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平成19年度新入社員入行式頭取訓辞要旨(1/1)
平成19年4月2日
各 位
株式会社 三井住友銀行
本日、三井住友銀行頭取 奥 正之 は、平成19年度新入社員入行式において、下記要旨の訓辞を述べました。
記
1. 経営の方向性
当行は昨年10月に、政府からの公的資金を全額返済し、持続的成長を確たるものとする新たなステージに歩みを進めている。「お客さまに『付加価値』を創り出すことこそが企業価値の源(みなもと)と強く認識し、それを極大化することにより『最高の信頼を得られ世界に通じるトップバンク』を実現する」ことをビジョンとして掲げ、あらゆる面での「質」の向上に取り組んでいる。
(1)『基本をしっかり身につけよう』
(2)『世界地図の中で考えよう』
日本はその立地からして望むと望まぬに拘らず世界とのビジネスに関わりを持たざるを得えない。私達が日本地図の上だけでの発想や動きに止まっていたのでは残念ながら企業としての持続的な成長が覚束なくなる。個人・法人のお客さまとの取引を行ってゆく上で、皆さんには、是非、世界地図を手許に置いてフレッシュな感覚で「世界地図の中で発想し、考える」という習慣を身につけてほしい。
(3)『柔軟な発想と持続的な挑戦で常に一歩先を考え、一歩先を走ろう』
昨年6月、急逝された当行の宿澤広朗元専務は生前に、「努力は運を支配する」という言葉を口にしていた。「楕円形のラグビーボールのバウンドは一見、予測がつかないと言われるが、それは努力によって克服できる。人間には平等にチャンスがやって来るがそれをものにできるかどうかはその人の日々の不断の努力による。」ということである。先を読んだ柔軟な発想と不断の努力を続け、勇気を持って挑戦・実行し、自己実現をしっかりと果たしてほしい。
3. 結び
フレッシュで旺盛な行動力、そして難局にも敢然と立ち向かう勇気とチャレンジングスピリットを発揮して、「より良い、より強い、より信頼される銀行」の実現に向けて一緒に力を合わせて進んでほしい。
以 上