ニュースリリース



CDMコンサルティングを行うブラジル法人設立について(1/1)


平成201016

各 位

株式会社三井住友銀行

 

CDMコンサルティングを行うブラジル法人設立について

 

株式会社三井住友銀行(頭取 奥 正之)は、ブラジル現地法人であるブラジル三井住友銀行(以下「BSMB」)の傘下に、クリーン開発メカニズム(以下「CDM」)事業にかかるコンサルティングを行う全額出資子会社を設立しましたのでお知らせします。

 

CDMコンサルティング専業子会社の設立は邦銀初の試みで、日に日に関心の高まる地球温暖化防止に関連して、我が国の京都議定書の目標達成、途上国の持続可能な発展に貢献することを目的とするものです。

 

BSMBは温室効果ガス排出量・排出枠(以下「排出量」)に関わる業務として、@排出量取引の媒介業務、A排出量の決済に関連する支払、送金、保証などの金融業務、B排出量に関する金融スキームの構築を行っておりますが、本CDMコンサルティング子会社の設立により、新たにCDM事業に関するコンサルティング業務を手掛け、専門性と付加価値を一層高め、排出量の需要者、供給者のニーズにお応えするものです。

 

1.CDMコンサルティング子会社の概要

名称  :BSMB Consultoria Ltda.

資本金 :800千レアル(約50百万円相当)

株主  :ブラジル三井住友銀行(三井住友銀行100%)

所在地 :Ave. Paulista 37, 11Andar, Sao Paulo –SP- BrazilBSMB内)

人員  :役員3名(BSMBと兼務)、従業員3

設立日 :平成20930

業務内容:京都メカニズムに関する国連申請手続き等の受託及び関連業務

 

2.設立背景及び当行の狙い

BSMBは排出量取引におけるパイオニアとして高い評価を受けており、また広く中南米諸国の案件の発掘も手掛けております。今回のコンサルティング子会社設立は、従来のノウハウを生かしてさらに専門性と付加価値を高め、日本を中心とした排出量需要者、途上国側のCDMプロジェクトオーナーのニーズに応えるものです。従来の業務に加え、排出量を創出するCDM等の開発・案件化を支援することで、より付加価値の高いサービスを提供いたします。また、排出量取引に関わる金融業務(融資・保証・為替など)とのシナジー効果が望めます。

 

クリーン開発メカニズム(CDM)とは、先進国が投資国となり、途上国において温室効果ガス削減プロジェクトを実施し、その削減分を第三者機関による認証を受けた後(認証後の削減量CERCertified Emission Reduction)、当該先進国の排出枠として移転することが可能となる制度です。

 

以 上

 

 

 




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