ニュースリリース



大阪大学 産学連携本部 新産業創出協働ユニットの設置について(1/1)


平成24年11月6日

 

国立大学法人大阪大学 産学連携本部

株式会社池田泉州銀行

テクノロジーシードインキュベーション株式会社

株式会社東京大学エッジキャピタル

有限責任監査法人トーマツ

バイオ・サイト・キャピタル株式会社

株式会社三井住友銀行

 

大阪大学 産学連携本部

新産業創出協働ユニットの設置について

 

 

 大阪大学産学連携本部、池田泉州銀行、テクノロジーシードインキュベーション、東京大学エッジキャピタル、トーマツ、バイオ・サイト・キャピタル、および三井住友銀行は、大学発ベンチャーの創出と育成を目的とした新産業創出協働ユニットを設置いたしました。本協働ユニットは、大阪大学を中心にした持続的な新産業創出を目的とし、既存企業ではリスクを負えないポテンシャルの高い技術シーズの事業化に複数のベンチャーキャピタル(VC)、銀行等と協働で取り組みます。各社の特徴を活かした協働運営により、大学におけるシード育成と成長支援、地域とグローバル、幅広い事業分野(バイオ・ライフサイエンス、環境・エネルギー、ICT等)をカバーした活動を行います。

シード段階から事業化資金と起業人材を集めることで、基礎研究と事業化の間に存在する研究開発と事業開発のギャップを協働で克服します。参加企業は、一定のコストを負担し、産学連携本部との協働体制を構築することで、シード段階から事業化プロジェクトをサポートすることができます。具体的には、事業化プロジェクトの組成・サポート、ベンチャー企業の創設・成長支援、起業人材の発掘・育成等一連の事業化業務を協働で行います。

 

本事業は大阪大学の協働ユニット制度を活用した取り組みです。これまで大学の外部に起業支援団体を設置し、ネットワークにより支援する事例は多数ありましたが、大学の産学連携部門と複数の金融機関(VC、銀行等)が協働で起業支援活動を推進することは、我が国では初めての取り組みです。

中長期的には、事業分野毎(バイオ・ライフサイエンス、環境・エネルギー、ICT等)の協働ユニットも設置し、既存企業の新規事業やスピンアウトベンチャーの創出と育成も行い、産学官に金融機関を加えた、産学官金が連携して持続的な新産業創出モデルとなる多様なイノベーションシステムの構築を目指します。

 

大学発ベンチャーの創出や育成は、リーマンショック以降、リスクマネーの供給が激減したことにより低迷していましたが、昨年あたりから既存企業の新規事業の育成活動が盛んになり、技術系ベンチャーへの投資もひとつの手法として注目され始めています。また、ベンチャーファンドの設立数およびファンド総額も増加傾向に転じています。さらに、今年度から文部科学省は、大学発ベンチャーの創業前段階から、研究開発・事業育成を行う「大学発新産業創出拠点プロジェクト」を開始しました。大阪大学産学連携本部は、これらの活動に幅広く対応するため、本協働ユニットを設置し、我が国の新産業創出に貢献します。


 

大阪大学 産学連携本部 新産業創出協働ユニット

 

 

 

大阪大学 協働ユニット制度

特定の分野の学内および産業界の研究者を集めた研究グループで、企業ニーズに応じた研究活動を行います。単独では困難な高度な共通課題の検討、コストや時間のかかる研究活動、先進的機器の協働利用などを複数企業からの資金を集めて行い、産業界に成果を還元します。

3年間以上の設置

5社以上の参加

●社会の共通課題に対して共同で研究を進める拠点


運営参加企業

 

株式会社池田泉州銀行

本社:大阪府大阪市北区茶屋町1814

資本金:50,710百万円(平成243月末)

 代表者:藤田 博久

事業内容:銀行業

池田泉州銀行は、先進技術への積極的な支援を進めるべく、銀行内に「先進テクノ本部」を設置。独自の助成金制度や技術提携等で先進技術企業へのサポートを積極的に推進するとともに、産学連携を活用した積極的な技術マッチング等に取組を行っている。

 

テクノロジーシードインキュベーション株式会社

本社:京都市下京区松原通烏丸西入玉津嶋町316-2川南ビル6F

資本金:291百万円(平成243月末)

 代表者:徃西 裕之

 事業内容:大学・研究所の研究・技術シーズ及びアイデアを事業化するインキュベーター。ベンチャー創業・再生に関し、企業OB人材を登用して資金調達・量産技術開発及びその管理などの経営上の様々な課題に対応し事業の立ち上げを行っている。

 

株式会社東京大学エッジキャピタル

本社:東京都文京区本郷7-3-1 東京大学産学連携プラザ4F

資本金:10百万円(平成243月末)

 代表者:郷治 友孝

 事業内容:ベンチャー企業を通じた大学の「知」の社会還元に向けて、優れた知的財産・人材を活用するシード・アーリーステージのテクノロジー・ベンチャー企業に対して投資を行うベンチャーキャピタルであり、創業前を含めた様々な成長ステージに応じた投資・支援を行い、大学等研究機関の研究者、起業家、企業の方々と共同で事業を創ることに主眼を置き、現在、150億円を超えるベンチャー・キャピタルファンドを運営している。

 

有限責任監査法人トーマツ

本社:東京都港区芝浦4-13-23 MS芝浦ビル

資本金:724百万円 平成246月末)

 代表者:天野 太道

事業内容:監査、マネジメントコンサルティング、株式公開支援、ファイナンシャルアドバイザリーサービス等を提供する日本で最大級の会計事務所の一つで、国内約40都市に公認会計士を含む約4,800名の専門家を擁しています。また、グループ各社の密な連携のもと、各専門の組織や会社がクライアントの課題解決のため、個々の業務課題に対応したテーマ別サービスと、専門チームによる業種別サービスとを複合的に組み合わせ、高品質のサービスを提供している。

 

 

 

 

 

バイオ・サイト・キャピタル株式会社

本社:大阪府茨木市彩都あさぎ7丁目7-15

資本金:83百万円(平成243月末)

 代表者:谷 正之

 事業内容:バイオ関連・ライフサイエンス関連ベンチャーの起業、事業拡大、成長を支援するために、

大阪大学連携型起業家育成施設「彩都バイオインキュベータ」を始めとして3施設のレンタルラボの運営及び投資事業を行っている。

 

株式会社三井住友銀行

本店所在地:東京都千代田区丸の内1丁目1-2

資本金:1,770,996百万円(平成243月末)

 代表者:國部 毅

 事業内容:銀行業務。本部に専門グループを設置し、ベンチャー企業を含めた成長有望企業の発掘と成長マーケットの開拓を通じて、お客さまの新規事業開拓支援や業務・技術提携サポートを行っている。

 

 

 

 

 




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