三井住友銀行がファイナンシャルアドバイザーを務めるラービグ石油精製・石油化学事業の融資契約調印について(1/1)

平成1833

 

 

各  位

 

 

株式会社 三井住友銀行

 

 

 

三井住友銀行がファイナンシャルアドバイザーを務める

ラービグ石油精製・石油化学事業の融資契約調印について

 

 

株式会社三井住友銀行(頭取:奥 正之)がファイナンシャルアドバイザーを務めるサウジアラビア ラービグ・リファイニング・アンド・ペトロケミカル・カンパニー(以下「ペトロ・ラービグ」)向けファイナンスに付き、国際協力銀行 (JBIC) とサウジアラビアの政府系金融機関であるパブリック・インベストメント・ファンド (PIF)、及び17の民間金融機関が協調融資の融資契約を32日にロンドンにて締結しました。

 

本プロジェクトは、サウジアラビア紅海沿岸のラービグにおいて、サウジアラビア国営石油会社サウジアラビアン・オイル・カンパニー(以下「サウジ・アラムコ」)が所有する既存製油所のアップグレードに加え、石油化学プラントを新設し、世界最大級の石油精製・石油化学複合プラントの建設、操業、販売を行うプロジェクトです。既存インフラの有効活用と廉価な石油・天然ガス資源の供給確保により、世界有数の価格競争力を有する製品を生産するものです。

 

三井住友銀行は平成167月にペトロ・ラービグ社のスポンサーである住友化学株式会社(以下「住友化学」)とサウジ・アラムコにファイナンシャルアドバイザーとして雇用されました。これまでプロジェクトファイナンス業務で培ってきた経験・知識を活用し、ファイナンスプランの作成、ファイナンス条件交渉のアドバイス、幹事行団組成にあたり各行に配布するプロジェクト・インフォメーション・メモランダムの作成、幹事行選定に関するアドバイス等、ファイナンスアレンジに係る全般に亘ってファイナンシャルアドバイザリー・サービスを提供してまいりました。その結果、ペトロ・ラービグが、中東地域のプロジェクトファイナンスでは過去最大級の調達金額となる本件ファイナンスを、短期間かつ競争力のあるプライスで調達する上での一助を担いました。

 

本ファイナンスにおいて、三井住友銀行は幹事行の一行として参加し、且つ、JBIC ファシリティエージェントに任命されております。

 

三井住友銀行は、2005年度ユーロマネー誌のプロジェクトファイナンス・リーグテーブルにおいてリードアレンジャー部門で世界10位にランクされており、またプロジェクトファイナンス・インターナショナル誌において2005年度「グローバル・バンク・オブ・ザ・イヤー」「グローバル・アドバイザリー・オブ・ザ・イヤー」両部門に邦銀で唯一ショートリストされる等、プロジェクトファイナンス分野での評価を世界的に得ております。今後も、中東を初めとする全世界でファイナンシャルアドバイザリー業務及びアレンジャー業務へ積極的に取り組んでいく所存です

 

以  上

 

  

 


《ファイナンス概要》

 

(1)  借入人

ペトロ・ラービグ(住友化学、サウジ・アラムコ、各々50%出資の合弁会社)

 

(2)  ファイナンス総額

融資金額:

5,840百万ドル

 

(内訳)

) JBIC

2,500百万ドル

 

) PIF

1,000百万ドル

 

) 市中銀行ローン

1,740百万ドル

 

) イスラミックファイナンス

600百万ドル

上記4)はイスラム法に基づいたスキームのもの。

 

(3)  幹事行リスト

 

本邦金融機関

株式会社三井住友銀行

 

住友信託銀行株式会社

 

株式会社みずほコーポレート銀行

 

株式会社三菱東京UFJ銀行

欧州・米州系金融機関

BNP Paribas

 

CALYON Corporate and Investment Bank

 

Citibank N.A.

 

HSBC Bank plc

 

WestLB AG

サウジ金融機関

Bank Al-Bilad

 

Banque Saudi Fransi

 

Riyad Bank

 

Saudi Hollandi Bank

 

The Saudi British Bank

湾岸諸国金融機関

Arab Petroleum Investments Corporation (APICORP)

 

Gulf International Bank B.S.C.

 

Islamic Development Bank

 

 

 

 



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