外国為替情報

主要外国為替相場のお知らせ

公表相場一覧(日次更新)
2025年8月25日(PDF 105KB)

市場・指標速報

前日市況概況及び国内経済指標速報のレポートを掲載します。
(日次更新)2025年8月25日(PDF 282KB)

フォレックス・ウィークリー

アナリスト・グループのレポートを掲載します。
(週次更新)2025年8月22日(PDF 511KB)

マーケット・ベイン(2025年8月25日)

為替ディーラーの相場観一覧

Market Dealer A B C D E F G H I
USD/YEN + + + + + + + - -
EUR/YEN + ++ ++ + + + + ++ +
Corporate Dealer A B C D E F G H I
USD/YEN + + + + ++ + + + -
EUR/YEN + + + + ++ + + + +
Market Dealer USD/YEN EUR/YEN
A + +
B + ++
C + ++
D + +
E + +
F + +
G + +
H - ++
I - +
Corporate Dealer USD/YEN EUR/YEN
A + +
B + +
C + +
D + +
E ++ ++
F + +
G + +
H + +
I - +

表の説明

ディーラーズ・ビュー(2025年8月25日)

東京・NYLNSNGHKのディーラーの見方を直送

東京(主要通貨担当)

週前半、ジャクソンホールでのFRBパウエル議長のタカ派発言への警戒感もあってか、特段の材料がない中でマーケットは株下落、為替はUSD買い・JPY買いが優勢となり、USDJPYは147円台での推移となった。その間、トランプ大統領がFRBクック理事に辞任要求をする発言も見られたが、マーケットの反応は限定的。木曜日発表された米PMIは市場予想対比強い結果となり、為替はUSD買いで反応。USDJPYは147円台半ばから148円台半ばまで上昇した。注目されたジャクソンホールでのパウエル議長講演は、雇用の下振れリスクに言及するなどハト派な内容となり、マーケットは米金利低下、為替USD売りで反応。USDJPYは148円台半ばから146円台半ばまで下落、EURUSDは1.16近辺から1.17台前半まで上昇した。来週発表が予定される米雇用統計などの重要指標が注目される中で、今週は米重要指標に乏しく月末需給に振らされる方向感のない展開となろう。日本では、基調的インフレ指標や東京都区部CPIの発表、BOJ中川委員の発言が予定されており、BOJの利上げ前倒し期待が高まるか確認したい。欧州では、ロシア・ウクライナ戦争での和平に向けて進展があった場合、EUR買いで反応するだろう。(東京時間8月25日午前7時までの情報をもとに作成) 予想レンジ:ドル円(円/ドル)145.00-150.00。ユーロ円(円/ユーロ)170.00-175.00。豪ドル円(円/豪ドル)94.00-97.50。(東京 為替トレーディンググループ 千)

東京(エマージング通貨担当)

先週は週末のジャクソンホール・カンファレンスを前にFRBパウエル議長のタカ派警戒が強まり、為替はポジション調整もあって、全体的にドル買いで推移した。迎えたパウエル議長講演は「雇用の下振れリスクが高まっている」など、利下げに対しやや前向きな姿勢を示し、エマージング通貨も大きく対ドルで増価する展開となった。個別材料として、インドネシアの金融政策決定会合はマーケットの予想が政策金利据え置きだった中、25bpの引き下げを決定。インフレの鎮静化が見込まれることを利下げの要因として挙げ、為替介入を継続して行うことを示した。今週は米コアPCEデフレータなどの指標発表を控える。為替相場はジャクソンホール・カンファレンスを通過し、月末の需給に左右される相場になるだろう。エマージング関連では韓国の金融政策決定会合を控えるが、住宅市場が落ち着いてきている中、本会合での利下げは見送られるものと考えている。また、ロシア・ウクライナの和平交渉については長期する可能性もあるが、進展が見られれば東欧通貨の上昇も期待できるだろう。(東京時間8月25日午前7時までの情報をもとに作成) 予想レンジ:人民元(円/人民元)20.40-20.75。韓国ウォン(ウォン/ドル)1375-1400。(東京 為替トレーディンググループ 丸山)

