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頭取年頭メッセージ要旨(1/1)
平成21年1月5日(月)
各 位
株式会社 三井住友銀行
頭取年頭メッセージ要旨
本日、当行 頭取 奥 正之は、全役職員に対して次の趣旨のメッセージを送りましたのでお知らせいたします。
【要 旨】
昨年は、米国のサブプライム問題が世界的な金融システム危機へと拡大し、実体経済の急速な悪化を招くなど、当初の想定を遥かに超えて混乱が拡がった一年でありました。
今なお、世界経済には「未曾有の金融危機」という嵐が吹き荒れておりますが、我々は、危機感覚・リスク感覚を研ぎ澄まし、「最高の信頼を得られ世界に通じる金融グループ」の実現に向けて、しっかりと前進を続けていく必要があります。
その為にも、是非胸に刻んでおいて頂きたいキーワードを申し上げます。私は、お客さまの立場から見て、「One Bank, One SMBC」であることを目指して、3年をかけて「コーポレート」「プライベート」「グローバル」の3つのアドヴァイザリー機能を整備し、隙間のない組織を作って参りました。この組織のキーワードは「共有=Share」であります。
何を共有するかと申しますと、それは次の4つの項目であります。
・第一に「Value:お客さまとともに発展する、お客さまの価値創造という価値観」
・第二に「Knowledge:専門知識、スキル、ノウハウ」
・第三に「Information:ビジネスやリスク情報」
・第四に「Profit:共に働いた結果としての収益」
「価値観(Value)」の共有は「お客さまと共に発展する」ことを骨子とする当行の経営理念にほかなりません。
「知識(Knowledge)」と「情報(Information)」の共有は、お客さまの「ビジネス情報」を確り捉え、「ノウハウ」「知見」をフル活用し、付加価値のあるソリューション、金融商品・サービスをタイムリーに提供していくために重要です。特に業務環境が激変している現在は、「リスク情報」の共有を含めて、その重要性が高いと申せましょう。
「収益(Profit)」の共有は付加価値を提供した結果として得られる対価を、共に働いた部署で共有しようということであります。
私は、この4つの項目を、各々の英語の頭文字を繋げて、「V-KIP」と名付けました。この、「V-KIP」の共有を徹底することが、お客さまに顔を向けた「One SMBC」を一層推進する大きな力となります。
大変厳しい環境ではありますが、経営理念に則り、「V-KIP」の共有を夫々の立場でしっかりと実践することを通じて、お客さまのご期待に一層お応えできるように、本年も強い気持ちを持って、前進を続けて参りましょう。
以 上