ニュースリリース



シンガポール下水汚泥焼却CDMプロジェクトの国連登録について(1/1)


平成22 126

各 位

株式会社 三井住友銀行

 

シンガポール下水汚泥焼却CDMプロジェクトの国連登録について

 

株式会社 三井住友銀行(頭取:奥 正之)は、シンガポール共和国(以下、「シンガポール」)における下水汚泥焼却プロジェクト(以下、「本プロジェクト」)につき、「クリーン開発メカニズム(CDM)」に基づくプロジェクト化を支援して参りましたが、この度、本プロジェクトが国連CDM理事会によりCDMプロジェクトとして登録されました。

 

本プロジェクトは、東南アジアにおける民間セクター初の下水汚泥焼却プロジェクトであり、本邦企業の技術が採用されております。CDMとしては、シンガポール初の大規模プロジェクト登録案件となります。当行は、CDM化の構想段階から、本プロジェクトの支援を行い、グループ企業である日本総合研究所による平成20年度環境省委託事業の受託・事業調査支援、鹿島建設株式会社の紹介及びCDM登録手続支援の部分委託、シンガポール政府との調整等、多面的な取り組みを実施して参りました。

 

当行は、平成1910月に排出量取引関連ビジネス専門部署である環境ソリューション室を立ち上げて以来、クリーン開発メカニズム(CDM)プロジェクトの発掘および日本を始めとした排出量購入ニーズを有する政府・企業への案件の紹介、また、日本の技術を活用した、発展途上国における再生可能エネルギープロジェクトの案件開発を支援して参りました。

また、水ビジネスを含む4つの成長産業分野**については、特にその多面的アプローチを強化し、案件の発掘・組成の段階から幅広く支援を行なうことを目的とする横断組織「成長産業クラスタープロジェクトチーム」を本年7月に設立し、案件化の更なる推進を目指しております。

 

今後、東南アジア諸国の温暖化ガス(GHG)削減プロジェクトの更なる発掘・開発支援、成長産業分野における本邦技術を活用したインフラ・環境プロジェクトへのファイナンス、及びそれらプロジェクトにおける二国間オフセットメカニズム等の排出量取引関連ビジネスの推進など、幅広いソリューション提供を通じて、日本国の地球温暖化ガス削減目標達成及び本邦技術のインフラ輸出に幅広く貢献できるよう、引き続き尽力して参ります。

 

       プロジェクト概要

概要:シンガポールの下水汚泥埋立処分場の下水汚泥を焼却処理することで、ごみの減容化を実現すると共に、下水汚泥から発生するメタンガスの大気への放出を防ぎます。

プロジェクト実施場所:ツアス工業地帯(シンガポール本島西端)

年間平均GHG削減量:101,577トン(二酸化炭素換算)

排出枠獲得期間:9年間

プロジェクト実施企業:ECO Special Waste Management Pte. Ltd (シンガポール)

 

** 「環境」「新エネルギー」「水」「資源」を成長産業クラスターの重点領域として
おります

 

以 上

 

 




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