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日本郵船株式会社に「SMBCサステイナビリティ評価融資」を実施(1/1)
平成25年12月26日
各 位
株式会社 三井住友銀行
日本郵船株式会社に「SMBCサステイナビリティ評価融資」を実施
株式会社三井住友銀行(頭取:國部 毅)は、日本郵船株式会社(代表取締役社長:工藤 泰三)に対し、「SMBCサステイナビリティ評価融資」を実施致しました。
「SMBCサステイナビリティ評価融資」は、株式会社三井住友銀行と株式会社日本総合研究所(代表取締役社長:藤井
順輔)が作成した独自の評価基準に基づき企業のESG※1側面の情報開示とサステイナビリティ※2への取組みなどを評価し、 評価結果に応じた融資条件の設定を行うとともに、取組みや情報開示の適切さについての現状分析、今後の課題、課題への取組事例などを還元させていただく融資商品です。
今回対象となりました、日本郵船株式会社に対する評価結果は、「事業活動における取組(気候変動)」、「従業員への配慮」、「CSRマネジメント」において非常に高い水準であると判断され、サステイナビリティに向けた企業経営において、大変優れたESG側面の取組と情報開示を実施されているとの最上位評価となりました。
特にESG側面の取組では、@船舶における省エネ技術の開発等によるCO2削減の取組に加え、「Scope3」のCO2排出量として、船舶等が製造される際や燃料の精製に伴う排出量、従業員の通勤・出張に伴う排出量等を把握しておられる点、A独自の安全運航管理システム「NAV9000」を導入し、安全管理を徹底しておられるほか、船員の人材育成や職域の拡大、ワークライフバランスの推進のために企業内保育所の設置等の取組を進めておられる点、B人権への取組に対する国際的な関心の高まりを踏まえ、毎年、国内外グループ会社を対象にグローバルヒューマンリソースサーベイを実施し、調査結果に基づいて人権・労働基準への取組を改善しておられる点等が高く評価され、情報開示においても良好な開示がなされているとの評価となりました。
三井住友銀行では、「SMBCサステイナビリティ評価融資」により、企業の サステイナビリティへの取組みを、金融を通じて支援してまいります。
写真B SOYO(双洋)※5
<ご参考>
※1 ESGとは
ESGとは環境(Environmental)、社会(Social)、企業統治(Corporate Governance)の頭文字を取ったものです。いずれの側面も企業が事業活動を展開するにあたって配慮や責任を求められる重要課題として考えられています。
※2 サステイナビリティとは
サステイナビリティ(sustainability)とは、「持続可能性」を意味する英語であり、地球社会から企業活動まで、様々な状況において使用される用語です。一般的に、企業のサステイナビリティというとき、地球環境や社会の持続的な発展に貢献しつつ、その上で自社が社会に認められ長期的に繁栄するために不可欠な企業の取組を指します。
※3 NAV9000とは
運航船舶の安全確保と環境保護の責任を果たすため、1998年から日本郵船グループ独自の安全運航管理システム「NAV9000」を導入。自社船・傭船にかかわらず、船舶や船主、船舶管理会社に安全運航に関する事項を開示し、遵守を求めています。
※4 NTMA(NYK-TDG MARITIME ACADEMY)とは
良質の船員の確保・育成のために、日本郵船鰍ェフィリピンにおけるビジネスパートナーのトランスナショナル・ダイバーシファイド・グループと共同運営する商船大学。2007年設立。
※5 SOYO(双洋)とは
日本郵船グループおよび椛蜩造船所が共同開発した世界初の主機掃気バイパスによる空気潤滑システム(空気を船底に送り込み、泡を発生させることによって、船体と海水の摩擦抵抗を低減させ二酸化炭素(CO2)削減効果を得るもの)を搭載した石炭運搬船。シップ・オブ・ザ・イヤー2012など各賞を受賞。
以 上
このニュースリリースは、投資勧誘を推奨することを目的としたものでは ありません。