出費がかさむ原因はどこにある?
急な出費の具体例や対処法を解説
1年のうち、子どもの入学や大型連休、七五三やクリスマスといったイベントがある時期は、特に出費が多くなりがちです。
加えて、冠婚葬祭や家・車の修繕費、病気や怪我の治療費等、想定していなかった出費が発生するシーンも数多くあります。
そのようなイベントと突発的な出費が重なった際に、しっかりとした備えがないと生活に影響が出てしまうかもしれません。
この記事では、出費がかさむ主な原因や、お金がかかる時期の具体例と大体の金額、急な出費が発生したときの対処方法について解説します。
出費がかさむのはなぜ?よくある3つの原因
「出費がかさむ」とは、特定の物事に対して支払う金銭の額が大きくなり、普段よりも支出が多い状態を指します。
そのような状態に陥る原因としては、主に以下の3つが挙げられます。
お金の管理ができていない
「自分が何にお金を使っているのかを細かく把握できている」という方は意外と少ないです。
たとえば、毎月の住宅ローンの返済、ガソリン代や駐車場代といった車の維持費、子どもの習い事や家族のスマホ代等、何にいくら支払っているのかを把握していないと、気付かないうちに「お金が足りない」といったことになりかねません。
また、加入したことすら忘れてしまっているような、使用していない定額制サービス(サブスクリプション)に料金を支払い続けていないか等にも注意が必要です。
家計簿アプリを使うなど、毎月何にどれくらいのお金を使っているのか「見える化」するようにしてみましょう。
無駄遣いをしている
贅沢をしているつもりはなくても、毎日コンビニに寄ってお菓子やジュースを買ったり、セールにつられて不要な買い物をしたりと、小さな無駄遣いの積み重ねによる出費も見過ごせません。
「頑張ったご褒美」「ストレス発散」というように、何気なくお金を使っていると出費がかさんでいく原因になります。
買う前に必ず、それは本当に必要なものなのか落ち着いて考えるようにしたり、あらかじめ「ご褒美として使うお金」は分けておいたりと、無駄遣いをなくす努力が必要です。
収入に見合った生活をしていない
家計を支える世帯収入は、ライフイベントによって変わります。
たとえば、転職によって年収が下がったり、子育て中はどちらかひとりの収入に頼らざるを得なかったりすると、世帯収入が一時的に下がることも珍しくありません。
収入が減ったのであれば、その分生活費を見直す必要があります。
支出に優先順位を付けて、収入の範囲内で暮らすことを心掛けましょう。
出費がかさむ時期・急な出費の具体例
冒頭でも紹介したように、1年の間には何かと出費がかさむ時期がある上、思いがけない出来事によって急な出費が発生することも考えられます。
続いては、出費がかさむ時期と金額の目安、急な出費の具体例をいくつか紹介します。
入学・新学期【4月】
入学や新学期を迎える4月には、新生活に向けた準備のために、まとまったお金が必要になります。
公立の小・中学校に入学する場合でも、ランドセルや文房具、制服や体操服等を購入する必要があるため、これらを準備するのに約40,000〜60,000円かかると見積もっておくと良いでしょう。(「令和3年度 子供の学習費調査」より「学校種別の学習費」参照)
なお、受験料が発生する学校もあるため、その場合は2〜3月から出費がかさむことになります。
高校からは受験料や入学金、授業料も必要となり、文部科学省の「令和3年度 子供の学習費調査」によれば、公立高校の場合は年間68,263円、私立高校だと360,278円はかかるとされています。
また、4月は学生だけでなく新生活が始まる社会人にとってもお金が必要になる時期です。
新社会人になる方は、スーツや靴、腕時計、名刺入れ等の購入で、100,000円程度はかかると考えておきましょう。
ひとり暮らしをするのであれば、アパート等を借りる際の初期費用や家具の購入費用も用意しておく必要があります。
もちろん新社会人に限らず、春は転勤や転職など変化の多い時期でもあるので、引っ越しや家電・洋服の購入意欲も高まる傾向にあり、1年の中でも特に出費がかさむ季節と言えるでしょう。
大型連休【5月・8月・年末年始】
学校や会社が休みになる大型連休は、家族で帰省や旅行を楽しむという家庭も多いのではないでしょうか。
新幹線や飛行機などの交通費に加え、長期滞在の場合はホテルや旅館の宿泊費もかかります。
出かけない場合でも、家にいる時間が長くなることで普段よりも光熱費が増えたり、年末年始であれば、忘年会や新年会などで出費がかさんだりする可能性があります。
税金の支払い【5月・6月】
5月と6月は、固定資産税や自動車税等の支払いが必要な時期です。
固定資産税とは、所有する戸建て住宅、マンション等の資産に対してかかる税金で、資産の評価額によって支払う金額は変わります。
自動車税は排気量等に応じて決められるもので、自家用車の場合は25,000〜110,000円(2022年12月時点)となっています。
子どものイベント【3月・5月・11月】
3月と5月と11月は、初節句や七五三といった子どものイベントがあります。
初節句では、雛人形や五月人形の購入、七五三では神社への初穂料や着物レンタル費、写真撮影等の費用がかかります。
そのほかにも、誕生日やクリスマス等も出費がかさむ時期だと言えるでしょう。
冠婚葬祭【突発】
