福岡堅樹選手
スペシャルインタビュー
（前編）
ー 明確な目標を持って、そのために今何ができるのか。ー
ラグビーワールドカップ2019では、
俊足を生かしたプレーにより
大きな感動と勇気を与えてくれた
福岡堅樹選手。
今回、福岡選手が出演する、未来を担う
子どもたちへのメッセージを込めた
SMBCの新CM公開に合わせ、
スペシャルインタビューを
前編と後編に分けてお届けします。
今回のCMは、未来を担う子どもたちへたくさんトライをしてほしいというメッセージが込められています。福岡選手自身が、これまでにトライしてきたお話を聞かせてください。
福岡：僕にとっては、文武両道という道を選ぶということが１つのトライだったと思います。プロのレベルでどちらも継続するというのは、特に日本の社会ではあまりおすすめされないというか、止められることが多いです。それでも両方成し遂げたいという想いがあったからこそ、その夢に向かって絶対に結果を出すぞと自分で決めて、ずっと頑張り続けています。
ラグビーをしながら勉強し続けることは、昼にフィールドを走り抜け、夜は鉛筆を走らせる、という大変な努力だと想像しています。夢を実現する秘訣を教えてください。
福岡：１つは、自分で明確な目標を持って、そのために今何ができるのか、ということにターゲットをしっかり定めることだと思います。あまり先のことだけを見るのではなくて、目の前のターゲットに本当に集中し、努力していくことが、具体的に何かを頑張る上では大事だと思っています。あとは、あえて世間に言うことで後には引けない、というプレッシャーを自分にかける状況をつくりました。そういう環境も大事だと思います。
福岡で生まれ育ち、大学進学で上京し、そこからラグビーの道へ進む途中、たくさんの転機があったと思います。社会人になっていく過程でトライしたことはありますか？
福岡：もともとはラグビーのプロ選手になるつもりはなくて、大学でラグビーを満足いくまでやったら、もう一度医学部を受け直そうと思っていました。でも、大学２年生の時に初めて日本代表に選んでもらえたことで自分の人生の具体的な設計が変わって、やっぱり日本で開催されるラグビーワールドカップに出たい。そのために、じゃあプロとしてそこまではラグビーに専念しようと決断をした時が、本当に大きなトライだったと思います。今こう言うと、ちょっとカッコ良く聞こえますけど（笑）。
これまでたくさんの挑戦を積み重ね、
さらなる目標に向かい続ける福岡選手。
後編では、大きなハードルとの向き合い方、
未来を担う子どもたちに向けたメッセージ、
そして、次のトライについて
語っていただきました。お楽しみに！