ニュースリリース

平成２７年３月２６日

 

各　　位

 

　　　　　　　　　　　　　　　　　　　株式会社 三井住友フィナンシャルグループ

株式会社 三井住友銀行

 

 

 

株式会社三井住友フィナンシャルグループおよび

株式会社三井住友銀行の組織改定について

 

 

 

株式会社三井住友フィナンシャルグループ（取締役社長：宮田  孝一、以下「ＳＭＦＧ」）及び株式会社三井住友銀行（頭取：國部  毅、以下「ＳＭＢＣ」）は、４月１日付で以下の組織改定を実施いたします。

　

 

１．アジア地域におけるビジネス強化

 

中期経営計画で掲げた「アジア・セントリック」の実現に向けて、以下の体制整備を実施し、アジア地域におけるビジネスを一段と強化いたします。

 

（１）トランザクションバンキング（ＴＢ）推進体制強化 [ＳＭＢＣ]

 

アジア・大洋州地域のＴＢビジネス強化に向けて、「アジア・大洋州トランザクションバンキング営業部」を設置します。

同部に、ＴＢプロダクツのセールス機能を集約し、各拠点のセールス機能と一体となって、ＴＢサービスを総合的に提供できる体制を整備します。

同部が中心となり、ＴＢ業務を推進することで顧客対応力を強化し、アジア・大洋州地域における、持続的な成長を目指します。

 

（２）ＡＬＭ運営の高度化 [ＳＭＢＣ]

 

アジア・大洋州地域におけるＡＬＭの一元管理・高度化に向けて、市場営業部門に「アジア・大洋州トレジャリー部」を設置します。

同地域全体を俯瞰する態勢を構築することで、トレジャリー業務の効率的な運営を図ります。

また、同部は、外国為替等の顧客取引強化を通じアジア・大洋州トランザクションバンキング営業部と連携し、ＴＢ業務推進を支援します。

 

（３）多様なソリューション機能の提供 [ＳＭＢＣ]

 

アジア地域のソリューション提案機能を強化するため、アジア投資銀行営業部ファイナンシャル・ソリューション室及び、各拠点が手掛けていたソリューション提案機能等を集約し、「アジアソリューション部」を設置します。

同部は、高度なファイナンス・アレンジや日本とアジアを繋ぐ業務斡旋など、多様なソリューションを提供します。

 

（４）地域に密着した審査体制の構築 [ＳＭＢＣ]

 

アジア審査部のアジア・大洋州地域企業の審査機能を分離し、「アジア・大洋州審査部」を設置します。同部をシンガポールに設置することで、大企業から中堅企業まで、幅広いお客さまとの取引深耕を視野に、現地に密着した迅速な審査・決裁態勢を構築します。

また、国際与信管理部内に「東アジア審査室」を設置し、アジア審査部の在日非日系企業、東アジア地域企業の審査機能を集約します。

これに伴い、アジア審査部を廃止します。

 

 

（５）コンプライアンス体制の強化 [ＳＭＢＣ]

 

アジア・大洋州地域における地域横断的なコンプライアンス、マネーローンダリング防止（ＡＭＬ）／テロ資金供与対策にかかる態勢を強化するため、アジア・大洋州統括部内に「アジア・大洋州法務コンプライアンス室」を設置します。

 

 

２．リテールビジネス

 

個人のお客さまのニーズへの対応力を一段と高めるため、以下の組織見直しを実施いたします。

 

（１）コンサルティング業務部の設置 [ＳＭＢＣ]

 

富裕層向け資産運用業務に関する機能を強化するため、リテール統括部ウェルスマネジメント戦略室及びリテール商品開発部、リテール業務推進部の一部機能を集約し、「コンサルティング業務部」を設置します。同部は、富裕層向けビジネスの戦略企画、商品開発、研修を所管します。

 

（２）リテールマーケティング部の設置 [ＳＭＢＣ]

 

マーケティング関連施策をよりスピーディに実現するため、リテール統括部ライフプランニング戦略室の機能を強化し、「リテールマーケティング部」を設置します。同部には部内室として、「ローン業務室」を設置します。

また、お客さまにＩＴを使った先進的なサービスを逸早く提供するため、同部の部内室として「ＩＴ戦略室」を新たに設置します。

 

（３）ＣＦ決済事業部のリテール部門編入 [ＳＭＢＣ]

 

リテールビジネスにおけるグループ戦略推進体制を整備するため、「ＣＦ決済事業部」をコーポレートスタッフ部門からリテール部門に編入します。

 

３．投資銀行ビジネス・決済ビジネス

 

（１）プロジェクトファイナンス業務の再編・強化 [ＳＭＢＣ]

 

プロジェクトファイナンス業務における専門性・顧客対応力を一層強化するため、主に海外の日系関連業務を手掛けるプロジェクトファイナンス営業部と、国内業務を手掛けるストラクチャードファイナンス営業部を統合し、新「ストラクチャードファイナンス営業部」とします。

 

（２）外国為替業務関連部の再編・強化 [ＳＭＢＣ]

 

グローバル・アドバイザリー部とグローバルサービス推進部を再編し、海外進出や外国為替業務に関するお客さまのニーズへの対応力を高めます。

具体的には、グローバル・アドバイザリー部から外国為替推進機能を分離し、同部は海外事業支援等の国別アドバイザリー機能に特化します。

新たに「グローバルビジネス推進部」を設置し、グローバル・アドバイザリー部から分離した外国為替業務推進機能、及び、グローバルサービス推進部の外国為替業務に関するフロントサポート機能をグローバルビジネス推進部に移管・集約します。

 

 

４．経営インフラの高度化等

 

（１）コンプライアンス体制の強化 [ＳＭＢＣ]

 

ＡＭＬ／テロ資金供与対策の態勢を強化するため、ＡＭＬに関する機能を集約し、総務部内に「ＡＭＬ企画室」を設置します。

これに合わせ、ＡＭＬ関連機能を除いた海外コンプライアンス室の機能、金融商品コンプライアンス室の機能を総務部本体に吸収します。

 

（２）国際金融規制等への対応 [ＳＭＦＧ]

 

国際金融規制に対応するため、ＳＭＦＧリスク統括部の“データ品質管理”機能を分離し、同部内に新たに設置する「リスク情報室」に同機能を移管します。

 

また、政策保有株に関する“コーポレートガバナンス・コード”に対応するため、ＳＭＦＧ財務部の部内室として「政策投資室」を設置します。

 

（３）ＳＭＦＧ監査部グループ業務管理室の廃止 [ＳＭＦＧ]

 

監査体制の効率化に向け「ＳＭＦＧ監査部グループ業務管理室」を廃止し、同室のモニタリング機能はＳＭＦＧ監査部が継承します。

 

以　　上