借入残高とは? 確認する方法と減らすコツについても解説
ローンを利用すると、金融機関から利用明細書が交付されます。利用明細書には「借入残高」が記載されていますが、これが何を意味する数字かご存知でしょうか。借入残高とは「借りているお金」の残高であり、発生する利息や返済総額にも関係します。本記事では、借入残高はどのように計算されるのか、利息とどのような関係があるのかについて解説します。
また、利用中のローンの借入残高を確認する方法や、借入残高を減らすために意識すべきことも併せてご紹介します。早期完済を目指したいという方は、ぜひご覧ください。
借入残高とは「借りているお金」の残高のこと
借入残高とは「借りているお金」の残高を指します。たとえば利用限度額(利用できる上限額)が100万円のカードローンを契約している方が、カードローンを使って20万円を借りた場合、借入残高は20万円となります。
ちなみに、「現在借りることができるお金」を指す利用可能額は、利用限度額から借入残高を引いた金額となります。前述の例の場合は、100万円−20万円=80万円が利用可能額です。
利息は借入残高をもとに計算される
ローンを利用しているときは、借りているお金に利息を加えて返済します。利息は借入残高と借入期間をもとに計算されるので、借入残高が少なくなるほど、また、借入期間が短くなるほど支払う利息も少なくすみます。
完済までに支払う総額を指す返済総額は、借入額と総利息額の合計金額です。返済総額を減らすためには、利息を減らすこと、つまり借入残高と借入期間を減らすことが大切です。
返済総額を抑えたい方は、無理のない返済計画を立てつつ、毎回の返済金額を多めにしたり、臨時返済の回数を増やしたりして、借入期間を早めることを心がけてみましょう。
借入残高の確認方法
返済や借り入れをすると借入残高は変化するので、月に一度は借入残高の確認をおすすめします。
借入残高を確認する方法の例として、今回は三井住友銀行のカードローンにおける借入残高の確認方法を紹介します。三井住友銀行では、以下3つの方法で借入残高を確認できます。
借入残高の確認方法
- ATM
- SMBCダイレクト(インターネットバンキング)
- カードローンプラザへのお電話
ATM
三井住友銀行ATMやコンビニATM、提携金融機関ATM等(※1)(※2)では、カードローンの借入残高を確認することができます。ローンカードをATMに挿入し「残高照会」を選択することで、画面に借入残高が表示されます。
残高照会はどのATMでも無料でおこなうことができます。定期的に借入残高を確認し、計画的な返済に役立ててください。
- ※1普通預金口座のキャッシュカードとの兼用カードの場合、三井住友銀行ATMおよびコンビニATM以外のATMではご利用いただけません。
- ※2カードレスの場合、ATMはご利用いただけません。
SMBCダイレクト(インターネットバンキング)
SMBCダイレクトでも借入残高を確認できます。「店番号と口座番号」または「契約者番号」に加えて、「ログイン暗証」を入力のうえログインしましょう。
ログイン後、カードローン口座を選択すると、前月1日以降の借入残高や入出金明細を確認することができます。メンテナンスの時間をのぞきいつでも利用可能なので、ご自宅や外出先で返済計画を見直す際に役立つ確認方法です。
また、普段ご利用の銀行口座への振込によるお借り入れや、インターネットバンキングを利用したご返済をすることで「カードレス」でのご利用もいただけます。
「カードレス」でのご利用方法について、くわしくはこちら
カードローンプラザへのお問い合わせ
カードローンに関する問い合わせを受け付けている「三井住友銀行カードローンプラザ」でも、借入残高を確認できます。スマートフォンやパソコンを利用できないときや、近くに三井住友銀行のATMやコンビニATMがないときは、下記フリーダイヤルに電話してみましょう。
【三井住友銀行カードローンプラザ】
フリーダイヤル0120-923-923(通話料無料)
- ※受付時間:9:00〜18:00(土日祝・12月31日~1月3日を除く)
・三井住友銀行のカードローンは、一時的な出費の増加や高額な出費への補填等、さまざまな目的でご利用いただいております。
また、計画的なご利用やご返済の相談が可能なところも銀行ならではの安心感として選ばれています。
・お申込可能かをお気軽に10秒で診断してみませんか?
