平成12年3月16日
三井物産株式会社
株式会社千趣会
三井情報開発株式会社
株式会社さくら銀行
株式会社エム・ヴィー・シー |
株式会社キュリオシティ設立について
三井物産株式会社(社長 上島重二)、株式会社千趣会(社長 宮地孝)、三井情報開発株式会社(社長 宮本進)、株式会社さくら銀行(頭取 岡田明重)、株式会社エム・ヴィー・シー (社長 須賀等)の5社は、今般株式会社キュリオシティを設立致しました。
これ迄培ったキュリオシティのノウハウ・資産と各社の持つリソースをベンチャーである同社に結集し、日本No.1ショッピングポータルを運営する日本最強B to C E-Commerce会社を目指します。
尚、同社は三井物産で初めてのストックオプションインセンティブプランを導入し、IT産業のベンチャー型企業としてスピードある経営を行ないます。
以下、新会社設立の経緯等につき御説明申し上げます。
【 背景 】
インターネットが急速に普及し、一気に加速・拡大することが予想される消費者向け(B to C)電子商取引(エレクトロニック・コマース E-Commerce)に於いて、多くのベンチャー企業が現れている。米国に遅れること約2年、本年日本でもいよいよEクリスマスが到来し、本格的にインターネット通販が立ち上がることが予想されている。
一方、昨年からはネット分野において新興のベンチャーに押され放しであった大企業が既存の産業に於ける実績・信用力・関係・リソースを活かしてネット分野に積極的に参入し始めている。特に今年はこの動きが加速されるともいわれ『大企業のネット逆襲』ともとらえられている。
【キュリオシティ】
三井物産は1995年以来インターネットのインフラが十分でない頃から、「電子商取引の場」としてCD-ROMとインターネットを連係させた巨大仮想都市プロジェクト「キュリオシティ」を発足させE-Commerce事業を実験的に推進してきた。数年にわたり培ったコンテンツ創造力・企画力・デザイン力をインターネットに集中し、97年に日本初の無料Webメールサービスを開始し、ゲーム・音楽の各種エンターテイメント系コンテンツをインターネットで提供し、ブランドを広く流布すると共にサイトへの集客力を高めつつ、ショッピングモールを構築してきた。
これによりキュリオシティのホームページは日本有数のアクセスとなり、この集客力と三井物産の顧客基盤を活かし、ショッピングモールへの出店数も現在迄に約800近くになってきている。
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