急な出費の代表例となるのが、お祝いや弔事の際の香典です。
相手との関係性により金額は異なりますが、結婚式では祝儀として30,000円以上、葬式では香典として3,000円以上は必要になるのというのが目安になります。
家や車の修繕費【突発】
予想することができない家や車の故障にかかる修繕費も、突発的に発生する出費のひとつです。
修繕の内容によっては数十万円以上かかる場合もあり、負担が大きくなります。
また、修繕費以外にも、車を維持するためには車検代も必要です。
人によって時期は異なりますが、あらかじめ準備しておくと良いでしょう。
医療費【突発】
病気や怪我も予測できることではないため、医療費も突発的に発生する出費となります。
たとえば、入院となった場合にかかる1日の平均自己負担額は23,300円程度※です。
保険に入っていれば補える部分もありますが、場合によっては自己負担が増える可能性もあります。
- ※参照元:公益財団法人 生命保険文化センター「1日あたりの入院費用(自己負担額)はどれくらい?」
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急な出費が発生したときの対処法
ここからは、急な出費でどうしてもお金が足りないときの対処法を紹介します。
不用品の売却や単発アルバイト等で収入を増やす
急な出費でお金が足りない場合、リサイクルショップやフリマアプリで不用品を売却したり、短期や単発のアルバイトをしたりして、収入を増やす方法を考えてみましょう。
即日払いのアルバイトであれば、すぐにお金を受け取ることが可能です。
キャッシングやカードローンでお金を借りる
キャッシングやカードローンで一時的にお金を借りるという方法もあります。
たとえば、三井住友銀行のカードローンなら年会費は無料で、金利は年1.5〜14.5%です。全国の当行・提携コンビニATMで24時間いつでも借り入れと返済が可能です。また、普段ご利用の銀行口座へのお振込によるお借り入れや、インターネットバンキングを利用したご返済をすることで、カードレス(※1)でのご利用もいただけます。
カードレスでのご利用方法について、くわしくはこちら
ほかにも、公的融資制度を利用して国からお金を借りられる場合もあります。
くわしくは以下の記事で解説していますので、ぜひ参考にしてみてください。
関連記事:お金がない!どう乗り切る?やるべき対処法と滞納など注意点も紹介
- ※1カードレスの場合、ATMはご利用いただけません。
無駄な出費をなくして貯金しよう
そもそも、お金が支払えない状態に陥る前に、急な出費に備えて貯金しておくことが大切です。
ここからは、今すぐ始められる貯金の方法を紹介します。
家計簿をつける
前半でも触れましたが、自分の経済状況をきちんと知るために家計簿をつけるのがおすすめです。
お金の流れを正確に把握することで収支の改善点が見つかり、無駄遣いを減らせるかもしれません。
お金の使い道を決める
「食費は○○円」「被服費は○○円」というように、お金の使い道を決めて1ヵ月あたりの各費用の上限金額を設定しておくことも大切です。
上限金額の範囲内で買い物をしなければならないとなれば、本当に必要なものかどうかを吟味する習慣が身に付き、無駄遣いを削減することにつながるでしょう。
また、確実に貯金をするには、給与やボーナスから決まった金額を積み立てておくのも有効です。
固定費を見直す
貯金するためには、電力会社やガス会社の切替、保険やスマホの料金プランの変更等、固定費の見直しを行うと良いでしょう。
電力自由化によって、電気とガスをセットにしたお得なプランも登場しています。仮に毎月1,000円安くできたとすれば、年間で12,000円も浮くことになります。
また、先ほども挙げたように、使用頻度が低いサブスクリプションは解約することも検討してみてください。
急な出費でお金が足りないときの注意点
急な出費でお金が足りなくなったとしても、賃金業として登録されていない違法業者を利用したり、SNSを通じて個人間でお金の貸し借りをしたりするのは危険です。
法外に高額の利息が設定されていたり、個人情報が悪用される可能性もあるため、安易に利用しないようにしてください。
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また、計画的なご利用やご返済の相談が可能なところも銀行ならではの安心感として選ばれています。
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急な出費に備えるには計画的な貯蓄が重要
今回は、出費がかさむ原因やお金がかかる時期、急にお金が必要になったときの対処方法について紹介しました。
出費がかさむイベントや突発的な出費があることを見越して、日頃から計画的に貯蓄しておくことが大切です。
それでもさまざまな出来事が重なり、出費が増えてお金が足りなくなったときのために、プラスαの備えとしてカードローンの活用も視野に入れてみてはいかがでしょうか。
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カードレスでのご利用方法について、くわしくはこちら
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