ニュースリリース



「SMBC食・農評価融資」の取扱開始について(1/1)


平成23426

各 位

株式会社 三井住友銀行

 

「SMBC食・農評価融資」の取扱開始について

 

 株式会社三井住友銀行(頭取:國部 毅)は、企業の食と農に関する取組みを支援する「SMBC食・農評価融資」の取扱いを開始しました。

 

 昨今、新興国の台頭に伴う穀物価格の上昇が懸念され、食料の確保という意味での自給率向上が謳われるなど、「食」に対する意識が高まってきております。また、戸別所得補償制度により国内の農業が保護される一方で、TPP参加による市場開放の要否が議論されるなど、「農」に対する関心も高まりを見せております。

 

このような環境下、三井住友銀行では、食品関連企業の「食の安全」や「環境への配慮」等の基盤的な取組みに加えて、「健康・栄養への配慮」や「流通の合理化」等の発展的な取組み、それらを推進する「経営方針」を評価する融資商品を開発いたしました。

 

 「SMBC食・農評価融資」は、独自の評価基準に基づき企業の食・農取組みを評価し、評価結果に応じたご融資条件の設定を行うとともに、取組み内容に関する今後の改善余地を、簡易診断のかたちでご提供する融資商品です。

 

本格的な評価手法の導入にあたり、評価基準の客観性を確保するため、株式会社日本総合研究所(代表取締役社長:木本 泰行)に制度設計及び評価業務を委託するとともに、新日本有限責任監査法人からも、制度の継続的な改善に関して専門的な知見をご提供いただくことにしております。

 

 また、取扱開始に向けて本融資の趣旨にいち早くご賛同いただき、制度設計の段階から食・農取組みの先進企業としての貴重なご意見を頂戴したアサヒビール株式会社(代表取締役社長:泉谷 直木、以下「アサヒビール」)に対して、第一号のSMBC食・農評価融資を実行いたしました。

 

 今回のアサヒビールに対する食・農取組みの評価結果は、「高価値な食生活啓発、農水産業の提供価値向上」「基盤としての安全の保証」において高い水準であると判断され、企業経営において優れた食・農取組みを実施されているとの評価になりました。

 特に、@中国の山東省における農業の取組みを通じて、日本式の農業や食品製造の方法、日本の質の高い食文化を広められている点、A日本独自の農産物に着目し、「べにふうきで快適生活」「黄金の発芽大麦」など価値の高い製品を開発・販売されている点、BJ-PAO(日本プロ農業総合支援機構)の運営会員に名を連ねるなど「国内農水産業を強くする」観点からの活動を実践されている点、C原料規格書の取付け義務や協力工場に対する「アサヒクオリティミーティング」の開催など、原料や製造工程の安全管理の取組みを実践されている点が高く評価されました。

 

三井住友銀行では、「SMBC食・農評価融資」により、日本の「食生活の向上」及び「農水産業の強化」に繋がる取組みを、金融を通じてご支援して参ります。

 

以 上

 

 




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