平成11年9月24日

新たな形態による個人ローン事業の創設について

 株式会社さくら銀行(頭取 岡田明重)は、株式会社エーエム・ピーエム・ジャパン(社長 秋沢志篤)、三洋信販株式会社(社長 椎木昭夫)、及び日本生命保険相互会社(社長 宇野郁夫)との提携により、従来の銀行の個人ローンを革新する全く新たな形態による「個人ローン事業創設」の準備を進めることといたしましたので、お知らせいたします。
 なお、本件お知らせの内容につきましては、株式会社エーエム・ピーエム・ジャパン、三洋信販株式会社、日本生命保険相互会社及び当行の4社間で、既に基本合意に達しております。


1. 創設の背景

 個人のお客さまに便利で使い易く、リーズナブルな金額・金利の生活関連資金をご提供することは、銀行の社会的使命であり、国民生活をより豊かにできるものとの考え方の下、(1)最高の利便性、(2)リーズナブルな金利水準、(3)確固とした信頼性を有し、お客さまに支持される全く新たな個人ローン事業を前例の無い異業種提携により実現しようとするものです。
 さくら銀行では、株式会社エーエム・ピーエム・ジャパンとの提携によるATM網の展開、富士通株式会社との提携によるインターネット/オンライン専業銀行の創設、iモードや主要パソコンメーカーとの提携等、個人のお客さまに便利に且つ有利にご利用いただけますよう、商品・サービスの充実を図ってきておりますが、本件もその一環であり、コンシューマー分野におけるトップバンクを目指す具体的戦略の一つです。

2. 新事業の概要

 主力商品は、10万円から50万円程度の小口無担保カードローンを想定しております。お申し込みは、インターネット、電話、FAXを中心に受付を行うとともに、エーエム・ピーエム・ジャパンの全店舗に新たに開発する高機能ローン相談端末を展開し、即時審査、即時カード発行も可能な稠密なサービスネットワークを構築致します。

 原則有人店舗を持たず店舗・人員コストを削減し、またIT等の活用による業務プロセスの効率化徹底により、ローコスト運営を図り競争力のある金利をご提供します。

 事業化にあたり、11年度中に資本金100億円程度の新会社を、さくら銀行70%、エーエム・ピーエム・ジャパン10%、三洋信販10%、日本生命保険10%の出資(予定)により設立し、12年度上期の開業を目指します。

 新会社の経営はさくら銀行が責任を持って行い、お客さまから信頼されるサービスの内容、サービスの提供体制を構築してまいります。

 なお、さくら銀行では、従来より、個人のお客さま向けローン商品・サービスの拡充を図ってまいりましたが、引き続きご照会、ご相談、お申し込み等に当行窓口を便利にご利用いただけますよう努めてまいります。

 本件個人ローン事業の創設は、お客さまのライフスタイルやニーズに応じて、さくら銀行、または新会社の商品・サービスをご活用いただけますよう、サービス体制の拡充を志向するものです。

<新会社・サービスの内容(予定)>

(1)新会社設立
[1] 12年上期開業を目指し、資本金100億円程度で設立。
[2] さくら銀行70%、エーエム・ピーエム・ジャパン10%、三洋信販10%、日本生命保険10%の出資予定。
[3] 事業会社名未定、本社は東京都内の予定。
(2)役員、従業員
[1] 役員、従業員は、主にさくら銀行から派遣。
[2] 提携3社も非常勤取締役、一部従業員を派遣予定。
[3] 従業員は20〜30名程度を想定。別途契約社員、パートを雇用。
(3)事業規模
[1] 当面、高機能ローン相談端末を1千台展開、顧客数150万名、ローン残高5千億円程度を目指す。
(4)商品・サービス
[1] 成年個人のお客さまを対象に、
[2] リーズナブルな金利水準の極度10万円〜50万円程度のカードローンを、
[3] インターネット、電話、FAX、高機能ローン相談端末により、ご相談・お申し込みを受け付け、即時に審査を行い、高機能ローン相談端末で即時に専用カードを発行。
[4] 現金入出金は、エーエム・ピーエム・ジャパンを含むさくら銀行及びその他提携先のATM網を利用。



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