三井住友銀行と東京工業大学の産学連携の取り組みについて(1/1)
平成27年12月2日
各 位
株式会社 三井住友銀行
国立大学法人 東京工業大学
三井住友銀行と東京工業大学の産学連携の取り組みについて
株式会社三井住友銀行(頭取:國部 毅、以下「三井住友銀行」)と国立大学法人東京工業大学(学長:三島良直、以下「東京工業大学」)は、デザイン思考を活用した、サービス向上、及び同手法を活用した金融教育を推進する目的で、産学連携での取組を開始いたします。
IT・ネット社会の進展は、技術的な革新のみならず、価値観やライフスタイルの多様化をもたらしております。このような現代では、従来にも増して潜在的なニーズを見付け出し、新たなユーザー体験を生み出すことが重要となっています。
そうした中、近年、デザイン思考は、観察を通じて得られる人々の行動や思考に関する洞察を元に潜在ニーズを掘り起こし、仮説を立案、検証し、改善を重ねながらモノやサービスを創り出す創造的なアプローチとして、製造業のみならずサービス業においても注目を集めています。
三井住友銀行と東京工業大学は、平成16年に「産学連携協力に関する協定書」を締結しております。今般、三井住友銀行は、サービスデザインの中心でもある「ヒト」を核とした各種研究を専門とする梅室博行教授(東京工業大学院社会理工学研究科経営工学専攻)と協働し、デザイン思考を活用した新たなサービスの創出に取り組んでまいります。
また、三井住友銀行は、本取組から蓄積される知見を新たなサービスの創出に活用することに加え、東京工業大学を始めとする様々な大学において、デザイン思考を取り入れたアクティブラーニング形式の講義提供を検討しております。お金に関するテーマを中心に、学生自身がユーザーの視点に立ち、主体的に課題解決に取り組む体験をすることで、より実践的な思考力の養成や、金融に対する関心を深める啓発活動を推進していく予定です。
三井住友銀行は、今後もオープンイノベーションのコンセプトに基づき、大学等学術機関を含む外部組織との連携を通じ、サービス向上を図ってまいります。
以 上