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平成24年度新入社員入行式頭取訓辞要旨(1/1)
平成24年4月2日
各 位
株式会社 三井住友銀行
平成24年度新入社員入行式頭取訓辞要旨
本日、三井住友銀行頭取
國部 毅は、平成24年度新入社員入行式において、下記要旨の訓辞を述べました。
記
1.経営環境と方向性
当行を取り巻く環境は大変不透明な状況にあるが、「変化の中にこそチャンスがある」と考える。様々な環境変化の中で、お客さまに、そして社会に果たすべき我々の役割はますます重要なものになってきており、それが当行のビジネスチャンスでもある。国内外の大きな期待に応え、しっかりと役割を果たしていく中で「グローバルに活躍するトップティアの金融機関」の実現を力強く目指していきたい。
2.新入社員へのメッセージ
(1)本質を把握した上で、基本をしっかりと身に付けてほしい
「基本」は、皆さんが活躍するための土台となるものである。ただし、「基本を身に付ける」とは、単に知識や手順を覚えることだけではない。教えられたことや、決まり事について、
「何故そうなっているのか」自問し、物事の本質を理解した上で、「基本」を徹底的に習得して頂きたい。それが、一段上の仕事をこなせることに繋がる。
(2)世界で活躍できる一流の人材を目指してほしい
国際金融の舞台で邦銀の競争力が高まってきており、我々の活躍の可能性が拡がりつつある中、チャンスを掴みとり、世界で通用する一流の金融機関へと飛躍を遂げるためには、当行が「真の意味でグローバル企業になる」ことが必要である。その土台となるのはあくまでも「人」であり、皆さんには、「グローバルな視野・意識」を持ち続け、「世界で真に活躍できる一流の人材」を目指して努力と挑戦を続けていってほしい。
(3)時代の一歩先を見据え、果敢に行動してほしい
私は常々、「プロアクティブ(時代の先を見据えて)に行動してほしい」と言っている。
5年後、10年後を見据えて考え抜き、勇気を持って行動に移すことが大切である。そのためには、まず、「積極的で、前向きな気持ち」や、「一つ上の仕事」、「困難な仕事」にチャレンジ
していく「気概」を持って臆することなく行動し、自分が信じるものに対して「正々堂々」と取り組んで頂きたい。
3.結び
私から「Beyond our boundaries」という言葉を贈る。この言葉には、「国境や業務の部門など周りに存在する一切の境界を越えてほしい」、「自分自身の限界を超えて成長してほしい」という二つの強い想いを込めている。お客さまの多様なニーズに対し、一歩先を行く「先進性」と「スピード感」をもってお応えしていくためには、全ての従業員が「Beyond our boundaries」の精神で連携して取り組んでいくことが必要である。皆さんと一丸となって、「最高の信頼を得られ世界に通じる金融グループ」を実現していきたい。
以 上