ニュースリリース



名古屋大学と三井住友銀行の産学連携推進に関する提携について(1/1)


平成20620

各  位

国立大学法人 名古屋大学

                           株式会社 三井住友銀行

                     

名古屋大学と三井住友銀行の産学連携推進に関する提携について

国立大学法人名古屋大学(学長:平野 眞一)と、株式会社三井住友銀行(頭取:奥 正之)は、銀行の取引先企業の研究課題を、大学との共同研究を通じて解決することを目指し、本日、産学連携協力に関する協定を締結しました。名古屋大学が、メガバンクと産学連携の分野で提携することは初めてであり、“名古屋を起点とした産学連携”として、大企業から中堅・中小企業に及ぶ、裾野の広い取り組みを行います。

 

1.提携の狙い

三井住友銀行の取引先企業は全国に亘りますが、製造業を中心に技術的な課題を抱える、あるいは新商品の開発に悩む企業は少なくありません。今回の提携は、名古屋大学が擁する多数の研究者とその研究シ−ズ、および知的財産等を有効に活用し、企業の技術的な課題の解決のために、肌理細かく対応していける体制・ネットワ−クの構築、すなわち、“大学と銀行の連携による企業支援ネットワ−クの構築”を目指します。

 

2.産学連携の具体的な取り組み

以下のスキ−ムを通じて、三井住友銀行の取引先企業と名古屋大学との、双方向でのマッチングを推進し、共同研究をはじめ具体的な研究成果に向けた取り組みを支援します。

 

(1)大学シ−ズ発信型

名古屋大学の保有する知的財産等の研究シ−ズを三井住友銀行の取引先企業に紹介します。産学連携に前向きな研究室・教授より、実用化が見込める技術や研究テ−マの提供を受けることがこのスキ−ムのポイントです。具体的には、大学と銀行で事前に取り決めたフォ−マットで整理された情報に基づき、銀行が取引先企業群に対するマ−ケティングを行います。大学が纏める情報には、マッチングが想定される業種やその技術の応用分野などを含み、銀行の効果的な情報活動を支援する工夫が施されています。

 

(2)企業ニ−ズ発信型

三井住友銀行の取引先企業の技術相談ニ−ズ等を名古屋大学に紹介します。銀行の営業拠点では、日常的に取引先企業の経営課題やニ−ズに接しています。これらの情報に含まれる研究ニ−ズを、銀行本部の専門部署が集約し、興味のある大学の研究室・教授を探し出し、両者の引き合わせまで支援します。

 

以 上

 




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