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「SMBC環境配慮評価融資」の取扱開始について(1/1)
平成20年11月 4日
各 位
株式会社 三井住友銀行
「SMBC環境配慮評価融資」の取扱開始について
株式会社三井住友銀行(頭取:奥 正之)は、平成20年10月より、企業の環境配慮活動を支援する「SMBC環境配慮評価融資」の取扱いを開始しました。
「SMBC環境配慮評価融資」は、企業の新たな資金需要に際して、弊行独自の評価基準に基づき企業の環境配慮状況を評価し、評価結果に応じたご融資条件の設定を行うとともに、環境経営における今後の改善余地を、簡易診断のかたちでご提供するものです。
弊行では、本格的な環境配慮評価手法の導入に向け、評価基準の客観性を確保するため、三井住友フィナンシャルグループのシンクタンクで平成11年よりエコファンドの環境スクリーニングを手懸ける株式会社日本総合研究所(代表取締役社長:木本 泰行)に制度設計及び評価業務を委託するとともに、日本を代表する監査法人の一つである新日本有限責任監査法人からも、制度の継続的な改善に関して専門的な知見をご提供いただくことにしております。
また、取扱開始に向けて本融資の趣旨にいち早くご賛同いただき、制度設計の段階から環境先進企業としての貴重なご意見を頂戴したレンゴー株式会社(代表取締役社長:大坪 清、以下「レンゴー」)に対して、第一号のSMBC環境配慮評価融資を実行いたしました。
今回のレンゴーに対する環境配慮状況の評価結果は、「環境コミュニケーション」「環境マネジメントシステム」の両面で高い水準であると判断され、企業経営において優れた環境配慮を行っているとの評価になりました。
特に、@トップマネジメントの方針として太陽光の利用拡大や小規模水力の検討を行い、温室効果ガス排出削減に積極的に取り組んでいる点、A物流面における環境対策として、同業他社とのバーター取引を提案・実施するなど、モーダルシフトを超えた新しいあり方を追求している点が高く評価されました。
三井住友銀行では、「SMBC環境配慮評価融資」により、環境配慮を進める企業の取り組みを客観的に評価・診断することで、企業の環境配慮活動をご支援して参ります。
以 上
(別紙)
<環境配慮評価の概要>
定量評価
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専用調査票に基づき、評価項目別にスコアリング
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@環境負荷の把握状況(12項目)
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A環境保全対策の取り組みと成果の状況(22項目)
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B環境マネジメントシステム(17項目)
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C環境コミュニケーション(6項目)
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定性評価
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必要に応じて、ヒアリングなどの追加情報収集を実施
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評価結果
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評価AAA 大変優れた環境配慮を実施
評価 AA 優れた環境配慮を実施
評価 A やや優れた環境配慮を実施
評価 B 一定の環境配慮を実施
評価 C 環境配慮が不十分
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特 徴
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@
A
B
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方針・計画・目標の有無より取り組みの有無を重視するなど、
中堅・中小企業も利用しやすい評価基準を設定
具体的な取組事例を示して、回答がそのまま新たな取り組みへの気づきになるよう配慮
生物多様性(※)・地球温暖化への適応など、環境問題の最新
動向を反映した設問を設定
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※ 生物多様性とは、種内・種間の多様性、及び生態系の多様性を含む、すべての 生物の間の変異性をいい、その保全や遺伝資源の利用から生ずる利益の公正かつ衡平な配分等を目的とした「生物多様性条約」を日本は批准しています
<商品概要>
項 目
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内 容
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対象企業
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以下の@〜Cの何れか一つ以上を満たす法人のお客さま
@「ISO14001」を取得していること
A「エコアクション21」を取得していること
B「KES」を取得していること
C上記@〜Bに準ずる環境認証を取得していること
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貸出金額
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5億円以上
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貸出期間
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1年以上
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貸出形態
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手形貸付または証書貸付、スプレッド貸金のみ
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資金使途
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運転資金または設備資金
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適用金利
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弊行所定の金利(環境配慮状況の他、財務状況・担保等により決定)
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取扱手数料
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315千円(税込み)、ご成約時のみ
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