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株式会社三井住友フィナンシャルグループおよび株式会社三井住友銀行の組織改定について(1/1)
平成26年3月26日
各 位
株式会社 三井住友フィナンシャルグループ
株式会社 三井住友銀行
株式会社三井住友フィナンシャルグループおよび
株式会社三井住友銀行の組織改定について
株式会社三井住友フィナンシャルグループ(取締役社長:宮田 孝一、以下「SMFG」)及び株式会社三井住友銀行(頭取:國部 毅、以下「SMBC」)は、4月1日付で以下の組織改定を実施いたします。
T.国内営業体制の見直し
本年4月に、SMBC発足以来初となる、国内の営業体制の大規模な見直しを行います。これは、顧客セグメンテーションの見直しとセグメント別ビジネスモデルの再構築を行うことで、お客さまのニーズへの対応力を高め、より付加価値の高い商品・サービスを提供することを目的としています。
新体制では、個人取引を所管する営業店「ブロック」を廃止し、法個一体の営業店「エリア」を設置します。また、大企業取引を所管する「営業部」を増設します。
新体制のスタートに合わせ、本店各部等の組織も一部改定します。
1.国内業務部門の見直し [SMBC]
大企業のお客さまへの対応力強化、法個一体運営による新たなビジネスの構築を狙いとして、個人、法人、企業金融の国内3部門を、「リテール部門」、「ホールセール部門」の2部門に再編します。
また、国内法人取引において、顧客セグメント別ビジネスモデルを推進するため、ホールセール部門に「グローバルコーポレートバンキング本部」及び「コーポレートバンキング本部」を設置し、それぞれ主に大企業取引、中堅企業取引を所管する営業店を担当します。また、リテール部門に同部門の法人取引を所管する「エリア企業本部」を設置します。
2.本店各部の改組
(1)ホールセール部門[SMBC]
ホールセール部門全体を統括する組織として、「ホールセール統括部」を設置します。また、大企業のお客さまへの対応力を高めるため、SMBC及びSMBC日興証券株式会社(以下「SMBC日興証券」)の連携強化、国内外における営業の連携強化等を企画・推進する、「グローバルコーポレートバンキング推進室」を同部内に設置します。
なお、中長期的な観点で法人ビジネスのあり方を検討してきた「コーポレートビジネス戦略室」は廃止し、同室の機能はホールセール統括部が継承します。
また、法人マーケティング部の成長企業支援に係る業務を「法人戦略部」に移管の上、法人戦略部をホールセール部門、リテール部門の双方に属する部とし、両部門をカバーするソリューション提案機能として強化します。
(2)リテール部門、プライベート・アドバイザリー本部[SMBC]
@リテール部門への法人取引の一部移管への対応
リテール部門全体を統括する組織として、「リテール統括部」を設置し、個人コンプライアンス室、個人金融円滑化推進室はそれぞれ「リテールコンプライアンス室」、「リテール金融円滑化推進室」に名称を変更します。
リテール部門内の法人取引を所管する組織として、法人マーケティング部の機能を引き継ぎ、「エリア企業部」を設置します。併せて、個人審査部と法人マーケティング部スモールポートフォリオ管理室を統合し、「リテール審査部」を設置します。
また、個人統括部リテール人事室の機能を強化し、リテール統括部の部内部として「リテール人事部」を設置します。
Aセグメント別マーケティング機能の集約、商品開発機能の強化
プライベートバンキング業務をグループベースで強化するため、プライベート・アドバイザリー部の部内室として「プライベートバンキング企画室」を設置します。
また、個人統括部戦略マーケティング室と証券協働推進室を再編し、リテール統括部内に、資産形成層・マス層向けビジネスを所管する「ライフプランニング戦略室」と、富裕層向けビジネス・銀証一体化ビジネスを所管する「ウェルスマネジメント戦略室」を設置します。両室にはコンサルティング事業部、リテール事業部のマーケティング機能も集約します。
コンサルティング事業部、リテール事業部は所管商品を見直し、商品所管部として、預金・決済・運用商品等を所管する「リテール商品開発部」と、住宅ローン等の消費者ローンを所管する「ローン商品開発部」を設置します。これに伴い、ローン事業室は廃止します。
