どんな犯罪が起こっているの?「なりすましの接続先」
実は、AさんがカフェのWi-fiだと思って接続していたのは、なりすましの接続先(アクセスポイント)でした。
インターネットバンキングとの通信を傍受されて、振込先を〇〇商事から悪者商事に改ざんされてしまったのです。
今回のケースのほかにも、カフェなど公共の場では、覗き見やWeb会議の音漏れにも注意が必要です。
また、テレワーク勤務中には、パスワード設定がされていない接続先でデータを送受信することで、秘密情報が漏洩してしまうケースが発生しています。
セキュリティ対策がされている会社のパソコンと異なり、十分なセキュリティ対策のできていない個人のパソコンでは、ウイルスに感染しパソコンが乗っ取られてしまうリスクもあります。