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頭取年頭メッセージ要旨(1/1)
平成22年1月4日(月)
各 位
株式会社 三井住友銀行
頭取年頭メッセージ要旨
本日、当行 頭取 奥 正之は、全役職員に対して以下の趣旨のメッセージを送ったのでお知らせします。
【要 旨】
昨年は、日米での政権交代など、様々な分野で歴史的転換点となった年であった。世界経済は未曾有の危機からは何とか脱し得たものの、しばらくは金融危機以前の水準には戻らない「ニューノーマル」の時代に入ったとの見方もある。このような環境下、当行は「Follow the Basics」−基本原則に則った業務運営の徹底−により、守りを固めつつも、チャレンジ精神を失うことなく着実な成長を目指す取り組みを進めた。日興コーディアル証券を100%子会社としてグループに迎え入れたのもその一例。
この不確実で、激動の時代を勝ち残るためには、質の高いサービスと業務プロセス、質の高いお客さまの基盤、そして質の高いバランスシートを兼ね備えることが必要であり、そのキーワードとなるのが、変化の先を読む力、つまり「フォワード・ルッキング力」。日々の業務のなかで、「世界経済、市場、そしてお客さまのニーズがどう変わっていくのか」を読み取り、その中で、「我々は何を為し、どのような手を打っていくべきか」を考え、行動していくことが必要である。業務のあり方、進め方についても、「時代の変化に合わせて、更には一歩先んじて、変えるべきものは変えていく」ことが大切。
進化論で有名なチャールズ・ダーウィンの言葉に、「強い者が生き残るのではなく、賢いものが生き残るのでもない。唯一生き残るのは、変化に対応できるものである」というものがある。企業組織が生き残るためには、受身の対応ではなく、「フォワード・ルッキング」に考え、変化に立ち向かう、積極的な意志と行動が不可欠であるということを忘れてはならない。
今年の干支(えと)である「庚寅(かのえ・とら)」には、「従来の事象を改め、新しい筋道を付けていく」という意味があり、正に歴史の転換のうねりの後の輪郭が見えてくる年となりそうである。我々一人ひとりが、「フォワード・ルッキング」に考え、「One Group、One SMBC」の意識を共有しつつ、行動、進化していくことにより、当行はこの大いなる転換期を勝ち残り、「最高の信頼を得られ世界に通じる金融グループ」の実現に向けて、着実に歩を進めることができると確信している。
以 上
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