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ATMにおけるペーパーレスの取り組みについて(1/1)
平成22年2月12日
各 位
株式会社
三井住友銀行
日本電気株式会社
沖電気工業株式会社
日本ATM株式会社
日立オムロンターミナルソリューションズ株式会社
ATMにおけるペーパーレスの取り組みについて
株式会社三井住友銀行(頭取:奥 正之、以下「三井住友銀行」)は、ペーパーレスを通じた環境負荷軽減と営業店業務の効率化を推進するため、日本電気株式会社(代表取締役
執行役員社長:矢野 薫、以下「NEC」)、沖電気工業株式会社(代表取締役社長:川崎秀一、以下「OKI」)、日本ATM株式会社(代表取締役社長:中野裕、以下「ATMJ」)、日立オムロンターミナルソリューションズ株式会社(代表取締役社長兼CEO:大谷
彰彦、以下「日立オムロン」)の4社と共同でATMのペーパーレスに取り組んでまいります。
1.ATMジャーナルの電子保存
多くの金融機関はATMの取引内容をATMに格納された取引記録用ロール紙(以下、ATMジャーナル)に印字して保存・保管しておりますが、ATMで年間5億件を超える取引がある三井住友銀行では、平成15年度からATMジャーナルの使用量削減に取り組み、店舗外ATM約2,000台に対してCD−ROMによるATMジャーナルの電子保存を導入し、A4用紙換算で年間1,300万枚強のペーパーレスを実現しました。
三井住友銀行は、更なるペーパーレスを目指して次世代型営業店システムCUTE(注1,2)で構築した業務処理サーバにOKI製ATMジャーナルデータ収集管理システムを導入し、本支店に設置しているATMの取引内容をコンピュータセンターにあるサーバに電子保存するシステムをNEC、OKI、ATMJ、日立オムロン4社と共同で開発しました。
三井住友銀行は、今月から本機能の試行を行ったうえで本年4月に全国本支店にある約3,800台のATMに導入する予定です。
サーバへのATMジャーナルの電子保存としては、業界最大であり、3メガで最初の取り組みとなります。
(注1) 詳細は、2008年4月22日付 三井住友銀行ニュースリリース「新営業店端末の導入について」をご参照ください。
(注2) 次世代型営業店システムCUTEは、社団法人企業情報化協会(IT協会:ホームページhttp://www.jiit.or.jp/)が主催する平成21年度(第27回)IT賞において最高賞である「IT総合賞」を受賞し、2010年2月16日に開催される第25回IT戦略総合大会(東京都品川区:東京コンファレンスセンター品川)において表彰されます。
2.ペーパーレス効果
今回実施するATMジャーナルの電子保存によって、年間2,800万枚(A4用紙換算)の紙消費が削減され、既に実現しているペーパーレス効果と合わせると年間4,100万枚(A4用紙換算)になります。また、紙による保管が不要となることから、紙に記録されたお客さまの取引情報の漏洩、紛失や誤廃棄、被災時のデータ損失といった情報管理面でのリスクが解消されるだけでなく、ATMジャーナルの保管と管理が不要になることによって営業店の生産性向上が見込まれます。これらの生産性向上による効果はお客さまの待ち時間の短縮や高品質な応対・サービスの提供に活用してまいります。
なお、本件は昨年4月の三井住友銀行、NEC、OKI3社による環境活動の合意(CUTE Green Agreement)(注3)に基づく取り組みの一つであります。
(注3) 詳細は、2009年6月9日付 三井住友銀行ニュースリリース「新営業店端末CUTEの導入完了と環境負荷軽減に向けた取り組みについて」をご参照ください。
3.今後の展開
21世紀社会は数多くの深刻な課題に直面しており、中でも環境問題は人類にとって喫緊の課題といわれています。三井住友銀行は、環境問題を重要な経営課題と捉え、4社と共同して営業店事務のIT化を進め、環境負荷軽減と「正確」「迅速」「丁寧」で高品質な店頭サービスの提供に取り組んでまいります。
以 上
【本件に関するお問い合わせ先】
三井住友銀行 広報部 電話 03(5512)2681
NEC コーポレートコミュニケーション部 電話 03(3798)6511
OKI 広報部 電話 03(5403)1247
日本ATM 企画本部 経営企画室 電話 03(5405)1223
日立オムロンターミナルソリューションズ 経営企画部 電話 03(5719)6009
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