外国為替情報
主要外国為替相場のお知らせ
公表相場一覧(日次更新)
2025年5月12日(PDF 104KB)
市場・指標速報
前日市況概況及び国内経済指標速報のレポートを掲載します。
(日次更新)2025年5月12日(PDF 290KB)
フォレックス・ウィークリー
アナリスト・グループのレポートを掲載します。
(週次更新)2025年5月9日(PDF 502KB)
マーケット・ベイン(2025年5月12日)
為替ディーラーの相場観一覧
Market Dealer | A | B | C | D | E | F | G | H | I |
---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
USD/YEN | + | + | + | + | -- | ++ | -- | + | + |
EUR/YEN | ++ | + | -- | + | - | + | - | + | + |
Corporate Dealer | A | B | C | D | E | F | G | H | I |
---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
USD/YEN | ++ | -- | ++ | + | + | - | ++ | - | + |
EUR/YEN | ++ | -- | ++ | + | + | - | + | - | + |
Market Dealer | USD/YEN | EUR/YEN |
---|---|---|
A | + | ++ |
B | + | + |
C | + | -- |
D | + | + |
E | -- | - |
F | ++ | + |
G | -- | - |
H | + | + |
I | + | + |
Corporate Dealer | USD/YEN | EUR/YEN |
---|---|---|
A | ++ | ++ |
B | -- | -- |
C | ++ | ++ |
D | + | + |
E | + | + |
F | - | - |
G | ++ | + |
H | - | - |
I | + | + |
ディーラーズ・ビュー(2025年5月12日)
東京・NY・LN・SNG・HKのディーラーの見方を直送
東京(主要通貨担当)
先週前半はGWで本邦祝日の中、USDTWDが先々週に続き急落。マーケットはドル安アジア通貨高で推移し、USDJPYも連れて142円台前半へ下落。ただし、週後半にかけてはFOMCでパウエル議長が利下げを急がない姿勢を示したことや、米中の通商協議開始報道、米英の貿易協定合意もリスクセンチメント改善に寄与し、USD買いで推移し、USDJPYは145円台半ばへ上昇した。個別材料ではBOEが0.25%の利下げを実施したが、利下げについて慎重な姿勢は維持している。また今朝は先週末の米中協議において双方から交渉継続への前向きな姿勢が見られたことでマーケットはオープンからリスクオンで反応し、USDJPYは一時146円台へ上昇した。 今週は、米中の交渉に引き続き注目が集まる。進展することは市場心理にはポジティブだが、実際に関税引き下げ等の結果が出てくるかは未だ不確実性が高く、報道に振らされる展開は続くだろう。指標関連では米CPIの発表も控え、関税がインフレに与える影響を確認したい。また、インドとパキスタンが停戦に合意し、ウクライナ戦争においてもゼレンスキー大統領とプーチン大統領の会談が行われる可能性も出てきており、地政学リスクの低下を期待できる材料が出てきている。こちらも進展が見られるか注意が必要だろう。リスクセンチメントの改善が見られるようであればUSDの買戻しが続き、USDJPYも引き続き上昇する展開を見込む。 (東京時間5月12日午前7時までの情報をもとに作成) 予想レンジ:ドル円(円/ドル)144.00-148.00。ユーロ円(円/ユーロ)161.00-167.00。豪ドル円(円/豪ドル)92.00-95.00。(東京 為替トレーディンググループ 正松本)
東京(エマージング通貨担当)
先週は、FOMCにてパウエル議長が不確実性を前に待ちの姿勢を再度強調したことを受け、金利上昇・株高・米ドル高となった。EM通貨では、USD/TWDがGW中の下落幅を巻き戻すも、週末にかけては再び一時2%反落する等、不安定な動きが見られた。 今週は、本日詳細が明かされる米中交渉の結果と、米国CPIおよび小売売上高が注目される。リスクセンチメントが戻ってきている中、米中関税率について相互関税以降に賦課された報復関税が撤回された場合には足許の値動きが加速すると考える。EM通貨は、米ドル買い戻しとセンチメント改善に伴うEM買いの中、対米ドルでは方向感に乏しい値動きを見込む。USD/TWDは機関投資家による戻り売りが30台で再び見られるかが注目である。 (東京時間5月12日午前7時までの情報をもとに作成) 予想レンジ:人民元(円/人民元)20.00-20.50。韓国ウォン(ウォン/ドル)1390-1430。(東京 為替トレーディンググループ 神部)
