平成25年10月1日

各　　位

株式会社 三井住友銀行

 

グローバル統合財務管理サービス「SMAR&TS Treasury」の提供開始について

 

株式会社三井住友銀行（頭取：國部 毅）は、企業のグローバルな資金管理ニーズの高まりに対応するため、本社が海外現地法人の残高や資金計画等を把握することで、より資金効率を高めることが可能となる、グローバル統合財務管理サービス 「SMAR&TS Treasury 」（新商品）の取扱いを開始しました。

１．上場企業の動向

2000年3月の連結決算の本格導入に合わせ、多くの日本企業は、国内グループ会社の資金/財務を一元管理するサービスを導入し、円の国内における資金効率化を推し進めました。

その後、一部の上場企業では、以下の事由等から、グローバルでの資金/財務の一元管理を検討する企業が増加しています。

＜事由＞

・本社主導のモニタリング、コントロールにより、グローバルな資金/財務管理の高度化を検討したい。

・海外Ｍ＆Ａを端緒に、グローバル資金/財務管理体制の再構築を行いたい。

・欧州債務危機等による資金調達リスクに備え、資金効率の向上を図りたい。

 

２．本サービス開発の背景

外国企業の多くが導入している資金/財務管理システムは、システムベンダーがサービスを提供しているケースが多く、導入までにコストや時間を要するものもあります。そこで、当行は利用可能な機能を絞り込むことにより、安価なコストで、短期間で導入可能な商品「SMAR&TS Treasury」を開発しました。

 

 

 

 

３．SMAR&TS Treasuryのサービス概要

 

(1) 主なサービス内容

�@キャッシュマネージメント／キャッシュフロー予測

グループ各社の預金残高及び入出金予定を把握し、財務情報の見える化を実現します。

�Aインハウスバンキング（社内銀行）

プーリング明細管理（※）、社内融資など、グループ全体における資金管理の効率化を実現します。

�B財務取引

財務取引レポートを出力し、銀行取引（調達、運用、為替）の管理を行います。

�C会計処理

仕訳ファイルを作成することにより会計システムとの連携が可能です。

�Dネッティング

グループ各社の請求、支払情報をベースにネッティング計画を確定し、ネッティング後の決済データを作成します。

 

（※）グループ会社の余剰/不足資金を親会社へ集中/配分し、更にその結果を閲覧可能とする機能

 

(2) サービス利用料（税込）
   【初期費用】

　・キャッシュマネジメントサービス（上記�@〜�C）　　5,250,000円

　・ネッティングサービス（上記�D）　　　　　　　　　3,150,000円

【月額費用】

　・キャッシュマネジメントサービス（上記�@〜�C）　　  105,000円

　・ネッティングサービス（上記�D）　　　　　　　　　　105,000円

 

三井住友銀行では、引き続き、グローバル展開を強化する企業に対して、きめ細かなサービスを提供するとともに、各海外拠点における決済サービスの提供を一層強化してまいります。

以　　上