校生であれば本人だけで口座開設の手続ができます。ただし、未成年である高校生の場合、銀行によっては親権者の同意が必要となるようなケースがあります。

口座開設を検討する際は、事前に銀行の窓口や公式サイトで必要な情報を確認しておきましょう。

銀行口座開設の流れ

一般的に、銀行口座の開設の流れは、4つのステップです。
まず、口座開設する銀行を選びます。続いて口座開設に必要なものを用意し、暗証番号を決め、銀行口座開設に申し込む、という流れです。
銀行や申込方法によって異なりますが、口座開設は最短でその日のうちに完了します。その後、1〜2週間でキャッシュカードが届くという場合が多いです。

それでは、それぞれのステップを詳しく見ていきましょう。

銀行口座開設の流れ

STEP1.口座開設する銀行を選ぶ

銀行口座を開設するにあたって、まずはどの銀行にするかを決めます。銀行によって金利や手数料、ATMの設置場所、インターネットバンキングの使い勝手等が異なるため、自分に合った銀行選びが大切です。
また、アルバイト先から指定の銀行がある場合は、その銀行で口座を開設しましょう。

選び方

自分に合う銀行を選ぶポイントは、以下の3点です。

  • 近くにATMや支店があるか
  • 手数料は安いか
  • 口座の管理はしやすいか

特に重要なのが、ATMの設置場所です。学校や自宅の近くにATMがあれば、急なお金の出し入れにも対応できます。また、コンビニATMでの手数料や、平日夜間・休日の利用手数料等も確認しておきましょう。
ATM利用手数料や振込手数料等は銀行によって異なります。なるべく手数料が低い銀行を選ぶと利用しやすいでしょう。
口座管理については、スマートフォンアプリで残高や入出金履歴が確認できる銀行がおすすめです。通帳を持ち歩く必要がなく、いつでもどこでも口座状況を確認できるため、計画的なお金の管理が可能になります。

STEP2.必要なものを用意する

銀行を決めたら、次に口座開設に必要なものを確認し、用意します。一般的に口座開設に必要なものには、本人確認書類と印鑑が挙げられます。

本人確認書類

銀行口座の開設には、本人確認書類が必要です。金融機関によっても異なりますが、本人確認書類は顔写真付きであれば1点、顔写真なしであれば2点を組み合わせて提出するのが一般的です。顔写真付き、顔写真なしの本人確認書類の例を、以下にご紹介します。

顔写真付きの本人確認書類の例

  • 個人番号カード(マイナンバーカード)
  • 運転免許証
  • 旅券(パスポート※)
  • 在留カード・特別永住者証明書
  • 各種福祉手帳(身体障害者手帳等)
  • 2020年2月3日(月)以前に申請されたもの

顔写真なしの本人確認書類の例

  • 健康保険証(資格確認書)
  • 住民票の写し
  • 印鑑登録証明書
  • 戸籍の附票の写し

なお、学生証は一般的に本人確認書類として認められません。ただし、銀行によっては「官公庁から発行されている学生証の場合、本人確認書類として使うことができる」という場合もあるため、銀行のホームページ等を確認してみましょう。

また、本人確認書類に記載されている住所が現住所と異なる場合は、事前に変更手続を済ませておく必要があります。

印鑑

最近では印鑑不要の「印鑑レス口座」が増えていますが、銀行窓口での開設時には一般的に印鑑が必要です。また、印鑑を用意する際はスタンプ式のものではなく、必ず朱肉を使用するタイプの印鑑を用意しましょう。スタンプ式の印鑑は不可としている銀行が一般的です。

STEP3.暗証番号を決める

キャッシュカードの暗証番号は、口座を安全に管理するために大切な情報です。銀行での手続の際は、通常は4桁の数字を設定します。

暗証番号を決める際は、生年月日や電話番号、「0000」といった同じ数字の繰り返しや、「1234」等の連続した数字は避けましょう。第三者に推測されやすい暗証番号を設定してしまうと、不正利用のリスクが高まります。

また、一度設定した暗証番号は、銀行の本支店ATM、インターネットバンキングで変更することができます。定期的に暗証番号を変更すると、より安全な口座管理が可能になります。なお、暗証番号はメモを取らず、暗記するようにしましょう。

STEP4.銀行口座開設に申し込む

銀行口座の開設方法には、主に以下の3つがあります。

  • アプリで申し込む
  • インターネットで申し込む
  • 銀行の店舗窓口で申し込む

銀行の営業時間内に出向くことが難しい高校生には、アプリやインターネットでの申込が適しているでしょう。スマホやパソコンから24時間いつでも手続ができ、最短で当日に口座番号が発行されるためです。

銀行窓口での申込は、一般的に、平日9時から15時の営業時間内での来店が必要となります。なかには来店予約が可能な銀行もあるので、担当者に直接相談したい方はこちらの方法も検討してみましょう。

高校生におすすめの銀行口座の活用法

開設した銀行口座は、生活のさまざまなシーンで役立ちます。ここでは、高校生におすすめの銀行口座の活用方法を紹介します。

高校生におすすめの銀行口座の活用法

アルバイト代の振込口座にする

アルバイトの給与を受け取る場合、必ず本人名義の口座が必要です。これは、アルバイト等の賃金は、労働基準法により「労働者本人に直接支払う」と定められているためです。

アルバイト先によっては、給与振込に銀行を指定される場合があります。 指定の振込銀行がある場合は、その銀行で口座を開設しましょう。指定がない場合は、前述した通りATMの場所や手数料、インターネットバンキングの使い勝手等を考慮して、自分に合った銀行を選びましょう。

