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モンゴル国エネルギー省と包括協定を締結(1/1)
2013年5月3日
株式会社日立製作所
株式会社三井住友銀行
モンゴル国エネルギー省と包括協定を締結
モンゴル国における発電・送電網の近代化に技術とファイナンスで貢献
株式会社日立製作所(執行役社長:中西
宏明/以下、日立)と株式会社三井住友銀行(頭取: 國部 毅/以下、SMBC)は、このたび、モンゴル国エネルギー省(Mongolia Ministry Of Energy/大臣:M.ソノンピル/以下、MOE )と発電・送電網などの電力事業分野に関する包括協定を締結しました。具体的には、日立はMOEと協力して、高度な送電網の建設や発電設備の導入を含めた
プロジェクトを検討していきます。SMBCは両者と連携して、プロジェクトを実現するために必要となるファイナンススキームを検討していきます。
モンゴル国ではここ数年、鉱山開発の進展等により、経済成長率が2桁の伸びを記録しています。それに伴い電力需要が増大しています。一方で、発電・送電設備の多くは導入から30年程度経過しており、老朽化が進んでいます。このため、日本からの優れた技術やファイナンスを用いた発電・送電設備の導入が期待されています。
本包括協定に基づき、日立は、MOEと協力して、優れた技術を用いた高効率かつ信頼性の高い送電網の建設や高効率発電設備の導入を含めた、具体的なプロジェクトを検討していきます。例えば、MOEが既存の送電網を拡張する際に、日立の技術的な知見をいかして、電力を安定供給できるよう助言していきます。また、変電機器、蓄電池システム、電線などといった日立の幅広い製品群を活用して、従来より高効率な送電網の建設について検討していきます。更に、MOEの中期的なエネルギー政策を踏まえて、再生可能エネルギーの導入に伴う送配電網の強化といった高度な技術的な課題にも対応していくため、電圧調整器や送配電設備の遠隔操作システムなどを組み合わせた解決策を提案していきます。
SMBCは、昨年、温暖化ガス排出削減に資する環境事業及びインフラ事業分野での協働を目的として、モンゴル国の政府系開発銀行と業務提携をしております。本件プロジェクトには開発段階より参画しており、具体的なプロジェクトを実行するにあたって必要となるファイナンススキームを検討して参ります。
日立は今後、電力事業において長年にわたり培ってきた技術を通して、モンゴル国の発送電分野の高度化に、またSMBCは、金融面の支援を通してモンゴル国の経済発展に貢献していきます。
■モンゴル国エネルギー省(MOE)の概要
(1) |
組織名 |
モンゴル国エネルギー省(Mongolia Ministry of Energy) |
(2) |
代表者 |
大臣:M.ソノンピル (M.
Sonompil) |
(3) |
所在地 |
モンゴル国ウランバートル市 ハーン‐ウウル地区 チンギス通り第14政府ビル |
以 上