ニュースリリース



旭化成株式会社に「環境配慮企業支援ファンド」を活用した融資を実施(1/1)


 

 

平成221224

各  位

株式会社 三井住友銀行

 

 

旭化成株式会社に「環境配慮企業支援ファンド」を活用した融資を実施

 

 株式会社三井住友銀行(頭取:奥 正之)は、日本銀行の「成長基盤強化を支援するための資金供給」の趣旨に則り組成した「環境配慮企業支援ファンド」を活用し、旭化成株式会社(代表取締役社長:藤原 健嗣)に対し、融資を実施致しました。

 

 三井住友銀行では、地球環境の維持向上につながる商品開発やソリューション提供を行う一環として、2008年より「SMBC環境配慮評価融資」に取り組んでおり、三井住友銀行と株式会社日本総合研究所(代表取締役社長:木本 泰行)の作成した独自の評価基準に基づき企業の環境配慮状況を評価・診断することで、先進的な環境配慮経営を行う企業に対して積極的支援をして参りました。

 

「環境配慮企業支援ファンド」は、従来の「SMBC環境配慮評価融資」の枠組みに、日本銀行の「成長基盤強化を支援するための資金供給」を活用することで、企業の環境配慮経営への支援、並びに日本経済の成長基盤強化への支援に、従来以上に取り組むことを目的に組成したものです。

 

今回対象となった旭化成株式会社は、「環境ビジネスと環境コミュニケーション」「環境保全対策の取組と成果の状況」「環境負荷の把握の状況」「環境マネジメント」のすべての面で非常に高い水準であると判断され、企業経営において大変優れた環境配慮を実施されているとの非常に高い評価となりました。

特に、@化学物質の開発から廃棄に至るまで自主的に「環境・安全・健康」を確保し活動の成果を公表するレスポンシブル・ケア(RC)活動を全社的に実施し、継続的な改善を図られている点、A2009年度には前年度比エネルギー原単位を9%削減されているほか、温室効果ガス排出量については1990年度対比50%削減レベルを維持するという目標を継続して達成されている点、Bライフサイクル視点でのCO₂削減量の把握につとめられており、特にCOを原料の一つとしつつ、猛毒のホスゲンを製造工程で使用しないポリカーボネート製法の開発と海外展開をされているなど、環境負荷軽減とビジネスとを融合され、世界的な展開をされている点などが高く評価されました。

 

三井住友銀行では、日本銀行の「成長基盤強化を支援するため資金供給」の趣旨を踏まえ、当行のノウハウ及び情報提供力を十分に発揮できる『環境』・『中国』等の分野を中心に、引き続き企業の活動をご支援して参ります。

 

 

 

以  上

 

 




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