ニューヨーク
先週前半は、米国資産逃避を巻き戻し金融正常化へと回帰する中、為替は強いUSD売りモメンタムが継続し、USDJPYは142円台前半まで下落した、週後半、迎えたFOMCでは、パウエル議長の様子見姿勢は変わらず、関税によるインフレリスクが強調されたタカ派な会合と受け止められると、市場は金利上昇・USD買いで反応。また、翌日の米英通商交渉の進展や米中通商交渉開始の期待感に押されたリスクセンチメントの回復と相まって、USDJPYは一時146円台まで上昇した。 今週は、重要指標である米CPI、小売売上高、PPIが予定されている。ハードデータの軟化が示されると早期利下げの織込みが進み、素直にUSD売りで反応しよう。一方で、マーケットの焦点は対米関税交渉であり、米中交渉の進展次第で、一喜一憂する展開を想定している。引き続き、トランプ大統領の突発的な発言には注意が必要だ。 (東京時間5月10日午前6時までの情報をもとに作成) 予想レンジ:ドル円(円/ドル)143.00-146.50。(ニューヨーク トレーディンググループ 植本)
ロンドン
米英両政府は先週、二国間貿易協定を結ぶことで合意したと発表。これを好感して、ドル買い、ポンド買いが優勢となった。ユーロドルは、1.13ドル台半ばから一時1.12ドル割れまで下落。その後は1.12ドル台後半まで下げ幅を縮小した。ポンドドルは、1.33ドルを中心とした狭いレンジで推移した。また、英中銀は先週の会合で25bpの利下げを決定。利下げは予想通りだったが、5名が25bpの利下げを支持し、2名が50bpの利下げを支持、2名が据え置きを主張するなど、不確実性が高まる中、メンバー間で意見の相違が生じた。今週は、米国と各国との通商交渉の動向に引き続き注目したい。 (東京時間5月10日午前1時までの情報をもとに作成) 予想レンジ:ユーロドル(ドル/ユーロ)1.1150-1.1450。ポンドドル(ポンド/ドル)1.3150-1.3500。(ロンドン トレーディンググループ 難波)
シンガポール
先週前半は本邦連休の中でドル/円は日銀の決定会合後につけた145円台後半から下落基調に転じた。台湾ドルを中心としたアジア通貨買いによる米ドル全面安の流れを背景に142円台前半まで下落。週後半にはベッセント米財務長官が中国との会談をセッティングしたとの報道や、米英での貿易交渉の合意を背景に146円台まで反発している。 アジアではマレーシア中銀が政策金利を3.00%で据え置くことを決定。一部では世界的な景気悪化を背景に予防的な利下げを行うと予想する向きもあった。声明文では米国の経済政策による景気への下押し圧力を懸念しているものの、そのトーンは想定よりも強くなかった。 今週は10-11日に予定される米中の閣僚級会談の進展次第となろう。本格交渉入りの目途が立てば週明けの為替市場はポジティブに反応しよう。しかし現時点では依然として両国の姿勢に隔たりがあり、早期に交渉がまとまるとは想定しづらい。先行きの不透明感が晴れないことを背景に先週初に見られたアジア通貨買い、ドル売りの流れが今週も継続すると予想する。 (東京時間5月9日午後5時までの情報をもとに作成) 予想レンジ:SINドル(S$/ドル)1.2900-1.3050。タイバーツ(バーツ/ドル)32.50-34.00。(シンガポール トレーディンググループ 渡瀬)
香港
先週のオフショア人民元は総じて堅調に推移。市場全体のセンチメントが改善傾向にあり、元相場では米中閣僚級会談に対する期待が広がり、オフショア人民元は戻り待ちの売りに上値が重くなったものの、総じて対ドル7.20元台前半で堅調に推移した。 週末に行われた米中閣僚級会談は、両国の相違解消に向けた「重要な第一歩」と位置付けられ、今後の協議体制作りに合意したと報じられた。具体性に欠けるが、米中対立緩和により関税引き下げへの期待が高まる可能性があり、今週の元相場も底堅さが維持されるとみている。 先週の香港ドルはバンド上限から反落。香港金融当局(HKMA)による介入規模が予想を上回り、流動性急増を受けて1ヵ月Hibor金利が約200bps、3ヵ月Hibor金利が約120bps、急激に低下した。香港ドルはバンド上限の対ドル7.75から7.78近辺まで反落した。当面、流動性が過剰な状況が続く可能性があり、Hibor金利も香港ドルも落ち着きどころを探る展開となりそうだ。 (東京時間5月12日午前9時までの情報をもとに作成) 予想レンジ:オフショア人民元(円/元)19.50-20.70。香港ドル(円/H$)18.20-19.20。(香港 トレーディンググループ 孫)
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