ニューヨーク

先週は、米ロ・米ウ首脳会談が実現するも、停戦交渉の大きな進展は見られずマーケットの反応は限定的であった。その後、市場は週末のジャクソンホール会合でのパウエル議長の講演待ちの中、雇用よりインフレ重視のFOMC議事録や、強いPMIとタカ派なFed高官コメントが発表され、市場は、9月利下げ織り込みを一時0.7回まで剥がし、USDJPYは148円台まで上昇した。迎えたパウエル議長の会見では9月利下げの可能性を広げる市場の想定よりハト派的な発言となり、為替は大きくUSD売りで反応。USDJPYは146円台まで下落した。 今週は、コアPCEデフレータが発表されるが、材料が少ない中で月末需給に振らされる展開を想定している。米金融政策については、ジャクソンホールでのパウエル議長の発言により9月利下げの可能性が高まったものの、雇用・インフレ指標の確認までは楽観視しづらい状況である。日本では、週末に予定されているジャクソンホールでの植田日銀総裁の発言に注目しており、今後の金融政策の方向性が示されるかが焦点である。(東京時間8月23日午前6時までの情報をもとに作成) 予想レンジ:ドル円(円/ドル)144.00-148.00(ニューヨーク トレーディンググループ 植本)

ロンドン

先週は、ジャクソンホールでのパウエルFRB議長の講演を控え、ドル買いが進行した。しかし、講演でパウエル議長は「政策は抑制的な領域にあり、基本シナリオやリスクバランスの変化が政策スタンスの調整を正当化する可能性がある」と述べ、ハト派的な姿勢を示した。この発言を受け、ドルは大きく売り戻される展開となった。ユーロドルは1.17ドル台前半から1.15ドル台後半まで下落後、1.17ドル台前半まで反発。ポンドドルも1.35ドル台半ばから一時1.34ドル割れまで下落したが、その後1.35ドル台半ばまで戻した。今週は目立った材料がなく、方向感に乏しい展開が予想される。流動性の低下による値動きの振れには引き続き注意が必要。(東京時間8月23日午前1時までの情報をもとに作成) 予想レンジ:ユーロドル(ドル/ユーロ)1.1600-1.1850。ポンドドル(ポンド/ドル)1.3400-1.3700。(ロンドン トレーディンググループ 難波)

シンガポール

先週はジャクソンホール会合を控えて米ドルの動意は乏しかったが、週後半の米PMIの上振れを受けてドルが上昇。マーケットの年内のFEDの利下げ織り込みも月初の米雇用統計直後の2.5回から1.9回程度まで剥落する恰好となった。 週末に控えるジャクソンホール会合については、特にパウエル議長講演の内容次第となろうが、マーケットはややタカ派なコミュニケーションを警戒し始めている印象だ。あと1月分の経済指標を確認できるパウエルにとって今回の講演で利下げの有無や利下げ幅を明言するメリットは乏しく、ドルが買い戻される値動きを想定している。仮に9月利下げに積極的な姿勢を示せばサプライズとなりドル売りが再開されよう。 アジアでは韓国中銀、フィリピン中銀の金融政策決定会合が予定されている。韓国は消費回復を背景に当局は利下げを急がないとみている。9月の米金融政策の動向を見極めてから10月会合での利下げ再開を見込む。フィリピンは従前のアナウンス通り今会合での利下げが予想されている。年内あと1回の利下げを予定しており、次の利下げ時期の示唆があるかが注目だ。 (東京時間8月22日午後5時までの情報をもとに作成) 予想レンジ:SINドル(S$/ドル)1.2800-1.2950。タイバーツ(バーツ/ドル)32.00-33.50。(シンガポール トレーディンググループ 渡瀬)

香港

先週のオフショア人民元はレンジ推移継続。パウエル議長のジャクソンホール講演を控え、全体的に方向感のない展開が続いた。為替市場はドルがやや買い戻されたが、値幅は限定的であり、オフショア人民元は対ドルで7.17〜7.20のレンジ推移が継続した。 パウエル議長のジャクソンホール講演は9月利下げの可能性を示唆した。利下げ期待の高まりにより、今週は素直に米金利低下・ドル安が進行する可能性が高いとみており、オフショア人民元は対ドルで堅調に推移するだろう。 先週の香港ドルは対ドルで上昇。香港ドルはバンド中間値の7.80割れまで対ドルで上昇した場面もあったが、短期Hibor金利の大幅上昇が一巡したことを受け、その後は7.82近辺まで値を戻した。キャリートレードの巻き戻しがかなり進んだ可能性があり、今週の香港ドルは落ち着いた推移となろう。(東京時間8月25日午前9時までの情報をもとに作成) 予想レンジ:オフショア人民元(円/元)20.00-21.00。香港ドル(円/H$)18.20-19.20。(香港 トレーディンググループ 孫)

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