利息とは?
定義や意味、利子・金利との違いを分かりやすく解説
預金や借り入れ等のお金に関する手続を行う際に、「利息」「利子」「金利」といった言葉を耳にすることは多いのではないでしょうか。
よく聞く言葉ではありますが、似たような言葉なので違いを正しく理解できていない方も多いかもしれません。
この記事では、利息や利子、金利をはじめとするお金にまつわる言葉の意味をいくつか挙げ、分かりやすく解説します。
また、今回は「お金を借りる」にフォーカスし、利息の計算方法や返済方法を説明するほか、返済シミュレーションについても紹介していきます。
「利息」って何?【基本知識】
利息とは、お金を借りたことに対する対価として発生する金銭を指す言葉です。
お金の貸借において、借主が貸主へ借りたお金を返済する際に利息の支払いが発生します。
まずは、お金に関する基本的な知識として、「利息」と「利子」の違いや「金利」の意味、「単利」「複利」についてくわしく解説します。
「利息」と「利子」は同じ意味
実は、利子と利息は同じ意味を持つ言葉です。
ただし、利息制限法等の法律用語では「利息」が用いられ、所得税法では「利子税」や「利子所得」のように「利子」が用いられることが一般的です。
「利息(利子)」の利率が「金利」
金利とは、借入金額に対してどれくらいの割合で利息(利子)が発生するのかを表した言葉です。
たとえば、10万円を借りて金利が10%の場合、返済するときは元金の10万円に加えて10%にあたる1万円を利子として支払うことになります。
また、金融機関に預金をする場合は、利息を受け取るのが一般的です。
たとえば、定期預金の場合、100万円を金利0.2%で預け入れると、2,000円の利息がつきます。(※税金は考慮しないものとします。以降の計算においても同様です。)
これを理解しておくことで、「お金を預けるなら金利が高いところ」「お金を借りるなら金利が低いところ」といった判断がしやすくなり、預金先や借入先を選ぶ基準のひとつとして役立つでしょう。
さらに、金利と混同されやすい言葉として「利回り」があります。
利回りとは、投資に対する利益の割合を指す言葉で、利息だけではなく売却損益も含まれます。
一般的には、1年間で得た利益の割合である「年利」を意味することが多いです。
「単利」と「複利」の違い
利息(利子)の形態は、大きく分けて「単利」と「複利」の2種類があります。
意味 | |
---|---|
単利 | 元金に対してのみ利息を計算する |
複利 | 元金に利息を加えた金額に対して、次の利息を計算する |
たとえば、10万円を年3%の金利で5年間預金した場合、単利であれば元金である10万円に対して計算されるため、毎年3,000円の利息を受け取ることになります。
一方、複利であれば、1年目は元金の10万円に対する利息、2年目は元金に1年目の利息を加えた10万3,000円に対して利息が計算されます。
3年目、4年目、5年目も同じく、「元金+利息」で利息が計算されるため、5年間で受け取る金額としては、単利より複利のほうが多くなるのです。
そのため、預金や投資といった貸主としての立場で考えるときは、複利のほうがお金を増やしやすくなりますが、お金を借りる立場で考えるときは、複利よりも単利のほうが、最終的な返済額は少なくなると覚えておきましょう。
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利息(利子)の計算方法【返済シミュレーション】
お金を借りるとなったとき、具体的にいくらの利息(利子)が発生するのか、どのように返済すれば良いのかを事前にシミュレーションしておくことをおすすめします。
ここからは、利息を計算する方法と返済方法について説明します。
①金利を確認する
金利は、金融機関やローン会社が自由に設定できるようになっています。
ただし、利息制限法により金利の上限は貸付額に応じて年15〜20%と決められており、それ以上の金利は違法です。
利息(利子)を計算するにあたって、まずは自分がお金を借りようとしている金融機関やローン会社の金利が、どのように設定されているのかを確認しましょう。
②利息(利子)の計算式
利息(利子)の計算方法には、「アドオン方式」「残債方式」の2種類があります。
計算方法 | 計算式 |
---|---|
アドオン方式 | 最初に借り入れた金額×アドオン利率(金利)×返済回数 |
残債方式 | 借入残高(元金)×利率(金利)×借入期間 |
アドオン方式は、計算が簡単というメリットがあるものの、実際の負担額が分かりにくいというデメリットがあります。
残債方式は、借入残高に対して利息が計算されるため、返済が進むほど支払いの負担を減らせる点がメリットです。
実際に、以下の2パターンを残債方式に当てはめて、利息を計算してみましょう。
<パターン1>
- 借入金額:100万円
- 金利:年14.0%
- 借入期間:7日間
100万円×年14.0%÷365日×7日間=2,684.9315…円
よって、利息は2,684円となります。
<パターン2>
- 借入金額:300万円
- 金利:年8.0%
- 借入期間:30日間
300万円×8.0%÷365日×30日間=19,726.027…円
よって、利息は19,726円となります。
このような計算を自身で行うのもひとつの方法ですが、たとえば三井住友銀行のカードローンでは、ホームページ内で返済シミュレーションを行うこともできます。
利息や返済額が気になる方は、カードローン返済シミュレーションをぜひご活用ください。
③返済方法
返済方法としては、「一括返済」「元利均等方式」「元金均等方式」があります。
それぞれの特徴とメリット・デメリットは次の通りです。
返済方法 | 特徴 | メリット | デメリット |
---|---|---|---|
一括返済 |
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元利均等方式 |
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元金均等方式 |
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お金を借りるなら利息(利子)の負担が少ないところを選ぼう
利息(利子)とは、お金の貸借をする際に、借主が貸主に対して支払う対価のことです。
金融機関にお金を預けるなら金利は高いほうが良いですが、お金を借りるときはできるだけ金利の低い借入先を選ぶほうが返済の負担は少なくなります。
利息の負担を抑えるなら、消費者金融と比べて上限金利が低めの銀行カードローンがおすすめです。
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