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OMCカードと三井住友フィナンシャルグループとのクレジットカード事業における戦略的提携について(1/1)
平成19年7月27日
各 位
株式会社オーエムシーカード
(コード番号 8258)
株式会社三井住友フィナンシャルグループ
(コード番号 8316)
株式会社三井住友銀行
三井住友カード株式会社
OMCカードと三井住友フィナンシャルグループとの
クレジットカード事業における戦略的提携について
株式会社オーエムシーカード(代表取締役社長:江幡真史、以下「OMCカード」)と株式会社三井住友フィナンシャルグループ(取締役社長:北山禎介、以下「SMFG」)、株式会社三井住友銀行(頭取:奥正之、以下「SMBC」)および三井住友カード株式会社(代表取締役社長:月原紘一、以下「SMCC」)は、SMBCによるOMCカードの株式取得を機に、クレジットカード事業における広範囲な戦略的提携にむけ、経営トップによる戦略構築委員会を設置して協議していくこと等について、本日基本合意いたしましたので下記のとおりお知らせいたします。
記
1.基本合意の目的
近年、クレジットカード業界は、生活者のライフスタイルの変化やIT技術の進展に伴う決済市場の多様化等で市場規模が着実に拡大しており、今後も一層の成長が予測されております。一方、シェア拡大による経営の効率化や競争力強化のための業界再編も活発化し、電子マネーなどの新技術・新サービスの進展や顧客ニーズの高度化等によるシステム投資の増大に加え、貸金業法の改正や割賦販売法の見直し機運など、業界を取り巻く経営環境が激的に変化しており、業界は大きな転換期に直面しています。
このような環境認識の下、OMCカードとSMFGグループ3社(SMFG、SMBC、SMCC)は、OMCカードをSMFGグループのコンシューマーファイナンス事業における中核を担う戦略的グループ会社と位置付け、SMCCを中心としたSMFGグループとOMCカードとの間で、相互の経営資源や事業基盤の緊密な連携を図ることで、本邦ナンバー1のクレジットカード事業体を構築することを目指し、戦略的提携にむけた協議を開始することで基本合意したものです。
OMCカードは、小売業を起源としたクレジットカード会社として生活者の視点で独自の募集ノウハウやマーケティング、ビジネスモデルを培い、業界最高水準の利用率や募集力を有しております。一方、SMFGグループは、SMBCの豊富な顧客基盤やSMCCの膨大なカード加盟店網、IT開発力などを有しており、OMCカードとSMFGグループがこれらを有機的に結び付けることで相乗効果を発揮させ、各々の企業価値の向上とグループとしての総合力を追求してまいります。また、本邦ナンバー1のクレジットカード事業体の実現に向け、既存の枠組みに捉われず、経営の効率化と競争優位性の強化に向けて、大胆な事業の再編成・集約を含む中長期的な事業戦略の検討を進めてまいります。
2.基本合意の概要
(1)
戦略構築委員会の設置
本邦ナンバー1のクレジットカード事業体の実現に向けて、OMCカードとSMFGグループ3社は、各社経営トップをメンバーとする戦略構築委員会を設置し、平成20年2月末を目処に、ブランド戦略、イシュイング(発行業務)、アクワイアリング(加盟店業務)、プロセシング業務等の集約・強化、グループ内関連事業の再編等を含む中長期的なクレジットカード事業戦略を検討してまいります。
(2) 個別提携委員会の設置
戦略構築委員会と平行して、短期的に相乗効果の実現が可能な、営業チャネル・商品・サービスの相互活用や事務・システム面での協働等の項目について個別提携委員会を設置し、提携効果の早期実現を図ってまいります。
(3) 役員派遣・人事交流の実現
基本合意の目的を円滑に達成するため、OMCカードとSMFG3社は、個別提携の実効性を高めることその他相互交流を図るために、必要に応じて、お互いに執行役員、従業員を派遣し、積極的な人材交流をおこなってまいります。
(4)
株式会社ダイエーとの協力関係の維持
OMCカードと株式会社ダイエーは、平成19年5月に締結した「クレジットカード取引に関する覚書」の趣旨に沿って、今後も協力関係を継続してまいります。
また、OMCカードとSMFG3社は、今回の戦略的提携の協議にあたり、既存の提携先とも連携を図りつつ、その他のSMFGグループ各社にも幅広く参画を呼びかけてまいります。
以 上