ニュースリリース



頭取年頭メッセージ要旨(1/1)


 

平成2314

 

 

 

各  位

株式会社 三井住友銀行

 

 

頭取年頭メッセージ要旨

 

 

 本日、三井住友銀行 頭取 奥 正之は、全役職員に対して以下の趣旨のメッセージを送ったのでお知らせします。

 

【要 旨】

 

昨年は、世界経済の不確実性が強まり、金融規制強化が本格化する中、各部門が夫々のミッションを確実に遂行した結果、上半期決算で過去最高益を達成できた。また、三井住友フィナンシャルグループのNYSE上場、新本店移転による本部機能の一元化も実現し、次の10年に向けた経営インフラの整備を進めることができた。

 

 三井住友銀行の初めの10年は、21世紀初めの10年の歩みそのものであり、これからも

三井住友銀行の歴史は21世紀の時の刻みと共に進んでいくことになる。

 

 過去を振り返ると、世界では10年毎に大きな変化が起きている。20年前に遡ると1989年にベルリンの壁が崩壊しアメリカ一極集中の時代が到来。国内ではバブルが崩壊し「失われた10年」が始まった。それから10年経ち、21世紀に入ると中国をはじめとする新興国が目覚しい発展を遂げる一方、金融危機の震源地となった先進国の発言力が低下し、多極化の流れが加速している。

 

 このような環境下、現在の日本においては「何をすべきか」の議論の段階に止まり、「どうやって」の議論、更には決断・実行がないために、具体的・持続的な成長の道が切り拓けないでいるように思える。少子高齢化が進み「豊かなる衰退」の道を辿りかねない日本にあって、当行は変化と不確実性に満ちた時代を確り認識し、自分達の力で「豊かなる成長」の道を切り拓いていかねばならない。

 

 そのためには、従業員一人ひとりが夫々の「Mission」を明確に自覚し、リスク感覚や緊張感「Tension」を研ぎ澄まし、銀行内はもとよりお客さまとの双方向の「Communicat

ion」を円滑に保ち、明るく前向きな情熱「Passion」を燃やす、この4つの「ション」に加え、スピード感ある実行力「Action」を発揮することが重要である。

 

 今年の干支「辛卯(かのと・う)」には「困難を乗り越えて改革を前進させ、未開拓の地を切り拓いていけば繁栄する年」という意味があり、ビジネスの世界でも粘り強い努力とチャレンジ精神が問われる年となりそうである。

 

 三井住友銀行にとって第二の10年の最初の年を、兎にちなんで大きな飛躍のスタートの年とするべく、共に力を合わせて進んでいきたい。

以  上




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