借入残高を減らすために意識したい3つのこと
借入残高を効率的に減らすことは、早期完済や返済総額の減少につながります。ここからは、借入残高を減らすために意識したいことを3つ紹介します。借り入れを早めに完済したい方や返済総額を少なくしたい方は、ぜひ参考にしてみてください。
借入残高を減らすために意識したいこと
- (1)毎月の利息金額を把握する
- (2)今後の利用計画をシミュレーションする
- (3)臨時返済をおこなう
(1)毎月の利息金額を把握する
カードローンの返済時には、返済時点での借入残高によって決まる月々の返済に必要な最低金額「約定返済額」を返済します。
カードローンの返済方式として利用される「残高スライド型元利定額返済方式」では、毎月の約定返済額に利息が含まれます。月々の返済負担を抑えるというメリットがある返済方式ですが、約定返済額に利息が含まれることから借入残高の減少が緩やかになるという特徴があります。
借入残高が思うように減らない場合には、月々の返済金額のうち、利息がどのくらいの割合を占めているのかを把握し、毎月の返済によってどの程度借入残高が減っているのかを確認しておきましょう。
たとえば今回返済した金額が3万円、返済前の借入残高が60万円で、返済後の借入残高が58万円の場合。
今回返済した金額3万円のうち、借入残高(元金)の返済に充当された額は60万円−58万円=2万円、利息額は3万円−2万円=1万円とわかります。
(2)今後の利用計画をシミュレーションする
各金融機関が提供するシミュレーション機能を活用すれば、月々の返済額における利息と借入残高に充当された部分の内訳、完済までに必要な期間、完済までに発生する総利息額などを確認できます。
三井住友銀行のカードローンでは「毎月返済額」「返済期間」「返済総額」の3種のシミュレーションが利用できます。それぞれのシミュレーションで把握できることは以下の通りです。
シミュレーションの種類 | 毎月返済額 | 返済期間 | 返済総額 |
---|---|---|---|
必要な情報 |
|
|
|
把握できること |
|
|
|
シミュレーションによって算出された結果は、月々の返済金額を増やす、今後の追加借入を控えるなど、返済計画の見直しに活用できます。
また、次の見出しで説明する臨時返済後や追加借入後には、シミュレーションを実施して今後の返済計画がどう変わるか確認することが大切です。定期的にシミュレーションを利用して、現在の利用状況と今後の返済計画を確認しましょう。
(3)臨時返済をおこなう
カードローンには、毎月の最低返済額(約定返済額)と返済日(約定返済日)が設定されていますが、余裕がある時に追加で多めに返済する「臨時返済」をおこなうことで、早めに借入残高を減らすことができます。
三井住友銀行のカードローンでは、臨時返済を実施する場合、利息額以上の金額であればいつでも・いくらでも入金が可能です。約定返済期日前に臨時返済をした場合は、次回の約定返済期日は繰越しとなります。たとえば、約定返済日が毎月5日に設定されている方が25日に臨時返済をおこなった場合、翌月5日の約定返済日は翌々月5日に繰り越しとなります。
・三井住友銀行のカードローンは、一時的な出費の増加や高額な出費への補填等、さまざまな目的でご利用いただいております。
また、計画的なご利用やご返済の相談が可能なところも銀行ならではの安心感として選ばれています。
・お申込可能かをお気軽に10秒で診断してみませんか?
借入残高を把握して計画的な利用に役立てよう
利息は借入残高に基づいて発生します。借入残高を把握することは利息を減らすことにもつながるので、紹介した方法を参考にした、定期的な借入残高の確認をおすすめします。
また、借入残高を確認した後は、シミュレーションを使って毎月の返済額や返済期間、返済額に含まれる利息額などを調べると、返済計画が立てやすくなります。定期的にシミュレーションを利用して、計画的な借り入れを心がけましょう。
インターネットでの
新規お申込
インターネットで
24時間いつでも審査お申込可能!
普通預金口座をお持ちの方はお手元の
キャッシュカードでお借り入れできます。