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東北大学と三井住友銀行の産学連携推進に関する提携について(1/1)
平成20年7月25日
各 位
国立大学法人 東北大学
株式会社 三井住友銀行
国立大学法人東北大学(総長:井上 明久)と、株式会社三井住友銀行(頭取:奥
正之)は、銀行の取引先企業の研究課題を、大学との共同研究を通じて解決することを目指し、本日、産学連携協力に関する協定を締結しました。東北大学が、メガバンクと産学連携の分野で提携することは初めてであり、“仙台を起点とした産学連携”として、大企業から中堅・中小企業に及ぶ、裾野の広い取り組みを行います。
1.提携の狙い
三井住友銀行の取引先企業は全国に亘りますが、製造業を中心に技術的な課題を抱える、あるいは新商品の開発に悩む企業は少なくありません。今回の提携は、素材関連・電子関連・半導体関連を中心に東北大学が擁する多数の研究者とその研究シーズ、および知的財産等を有効に活用し、企業の技術的な課題の解決のために、肌理細かく対応していける体制・ネットワークの構築、すなわち、“大学と銀行の連携による企業支援ネットワークの構築”を目指します。
2.産学連携の具体的な取り組み
〈企業ニーズ発信型スキーム〉
三井住友銀行の取引先企業の技術相談ニーズ等を東北大学に紹介するスキームです。
銀行の営業拠点では、日常的に取引先企業の経営課題やニーズに接しています。これらの情報に含まれる研究ニーズを、銀行本部の専門部署が集約し、興味のある大学の研究室・教授を探し出し、両者の引き合わせまで支援します。
〈大学シーズ発信スキーム〉
東北大学の保有する知的財産等の研究シーズを三井住友銀行の取引先企業に紹介するスキームも今後、検討します。これは、産学連携に前向きな研究室・教授の協力のもと、実用化が見込める技術や研究テーマを起点とするスキームです。
具体的には、大学と銀行で事前に取り決めたフォーマットで整理された情報に基づき、銀行が取引先企業群に対するマーケティングを行います。大学が纏める情報には、マッチングが想定される業種やその技術の応用分野などを含み、銀行の効果的な情報活動を支援する工夫が施されています。
以 上