外国為替情報

主要外国為替相場のお知らせ

公表相場一覧(日次更新)
2025年11月4日(PDF 104KB)

市場・指標速報

前日市況概況及び国内経済指標速報のレポートを掲載します。
(日次更新)2025年11月4日(PDF 380KB)

フォレックス・ウィークリー

アナリスト・グループのレポートを掲載します。
(週次更新)2025年10月31日(PDF 491KB)

マーケット・ベイン(2025年11月4日)

為替ディーラーの相場観一覧

Market Dealer A B C D E F G H I
USD/YEN ++ + + + ++ + ++ + +
EUR/YEN + + + - ++ -- + + +
Corporate Dealer A B C D E F G H I
USD/YEN + + ++ + + ++ + ++ -
EUR/YEN + + ++ + + + + ++ --
Market Dealer USD/YEN EUR/YEN
A ++ +
B + +
C + +
D + -
E ++ ++
F + --
G ++ +
H + +
I + +
Corporate Dealer USD/YEN EUR/YEN
A + +
B + +
C ++ ++
D + +
E + +
F ++ +
G + +
H ++ ++
I - --

表の説明

ディーラーズ・ビュー(2025年11月4日)

東京・NYLNSNGHKのディーラーの見方を直送

東京(主要通貨担当)

先週前半は、「ベッセント米財務長官と片山財務相が為替について協議」との報道や、ベッセント米財務長官の「日本が日銀の政策余地を認める意思が鍵」とのSNSへの投稿を受け、USDJPYは153円近辺から151円台まで下落。週後半はFOMCで25bpsの利下げが行われるも、会見ではパウエル議長がタカ姿勢を見せたことを受け、全般USD買いとなり153円台へ上昇。翌日のBOJ決定会合では政策金利据え置き、会見での植田総裁も慎重姿勢維持だったことからJPY売り。また米中貿易摩擦緩和報道を受けたリスクセンチメントの改善も相まってUSDJPYは154円台へ上昇している。 今週は、前述した日米金融政策のコントラストや米中関係緩和を背景に、引き続きUSDJPYは上昇圧力がかかると予想する。そのような状況下で日本政府サイドから為替への牽制発言が見られる可能性も高く、注意したい。また個別材料ではRBA,BOEと中銀の政策会合が続く。RBAは金利据え置きと見られているが、BOEは予想が据え置きと利下げで割れており、GBPが大きく動く可能性が高い。 (東京時間11月04日午前7時までの情報をもとに作成) 予想レンジ:ドル円(円/ドル)153.00-157.00。ユーロ円(円/ユーロ)175.00-180.00。豪ドル円(円/豪ドル)99.00-102.50。(東京 為替トレーディンググループ 正松本)

東京(エマージング通貨担当)

先週、FOMCはタカ派転換、一方、BOJ決定会合は12月利上げのスタンスが示唆されなかったことから為替は全体的にドル買いでの推移となった。エマージング関連では、米中首脳会談が実施され、合意内容をまとめたファクトシートが公表された。中国側ではレアアース輸出許可や米国産大豆の購入再開、米国側ではフェンタニルによる対中関税の10%引き下げ、中国船寄港による追加の港湾使用料の1年間見送りなど前向きな合意が見られ、マーケットはリスクオンの様相となった。 今週米国では政府閉鎖により雇用統計の公表が遅れるとみられるため、ISMやADP雇用などの米指標を確認していく時間帯となろう。エマージング関連ではブラジル、メキシコの金融政策決定会合を控える。ブラジル中銀は政策金利据え置きがコンセンサスであるが、必要に応じて利上げを行うスタンスは維持されるだろう。一方、メキシコ中銀は、コアインフレが高止まるなか利下げペースは鈍化しつつあるものの25bpの利下げが市場予想となっている。 (東京時間11月4日午前7時までの情報をもとに作成) 予想レンジ:人民元(円/人民元)21.50-21.75。韓国ウォン(ウォン/ドル)1430-1445。(東京 為替トレーディンググループ 丸山)

ニューヨーク

先週は、米政府閉鎖が継続する中でFOMCが開催され、政策金利25bp引き下げとQT(量的引き締め)の停止が決定された。パウエル議長の会見では、12月の利下げが既定路線ではないことが示唆され、利下げ期待が後退。これを受けて米金利は上昇し、為替市場ではUSD買いが進行した。翌日のBOJ決定会合では政策金利の据え置きが決定され、植田総裁からは12月利上げに向けた明確なガイダンスは示されず、慎重なスタンスが維持されたことを受け、USDJPYは154円台まで上昇した。また、トランプ大統領によるアジア歴訪の一環として米中首脳会談が開催され、フェンタニル関連関税の引き下げやレアアース規制の1年間の延期が決定された。 今週は、JOLT求人件数、ADP雇用統計、ISM景況指数などの重要指標が発表される。FOMCでは「データが見えない中での慎重な政策運営」が強調されたが、雇用指標の一段の悪化が確認されれば、12月の利下げ期待が再び高まる可能性がある。また、次期FRB議長候補の選定が進行中であり、候補の一人であるウォラー理事の発言には注目が集まる。先週のイベントを通じてUSDJPYは再び上昇基調となっており、日本政府高官による口先介入の可能性には注意を払いたい。 (東京時間11月1日午前6時までの情報をもとに作成) 予想レンジ:ドル円(円/ドル)152.00-157.00(ニューヨーク トレーディンググループ 植本)

ロンドン

(休載)

シンガポール

先週は米中の通商交渉で対立激化の可能性が後退したことを受け、ドル円は153円台で取引を開始。来日したベッセント米財務長官が日銀の金融政策について言及したことで下落する局面はあったが、タカ派的なFOMCとハト派的なBOJ決定会合を消化して154円台まで上昇。週後半には米中の首脳会談が行われ、中国はレアアースの輸出規制を解除する等、足許のマーケットを取り巻くセンチメントは改善してきている。 今週は米政府閉鎖が継続していることに伴い、一部の米経済指標は発表されない可能性が高い。材料に乏しい状況下では足許の株高、ドル上昇の流れを止める要因もなく、緩やかに先週のドル上昇の流れを引き継ぐと予想。一部で米クレジット市場に対する懸念が燻っており、SVB銀行が破綻した時のようにマーケットの懸念が金融機関全体へ波及する可能性については留意したい。 アジアではマレーシア中銀の政策発表が予定されており、政策金利を据え置くことが予想されている。 (東京時間11月4日午前7時までの情報をもとに作成) 予想レンジ:SINドル(S$/ドル)1.3000-1.3150。タイバーツ(バーツ/ドル)32.00-33.50。(シンガポール トレーディンググループ 渡瀬)

香港

先週のオフショア人民元はいってこい。米中首脳会談は予定通り開催され、合意内容も概ね事前予想通りで懸念していた米中対立激化が回避される形となった。ただし、材料出尽くしが意識されたか、週後半のオフショア人民元は上げ幅を吐き出し、対ドル7.12元台と結局週明けの水準に一旦戻した。 元相場については、緩やかな元高基調が当面続くとみている。今週は円売りによる間接的なドル高圧力が一服すれば、オフショア人民元は対ドルで再び強含む展開となろう。 先週の香港ドルは引き続き小動き。今週も流動性が安定している状況が続き、香港ドルは引き続き対ドル7.70を中心としたレンジ推移となろう。 (11月3日東京時間午前9時までの情報をもとに作成) 予想レンジ:オフショア人民元(円/元)21.20-22.40。香港ドル(円/H$)19.50-20.50。(香港 トレーディンググループ 孫)

最新マーケット情報

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