貯蓄のためにお金を預ける

銀行口座にお金を預けることは、将来の目標に向けてお金を貯めるのにも適しています。アルバイト代やお小遣いを自宅で保管していると、つい使ってしまいがちです。銀行口座に預けておけば、計画的な貯蓄が可能になるでしょう。

特に、スマホのアプリを使えば、いつでも残高や入出金履歴を確認できる銀行口座の場合、貯蓄の進み具合を簡単にチェックできます。目標金額を設定して、毎月の預入額を決めておくのもおすすめです。

趣味の費用等、将来の目標に向けてコツコツと貯蓄を始めてみましょう。

コード決済や電子マネーにチャージする

銀行口座は、スマホのコード決済や電子マネーへのチャージにも活用できる場合があります。アプリと銀行口座を連携させれば、ATMに行かなくても簡単にチャージが可能です。

ただし、すべてのコード決済や電子マネーで銀行口座からのチャージができるわけではありません。利用したいサービスが銀行口座からのチャージに対応しているか、事前に確認しておきましょう。

高校生が銀行口座を開設するなら三井住友銀行の「Olive」がおすすめ

これから銀行口座を開設する高校生には、三井住友銀行の「Olive」がおすすめです。Oliveとは、銀行だけでなく、証券や保険等も1つのアプリでまとめて管理できるモバイル総合金融サービスです。

0liveとは?

アプリで履歴を確認できるOliveは、高校生がマネーリテラシーを身につけるのにも役立つでしょう。ここでは、Oliveのおすすめポイントを紹介します。

各種手数料が無料

Oliveアカウントでは、以下の手数料優待サービスを利用できます。

  • SMBCダイレクトでの他行あて振込手数料が無料(※1)
  • 三井住友銀行本支店ATMの手数料が24時間無料(※2)
  • 定額自動入金の手数料が無料(※3)
  • 定額自動送金《きちんと振込》の手数料が無料(※4)

アルバイトや部活、塾や予備校等に忙しい高校生にとって、ATM手数料が24時間無料になるのは、特にうれしいサービスといえるでしょう。

特典が選べる

三井住友銀行のOliveでは、以下の4つから毎月希望する特典を選べます。

毎月選べる特典

  • 特典1.給与・年金受取特典:毎月Vポイント200pt(年間2,400pt)
  • 特典2.対象のコンビニATM手数料:月1回無料(※)
  • 特典3.Vポイントアッププログラム:還元率が+1%
  • 特典4.ご利用特典:毎月Vポイント100pt
  • 対象はイーネットATM・ローソン銀行ATM・セブン銀行ATMです。なお、Oliveアカウントご契約口座の取引にかかる手数料のみ対象になります。

特に複数の銀行口座を持つ場合、給与・年金受取口座としてOliveを活用するとお得です。
特典1を選択した上で毎月3万円以上を受け取ると、毎月200pt(年間2,400pt)が自動的に貯まります。

Oliveアカウントや特典の詳細については、以下よりご確認ください。
Oliveアカウント

デビットカードとしても使える

Oliveアカウントを作成すると、「Oliveフレキシブルペイ」が発行され、デビットカードとしても利用可能です。

Oliveフレキシブルペイの支払モードには、カードの支払と同時に口座から引き落とされる「デビットモード」があります。デビットモードでは、残高以上の引き落としはできないため、使いすぎてしまう心配を軽減できます。また、年齢制限がなく、高校生でも利用できるため、安心してお買い物ができます。

ポイントが貯まる・使える

Oliveでは、選べる特典やデビットモード等でのお買い物で、Vポイントをお得に貯めることができます。たとえばOliveフレキシブルペイのデビットモードでは、毎月のお支払金額の合計200円(税込)ごとにVポイントが1ポイント貯まります(※)。

貯まったVポイントは、VポイントPayアプリと連携させることで、1ポイント=1円分としてお買い物に使うことができます。Visa加盟店ならネットショッピングでもご利用可能です。

高校生も銀行口座は作れる!お金は上手に管理しよう

高校生が自分の銀行口座を持ち、お金の管理を実践することは将来に向けて貴重な経験になります。自分の口座を持っているとお金を貯めたり、キャッシュレス決済を利用したり、日常生活で便利に使えます。口座開設の手続も難しくはないため、まずは自分のライフスタイルに合った銀行口座を見つけてみましょう。

よくある質問

Q1.高校生でも銀行口座の開設はできる?

一般的に、銀行の口座開設に年齢制限はないため、高校生でも銀行口座の開設は可能です。銀行によっては親権者の同意を求める場合がありますが、ほとんどの銀行で高校生は本人だけで口座開設手続ができます。高校生の口座開設の手続について、事前に銀行に確認しておくと安心です。

Q2.銀行口座の作り方は?

銀行口座の開設の流れは、口座開設する銀行を選ぶ、口座開設に必要なものを用意する、暗証番号を決める、銀行口座開設に申し込む、という4つのステップです。まずは、自分に合う銀行口座をしっかり選びましょう。

Q3.銀行口座の開設に必要なものは?

銀行口座を開設する際に必要なものは、本人確認書類と印鑑です。本人確認書類は運転免許証、個人番号カード等の顔写真付きのものは1点、健康保険証のように顔写真のないものは2点必要です。一般的に高校生の学生証は本人確認書類として認められないことが多い点に注意しましょう。最近は「印鑑レス」の口座が増えていますが、印鑑が必要な場合は朱肉で押印するタイプの銀行印を用意しましょう。

2025年3月公開時点の情報のため、最新の情報ではない可能性があります。