ニュースリリース



日本政策投資銀行と三井住友銀行共同のメザニンファンドを2,000億円規模へ拡大(1/1)


平成19625

 

日本政策投資銀行

株式会社三井住友銀行

 

 

 

日本政策投資銀行と三井住友銀行共同のメザニンファンドを2,000億円規模へ拡大

〜UDSメザニンファンド:企業の成長支援やMBO、事業承継、事業再構築のための新たなファイナンスを提供〜

 

 

1.    日本政策投資銀行と三井住友銀行は、平成181月より共同で、企業の優先株式や劣後ローン等を引き受けるコーポレート・メザニンファンド(UDSメザニンファンド)を組成して参りました(当初ファンド総額120億円)が、今般、2,000億円規模を目途にファンドを拡大することに決定致しました。

 

2.     我が国の企業金融は、シニアローンについては、シンジケート・ローンや買収ファイナンス等のマーケットの拡大、資本(エクイティ)については、IPO市場の発展、プライベートエクイティファンドの隆盛等により、その厚みが増しつつあります。しかしながら、シニアローンとエクイティとの中間に属する優先株、劣後ローン等のメザニンファイナンスについては、@企業の事業再構築の中でのバランスシートの調整ニーズ、AM&Aやバイアウト案件における資金調達手段、B円滑な事業承継のためのツール、C株式非公開化のソリューション等、多方面でのニーズがあるにも拘わらず、まだ資金の出し手は限定的です。こうしたことから、日本政策投資銀行と三井住友銀行は、共同して、コーポレート・メザニンの引受を行うファンド(UDSメザニンファンド)を組成し、1年半で約10件、800億円前後の投資を行って参りましたが、資金ニーズの高まり及びメザニンマーケットの育成を睨み、今般の増額を行うことと致しました。

 

3.     当ファンドの運営は日本政策投資銀行が行いますが、三井住友銀行の取引先等を含め、幅広いネットワークから見出される案件を対象に、これまで両行が培ってきたファイナンスのノウハウを活用し、企業の成長支援やMBO、事業再構築を実現して参ります。この取組みによって、プライベートエクイティファンド等の行なう投資業務と、銀行の行う融資業務の隙間を埋め、対象企業に対してシームレスなファイナンスのサポートが可能となると考えております。

以 上

 

 




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