両部には、「エリアサポート室」を部内室として設置し、室員は両部兼務とします。
B業務推進サポート機能の集約
本店各部における営業店の業務推進サポート、教育・研修体制を強化するため、部門内各部の機能を集約し、リテール部門に「リテール業務推進部」を設置します。
U.その他の組織改定
1.ホールセールビジネス
(1)成長産業への取組強化[SMBC]
成長産業への取組を一層強化するため、プロジェクトファイナンス営業部成長産業クラスター室を、独立部である「成長産業クラスター」(※)に改組します。
併せてセクター知見を有するコーポレート・アドバイザリー本部との連携を強化するため、同部を投資銀行部門とコーポレート・アドバイザリー本部に属する部とします。
(※)行内の組織上の位置付けは、本店各部の一つ。
(2)不動産関連業務の強化[SMBC]
不動産関連業務を強化するため、「不動産ファイナンス営業部」を投資銀行部門とホールセール部門の双方に属する部とするとともに、同部に法人戦略部の不動産情報集約・業務推進機能を集約します。
2.グローバルビジネス・決済ビジネス
(1)アジア地域におけるビジネスの更なる強化[SMBC]
今後も大きな成長が見込まれるアジア地域でのビジネス強化のため、業務企画・推進及びリスク管理の両面から、体制を整備します。
@アジア戦略の企画機能強化
国際統括部の部内室として「アジア戦略企画室」を設置します。同室は、アジア地域における中長期戦略の企画立案、戦略・施策の推進を統括します。
なお、これに合わせ、国際統括部の部内室「国際業務開発室」を廃止します。
Aアジア・大洋州地域のリスク管理機能・事務機能強化
業容が拡大しているアジア・大洋州地域のリスク管理機能を強化するため、「アジア・大洋州リスク管理部」を設置します。同部は、アジア・大洋州統括部が所管していた統合リスク管理、信用リスク管理、市場・流動性リスク管理機能を引き継ぎ、リスク管理の更なる高度化に取り組みます。
また、シンガポール拠点のミドル・バックオフィス事務、および域内他拠点の事務支援・指導を所管する営業店「アジア・大洋州業務管理部」を設置します。
(2)航空機関連ビジネスの強化[SMBC]
グローバルベースでの航空機関連ビジネスの推進・強化のため、海外各地域における航空機関連の営業店機能を一元化し、「航空機ファイナンス営業部」を設置します。これに併せ、欧州審査部内に「航空機審査室」を設置し、海外における航空機関連与信の審査を同室に集約します。
(3)決済ビジネスに関する企画機能強化[SMBC]
決済ビジネスの更なる強化のため、「決済企画部」をトランザクション・ビジネス本部内の部として改組し、戦略企画・業務企画機能を一体化します。これにより、トランザクション・ビジネス本部は、当行全体の決済戦略、決済制度企画、業務推進を所管する本部になります。
3.経営インフラの高度化等
(1)人事面でのグローバル化対応[SMBC]
グローバル化の実現に向けた人事面の体制整備を全行的な観点から推進していくため、人事部内に「グローバル人事室」を設置します。
(2)リスクデータ集計とリスク報告体制の整備[SMBC]
国際金融規制の強化等に対応し、リスクデータの収集・報告機能を高度化するため、リスク統括部の部内室として「リスク情報室」を設置します。
(3)市場決済事務への対応力強化[SMBC]
本年4月のSMBCマーケットサービス株式会社(SMBC100%子会社)合併に伴い、コーポレートサービス部門に「市場決済部」を設置します。これにより、オーダーメイド型の商品開発や個別案件の事務設計における迅速な対応、専門人材の継続的な育成を図ります。
(4)リスク統括部システム企画室の廃止[SMBC]
リスク管理に関するシステム構築に関し、リスク統括部とシステム統括部との連携・業務分担が定着したことから、リスク統括部の部内室「システム企画室」を廃止します。
(5)グループ・コスト・コントロール室の設置[SMFG]
グループベースでの物件費コントロール、中長期のコスト競争力強化に継続的に取り組む体制を整備するため、SMFG総務部内に「グループ・コスト・コントロール室」を設置します。なお、SMFG総務部のグループCREマネジメントに関する機能についても、同室に集約します。
以 上